ファン・チヨル【インタビュー】OSTコンサートで6年ぶりの日本公演登場!「日本で4万歩歩きました」2023/11/20
10月31日に東京で開催されたOST(オリジナルサウンドトラック)コンサート「韓流20周年記念 Drama Original Sounds Korea 2023」に出演するために来日したファン・チヨルにインタビュー!
ファン・チヨルは2007年に韓国でデビューし、15年に放送された「君の声が見える」「不朽の名曲2」といった音楽バラエティー番組に出演し、その圧倒的な歌唱力と感情表現で視聴者を魅了。一躍トップスターの仲間入りを果たした。親しみのあるトークとコメディセンスも光ってバラエティー番組でもひっぱりだこの人気者だ。日本では、ドラマ「恋人」「雲が描いた月明かり」のOST曲がなじみ深い。今回は、6年ぶりに日本のステージに立つことになった。そのイベントが始まる前、短い時間だが楽屋で話を聞くことができた。
――日本での公演は久しぶりですが、実際に日本に来てみていかがですか?
「一昨日来たのですが、あちこち見て回って楽しかったです。新宿から原宿、表参道、渋谷をめぐって、2日間で4万歩くらい歩きました(笑)。景色を見ながら、おいしいものも食べて楽しみましたね」
――日本のファンに対するイメージなどはありますか?
「どこの国の人も、僕のファンはとても優しくて親切で、逆に僕がそういうところを見習っています。僕のファンは本当に最高なんですよ!」
――チヨルさんご自身がとてもファンに優しいからですよね。
「いや〜、ありがとうございます!(笑)」
――今回はご自身の曲を歌う時と、番組などで往年の歌手の曲を歌う時や、OSTの曲を歌う時で、歌い方のアプローチは違いますか?
「番組で歌う時は、自分なりにアレンジを加えてみたり、『勝たなきゃ』という競争心が入るんですが、OSTを歌う時はドラマ全体の背景を読み込んで、もっと曲に対して忠実に歌おうという姿勢で臨んでいますね。ドラマのそのシーンを思い浮かべる感じで、その歌を聴くことによって、ドラマのシーンを思い起こせるように歌うようにしています。劇中の主人公がどのように感じているのか、そのシーンでどのように演技をしているのか、といったことを意識しています」
――たくさんのOSTに参加されていますが、印象深い1曲を挙げるとしたらどの曲でしょうか?
「『恋人』というドラマの『告解』という曲です。僕のアルバムが出る前に収録した歌であり、ある意味、僕の歌手の人生の中で最初の曲とも言えるので意味があります。僕は無名の時代が長かったんですが、その曲が、僕が有名になるきっかけになったんです。この曲のおかげで今の僕があるといえるので、やはり一番印象に残りますね」
――無名時代が長いとのことですが、チヨルさんはいつも笑顔で前向きの方という印象。メンタルを強く保つ秘訣(ひけつ)などはあるのでしょうか?
「泣けないですからね〜(笑)。みんなから見ると、無名時代っていうのは大変そうだなって思うかもしれないですが、僕にとっては音楽が好きで始めたことなので、つらいとは思っていなかったんです。その時期は自分をつくる土台だったのでとても幸せだったと思います。その時があったからこそ今の自分があります」
――最近の活動では、アルバム「GIFT」を発表されましたが、制作過程で印象的だったことはありますか?
「アルバムのタイトルが『GIFT』なので、ファンの皆さんに何かギフトになるものを渡したいと思って、そのアルバムの中に紙で組み立ててつくるもの(紙のモビール)を入れたんですが、それが一番印象的で面白かったですね」
――ところで、最近誰かに「GIFT」を送りましたか?
「今日コンサートが終わったら『ドン・キホーテ』に行って友達に買って帰らないと。韓国で待っている友達のために、お菓子、湿布、サプリメント…全部買います!(笑)」
――チヨルさんのアルバムの中には、ダンス曲など明るい歌もあります。ライブではパク・チユンさんの「成人式」を赤いツーピースを着て踊ったりもされていますよね。
「(びっくりした顔をして)まさか、こんなところにまで知られているとは! 本当に恥ずかしいですね(爆笑)。いやぁ、あれはファンのためのイベントですよ。コンサートの時、誰かが撮影してインターネットに載せたことがきっかけで偶然にも話題になりました」
――ダンスも上手にされますが、健康のために気を付けていることは何かありますか?
「毎日ジムに通って運動するのが一番いいですよ! 運動していたら体力は大丈夫です!」
――毎日ですか…。
「僕はあえて苦しく生きるタイプですね(笑)」
――ボイストレーナーをやっていたこともあるそうですが、うまく歌うコツなどありましたら教えてください。
「秘訣? 毎日毎日歌うことですよ。本当に好きであれば遅くても上達すると思います」
――毎日歌ってもチヨルさんのようには歌えないと思いますが…(笑)。
「長くかかったとしても、毎日練習することが大事です。(日本語で)ガンバッテクダサイ!(笑)」
――ではデビューを目標に頑張ります(笑)。
「アハハ! デビューする時は花束を持っていきますよ!(笑)」
――短編映画「同行」で初演技にも挑戦されたそうですが、演技についてはいかがでしたか?
「本当に面白いですね。ステージに立つ時は1人でやっているので、ドラマや映画の時は、いろんな人がいるのでそれが面白かったですね。難しいからこそ面白いと思います」
――やってみたい役などはありますか?
「役をいただけるなら、なんでも…(笑)。自分が持っているイメージとは正反対のものをやってみたいですね。悪党とか。僕のイメージが悪党だったりして!(爆笑)」
――最後に、ファンの皆さんへメッセージをお願いします。
「こうやってお会いできてうれしいですし、これからももっといい姿をお見せして、いつも応援してもらえるように、すべてのファンの皆さんと面白くてすてきな思い出を一緒につくっていけるように最善を尽くします。よろしくお願いします!」
この後に行われたOSTコンサートでは、トリで登場し大歓声で迎えられたファン・チヨル。「告解」(ドラマ「恋人」)、「会いたくて(Lee Young Ver.)」(ドラマ「雲が描いた月明かり」より)、「A Daily Song」(オリジナル曲)の3曲を熱唱し、会場中に響き渡る迫力の歌声で観客を圧倒した。
トークでは「普通は1日前に(日本に)来るのに僕は3日前に来て、あちこち行って4万歩歩いた。浅草寺で煙を浴びておみくじで大吉も引いた」などと話して、笑いを取っていた。
最後の曲の途中からは、客席の通路に下りて歌いながら、観客の携帯電話のカメラで一緒に写真を撮ったりと大サービスも。何人ものファンと記念写真を撮りながら歌っている姿は、ファンを大事にするという彼の姿勢が伝わってきた。会場は大盛り上がりで、観客は笑顔で惜しみない拍手を送っていた。冬のアルバムを準備中だというファン・チヨル。また新しい姿で会えるのを楽しみに待ちたい。
「韓流20周年記念 Drama Original Sounds Korea 2023」
10月31日に、「冬のソナタ」が日本で放送されてから20年を迎えた“韓流20周年”を記念してOSTコンサート「韓流20周年記念 Drama Original Sounds Korea 2023」が、東京・すみだトリフォニーホールで開催された。出演者は、ファン・チヨル、JKキム・ドンウク、ZERO、Sanha、ハジン、イ・ソンジョンといった面々。バックスクリーンにはドラマの名場面が大きく映し出され、観客はドラマの世界観に浸りながら名曲の数々に酔いしれた。
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