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「ブギウギ」でスズ子の下宿先の主人・チズを演じるふせえり、「吾郎さんのご飯はちゃんと関東の味付けになっています」2023/11/17

「ブギウギ」でスズ子の下宿先の主人・チズを演じるふせえり、「吾郎さんのご飯はちゃんと関東の味付けになっています」

 NHK総合ほかで放送中の連続テレビ小説「ブギウギ」。大正の終わりごろ、大阪の下町にある小さな銭湯の看板娘で、歌って踊るのが大好きな天真らんまんな女の子・花田鈴子が、小学校を卒業し歌劇団に入団。さまざまな困難に見舞われながらも大スター歌手への階段を駆け上がっていく物語だ。そんなヒロイン・福来スズ子(趣里)の下宿先の主人・小村チズ役のふせえりが、役柄への思いや作品の見どころを語った。

 ふせは自身の演じる役柄を「台本をいただいて見たらセリフがいっぱいあって、これ大変だなと思いました。でも楽しみでもありました。チズの下宿は、来るものを拒まず、来たら全員が家族というようなイメージで、とてもオープンです。チズと吾郎さん(隈本晃俊)には揺るぎない愛情があって、だから他の人にも愛情を注ぐことができるんだと思うし、そんなおせっかいができるいい時代なんだと思います。今なら、下宿のおばさんと一緒にご飯を食べるなんて若い人は嫌がるでしょう。チズの役割はスズ子にとって“東京のおうち”であって、そこで見守るということだと思っています」と分析。

 スズ子と秋山美月を演じる趣里と伊原六花の印象を問われると、「お二人ともすごく爽やかです。趣里さんは役に入り込みすぎないで演じている印象で、それがいいなと思いました。あまりどっぷりと入り込むのではなく、“趣里さん目線”のスズ子を演じています。伊原さんは、かつて“バブリーダンス”を見ていて、面白いことを真剣にやっている姿が印象に残っていました。実際にお会いしてもその印象の通りで、真剣に表現するというか、心でお芝居なさっています」とコメント。

 さらに、印象的だった撮影については「秋山さんと吾郎さんが相撲を取ったシーンが印象に残っています。相撲を取る様子を見て、ワーッと言いながら盛り上がり、本当に娘たちと楽しんでいるようでした。秋山さんはその後にすぐ大阪に帰ってしまいますが、スズ子たちと本当に打ち解けられたようなシーンになりました。ご飯を食べるシーンも多く、印象に残っています。ドラマの設定では吾郎さんがいつも作ってくれていますが、このご飯がスズ子の原動力になっていると思います。ご飯が本当においしくて、しかもちゃんと関東の味付けになっています。撮影が終わっても、本当においしいからみんなで食べています(笑)」と振り返った。

「ブギウギ」でスズ子の下宿先の主人・チズを演じるふせえり、「吾郎さんのご飯はちゃんと関東の味付けになっています」

 最後に、視聴者に向けて「スズ子は東京に来てからもいろいろありますが、それでもこの“東京のおうち”があったから歌っていける、頑張っていけるんだと思っています。下宿屋に帰ってくるとスズ子の本音が出たりしますが、視聴者の皆さんにとってもほっとできる場所であったらいいなと思います」と呼び掛けた。

【番組情報】

連続テレビ小説「ブギウギ」
NHK総合
月~土曜 午前8:00~8:15ほか ※土曜は1週間の振り返り
NHK BSプレミアム・NHK BS4K
月〜金曜 午前7:30〜7:45ほか

NHK担当/kizuka



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