大泉洋、 Stray Kids、Mrs. GREEN APPLEら登場! ライブストリーミング配信後の「NHK紅白歌合戦」取材会リポート2023/11/15
12月31日にNHKで放送される「第74回NHK紅白歌合戦」(午後7:20)の出場者発表会見がNHKホールで行われ、初出場となる13組の中から、ano、伊藤蘭、MISAMO、大泉洋、キタニタツヤ、Stray Kids、MAN WITH A MISSION、Mrs. GREEN APPLEの8組が会見に登場。そのほか、新しい学校のリーダーズ、Ado、すとぷり、SEVENTEEN、10-FEETが初出場を決め、ライブストリーミング配信後に行われた取材会では、8組のアーティストがそれぞれの思いを語った。
最初に登壇したのは、昨年まで3年連続で「紅白歌合戦」の司会を務めていた大泉。緊張した面持ちで取材陣の前に現れた大泉は、現段階のプランを聞かれ、「誰よりも『紅白』への愛情が深いと思っております。『紅白』スタッフの皆さんには、『なんでもやります。一からすべて協力したい』とお伝えしましたので、私が自分の歌を全力で歌わせていただくのはもちろんでございますけども、ほかに私がやれることがございましたら何でもして、この『紅白歌合戦』を盛り上げていきたい。もし、やっぱり司会をしてほしいということであれば、それも辞さないということをお伝えいたしました」と、熱い思いを告白。続けて、司会を務める有吉弘行のサポートをする可能性を問われ、「始まったらずっとそこ(舞台の下手)にいてもいいと思っています。出番が来たら歌いますけどね。なんでもするということはお伝えしています」と力を込めた。
オファーが来た時の心境として「今年の『紅白歌合戦』に歌手として出させていただけるとは本当に思っておりませんでしたので、『紅白』のお呼びがかかりましたと聞いた時には、本当に驚きました。飛行機のチケットをあらためなきゃいけないところでございます。今年は、娘も久しぶりに札幌で迎えられる年末を楽しみにしていましたので、果たして本当に家族が喜んでくれるのか若干不安です。いつか『紅白』に歌手として出たいというのは私の夢でございましたので、それがまさかかなうとは思っておりませんでしたし、3年司会をやって、その次の年に歌手として初出場というのも、大変私らしいなと思っています。先ほど、MCが使う楽屋で待機させていただいていて、『懐かしいな』なんて思いながらも、『本番はここじゃないんだな。おそらく相当遠い楽屋にいるんだろうな』といろいろ感慨深く思っておりました」と、家族の心境やこれまでの「紅白歌合戦」に思いを巡らせていた。
さらに、歌合戦であることから、紅組のライバルを尋ねられ、「どのタイミングで歌うかを聞いておりませんが、もし対戦できるのであれば、さゆりさんの胸をお借りしたいなという気持ちはございます」と、今回の歌手の中で46回という出場最多を誇る石川さゆりを指名。
大泉の地元・北海道のファンへのコメントを求められ、「今年は私が司会ではないということでございまして、中には『ああ、そうか』と寂しく思った方がいらっしゃったかもしれませんが、大逆転で歌手として出場することになりました。北海道の皆さん、また今年も緊張する大みそかがやってまいります。どうぞ皆さん、手に汗握って私の出場をお待ちいただければ思っております。『紅白』の司会も大変緊張しましたが、歌手として出させていただくのは初めてでございますので、ひょっとしたら、歌を間違う可能性もございます。どうぞ北海道の皆さま、油断なさらずに、緊張して私を応援していただければと思っております。北海道の皆さま、今年もすいません」と、道民へメッセージを送った。
次に登場したのは、MISAMO。SANAは「TWICEとして出場させていただいた時も、とても光栄なことだと思いながら、毎回出演していたのですが、今回はMISAMOがユニットを組んだこの年に、『紅白歌合戦』で私たちのパフォーマンスをお見せできることができて、大変光栄に思います。出場が決まったという話は、グループトークで話を聞いて、各自メッセージを送りながら、うれしい気持ちを交わしました」と、9人組多国籍ガールズグループ・TWICEとしての出場経験を語りつつ、喜び合ったことを明かした。
