櫻井翔、「大病院占拠」の続編「XXX占拠」制作決定に「うそだろ!(笑)」2023/11/24
櫻井翔が、日本テレビ系で2024年1月スタートする連続ドラマ「XXX占拠」(土曜午後10:00、開始日未定)で主演を務めることが分かった。同作は、今年1月期に同局で放送された「大病院占拠」の続編となる。タイトルの「XXX」部分に隠された、次なる占拠の舞台は、後日情報解禁される予定だ。
「大病院占拠」は、日本が誇る大病院が、鬼の面をかぶった謎の武装集団によって占拠され、主人公である休職中の捜査官・武蔵三郎(櫻井)が、人質を救うため犯人に立ち向かっていくストーリー。犯人の正体や占拠の目的など、物語が進むにつれて、隠された真実が次々に明かされ、「大どんでん返しの展開から一瞬たりとも目が離せない」と世の中に大旋風を巻き起こした。鬼役を演じているキャスト陣がオンエア中に徐々に明かされていく模様も話題となった。
そして、「XXX占拠」で、“最悪な1日”が再び始まる。今度は、神奈川県内の某所で、再び大規模な占拠事件が発生。犯人はまたしても顔を面で隠した武装集団だ。巻き込まれたのは、複数の人質と武蔵。彼に与えられた期限はわずか1日。果たして次なる舞台は? 新たな敵の正体とは?
2019・21年に、声も出せないほどの衝撃をもたらしたサスペンスドラマ「ボイス 110緊急指令室」、そして、2023年の「大病院占拠」の制作チームが再び結集。プロデューサーは、「ボイス 110緊急指令室」「レッドアイズ 監視捜査班」「パンドラの果実」「大病院占拠」と数々の警察ドラマを手掛けてきた尾上貴洋氏、「ボイス110 緊急指令室」「未満警察 ミッドナイトランナー」「逃亡医F」「大病院占拠」(すべて日本テレビ系)などを手掛けてきた大谷太郎氏が演出を担当する。完全オリジナルのタイムリミット・バトル・サスペンスが幕を開ける。
櫻井が演じる武蔵は、神奈川県警捜査一課強行犯係刑事で警部補。1年前に自身の家族を巻き込んだ「大病院占拠」事件を解決に導く。妻子との別居状態を解消し、3人で仲むつまじく暮らしている。正義感が強い熱血漢であり、刑事としては圧倒的な推理力と、時にはルールを破ってでも真実に迫る行動力のある人物だ。一見冷静だが、間違っていると思った時は、目上の人間であろうとかみつく。「XXX占拠」で新たな占拠事件に巻き込まれ、新たな仲間と共に捜査に当たる。
「大病院占拠」続編の決定と出演オファーを受けた時の心境を、櫻井は「『うそだろ!』と思いました(笑)。『うれしいうそだろ!』ですね」と、武蔵の口癖を交えてコメント。前作のラストシーンが続きをにおわせる終わり方だったことから、「出演者たちの間では『もしかしたら…』とザワザワしていましたが、前作からわずか1年と、こんなにも早く続編のお話がいただけるとは思っていなかったので、とても驚きました。同じ作品を、1年後に同じ1月クールで放送するというのはあまり例がないみたいなので、僕も周囲も驚いています」と、喜びの表情を見せる。
銃撃戦やアクションなど、鬼たちとの激しい戦いも話題となった「大病院占拠」だが、放送時の反響に関しては「敵は鬼の面をかぶった武装集団で、人が撃たれるシーンなどもあったので、『子どもたちが怖がるかな』と思っていたのですが、むしろ、小さなお子さんが楽しみにしてくださっていたのがすごくうれしかったです。また、多くの方がリアルタイムでご覧くださったので、リアルタイムでの反応がすごく多くて。放送と並行して撮影していたので、現場的にも励みになりましたし、意外な反応も多くてありがたかったです」と振り返る。
続編となる「XXX占拠」は、「前作より一層過激で、激しさを増しているというか。自分の立場でいうと、より大変な役どころになっています。あとは、登場人物がとても多いので、この台本が映像になった時に、より多層的というか、いろんな視点でさまざまな出来事が同時多発的に起こっていく状況を楽しんでいただけるのでは、と思います」と、スケールアップしていることを予告。
加えて「武蔵は、毎回毎回いろんな目に遭って、大変な出来事に巻き込まれていくので、スポーツ観戦みたいに『武蔵、頑張れ!』と応援してもらいながらご覧いただけたらうれしいです。次々と起こる大変な事態に、武蔵がどう立ち向かっていくのか、力強く前に進んでいく武蔵を見ていただきたいです」と意気込んでいる。
1日の出来事が10話を通して描かれるが、「前作の放送で思いましたが、6話、7話くらいの時に(状況としては明け方だから)、『みんな眠くならないのかな?』と思っていました(笑)。今回も、毎話『〇〇まであと何分』と緊張感あふれる展開が続いていくので、ハラハラドキドキしながら、スリルを楽しんでもらえたらと思っています」とアピール。
また、まだ解禁されていない、今回の占拠の舞台となる場所についてのヒントを「個人的には結構好きな場所で、どちらかというとワクワクして、楽しみが膨らんでいくような場所」と回答。「前作『大病院占拠』よりも事件のスケールが大きくなっているので、舞台も楽しみにしていただけたら」と述べた。さらに、解禁されたビジュアルで武蔵の背景に潜む、新たな敵について、「今回対峙(たいじ)する新たな敵が、一体どんな目的を持っているのかも、物語の大きなポイントになると思います」と明かしている。
さらに、アクションシーンの撮影に向けては、「とにかく練習しかないと思っているので、今後、相手役の方との練習を積み重ねていきたいと思っています」と意欲的で、「役づくりとしては、今回は続編でもあるので、前回の武蔵がどんなキャラクターだったのかをあらためて思い出し、チューニングを合わせています。前作を見たり、武蔵の衣装に身を包んだりして、徐々に武蔵へと整えているところです」と、撮影を前に気持ちを高めている。
解禁されたビジュアルの顔の傷や服の汚れなども、戦う武蔵ならでは。「既に結構汚れていますけど、まだ1話の状態なんですよ(笑)。このままだと、2話ではすすにまみれているのではと…。最終話の衣装は布切れ1枚になっているのではと…少し恐れを感じています(笑)」と、今後の展開に戦々恐々としている様子。
作品には前作と同じスタッフが集結するということで、「前作と同じチームで、同じスタッフが多いので、同じ空気感で今回も撮影に臨めるのが楽しみです。あとは、前作の時にびっくりしたことがあって。全員マスクをつけて撮影していたのですが、最後の集合写真だけ一瞬マスクを外して写真を撮りまして。その写真を見たら、『え! この人、こんな顔だったの!?』と、2カ月以上一緒に過ごしてきたにもかかわらず、印象がだいぶ変わる人がいて結構驚きました(笑)」と、コロナ禍ならではのエピソードを伝えた。
そして、あらためて「1年ぶりに、とある場所が占拠される事件が起きます。今回も、幅広い世代に楽しんでもらえる作品になると思いますし、リアルタイムでハラハラとスリルを感じながら楽しんでもらえたらと思っています。あとは、まだ解禁されていない、今回対峙する新たな敵が、一体どんな目的を持っているのかも、物語の大きなポイントになると思います」と語った。
ドラマを手掛ける尾上プロデューサーは、今回の続編決定について「『大病院占拠』を撮影している頃から続編のことを考えていたのですが、武蔵三郎は大病院で相当大変な目に遭ったので、ゆっくり休んでもらおうと思っていました。が、そうはいきませんでした」と切り出し、「舞台もスケールも一層大きくなった『占拠事件』が再び発生します。今回も時間に追われながら、体力的にも精神的にもかなり追い込まれる“壮絶な戦い”が待っています。武蔵、ずっと傷だらけです」と激しい展開をうかがわせつつ、「今作は、個性的な仲間たちと武装集団との総力戦でもありますので、ぜひ『スポーツの日本代表戦』のように、みんなでワイワイ言いながら、あるいは1人でじっくり考察しながら、いろんな形で『観戦』していただきたいなと思っております」と呼び掛けた。
ドラマを盛り上げる豪華キャスト陣は追って情報解禁の予定。「大病院占拠」に出演していたキャラクターたちの出演はあるのか? 1年後の姿とは? そして、新たな占拠事件に巻き込まれてしまう武蔵と共に捜査する新たなメンバーも大いに気になるところだ。
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