その後、事務所の後輩であるStray Kidsへのアドバイスを求められ、MOMOが「MISAMOとしては初出場なので、私たちもすごく緊張するんですが、Stray Kidsのみんなは本当に初めてなので、すごく緊張すると思います。ただただ楽しんでもらいたいです。かっこいいパフォーマンスを見せてくれると思うので、楽しみにしています」とエールを送り、自分たちのステージについては、MINAが「どの曲でどんなパフォーマンスになるのかはまだ正確には分かっていないですが、皆さんにすてきなステージをお見せできると思うので、ぜひ期待していてください」と見応えのあるパフォーマンスを約束した。
韓国の8人組男性アイドルグループ・Stray Kidsは、アピールポイントを問われ、スンミンが「僕たち8人が持つ魅力はそれぞれ異なるんですけれども、この会場で非常に緊張しますし、ドキドキしていますが、できる限りいいフォーマンスをお見せしたいと思っています。皆さんには温かく見守っていただけたらうれしいです」と笑顔で答えた。
また、出場決定の知らせを受けた時について、バンチャンが「昨日の夜に、音楽番組の撮影の収録を終えて、この知らせを聞きました。本当にびっくりしましたし、光栄に思いながら日本に駆けつけたんです」と前日に聞いて驚いたと話し、「本当に素晴らしいアーティストの皆さまと今回同じステージに立てるということで、とても幸せですし、本当にうれしく思っております。すべてのアーティストの皆さんのことがとても楽しみです」と、期待に胸を膨らませていた。
今年、さまざまな場で活躍したanoは、「紅白」初出場を伝えたい相手を尋ねられ、「亡くなったおじいちゃん、おばあちゃんに伝えたいです。老若男女が見る歴史ある番組なので、おばあちゃんがうれしいと喜ぶかなと思ったので」と亡くなった祖父母へ思いをはせ、「紅白」のイメージとして「毎回、アーティストさんやそのグループでパフォーマンスするのも、見ていて楽しいんですけど、いろんなアーティストさん同士でパフォーマンスをして、みんなで盛り上げているのは『紅白』ならではの演出だと思うので、それは印象に残っています」と回答。
あらためて出場が決まった時の気持ちは「信じられない感情が強かったです。今日の移動車で音ゲーしている時に伝えられて、スコアが思わず止まってしまい、いい結果は出なかったんです。ゲームが止まってしまうぐらいの驚きと喜びがこみ上げました」と、相当の衝撃を受けていたそう。そして、さまざまな大御所と共演していることから、特に今回の「紅白」で楽しみにしている人を聞かれ、「司会の有吉(弘行)さんは、今年もバラエティー番組を一緒にやらせてもらって。最近やたら夢に有吉さんが出てきて、夢の中では、ゾンビに有吉さんと僕が食われているんですよ。なので、生存して、しっかり『紅白』でお会いできるのを楽しみしています」とanoらしい表現で語った。
46年ぶりに「紅白」のステージとなる伊藤は、「今日は家族とはすれ違いで会っていませんので、(娘の)趣里からメールで『頑張って』という言葉をもらいました。夫(水谷豊)とは話していないです。ミキさん(キャンディーズのメンバー・藤村美樹)はこれから報告します」と笑顔で答え、キャンディーズ以来のステージになることに対して、「キャンディーズは、NHKで作っていただいたグループなので、何年もの間、『レッツゴーヤング』などの番組でこのステージに出させていただいて、戻って来たなという感じがいたします。当時は3人で心強かったこともあり、今回は1人ですが、『心の中では、いつも3人いる』という気持ちでおります」と、キャンディーズ時代も振り返った。
また、同じく初出場の大泉について、「全然知らなかったんですけれど、さっき会った瞬間に緊張が一気にほぐれてしまって。大泉さん、どんな歌を歌われるのかな、とってもお上手なので、それもすごく楽しみだというお話をしたんですけれども。気持ちが安らぎました」と発表前の舞台裏での出来事を話した。
アニメ「呪術廻戦」のオープニング曲などで注目を集めたキタニは、初出場について「今朝知らされただけなんですけど、その時は本当に『運がよかったな』とか、『自分って幸運なアーティストなんだな』とシンプルに思いました。僕の音楽とかをまだ知らない方が多いと思うので、この『紅白歌合戦』という場の一部をお借りして、僕の音楽を一部だけでも知っていただけることがすごく楽しみです」と、大舞台への期待を寄せた。
その後、ストリーミング配信中に笑っていた理由を問われ、「自分のあいさつのタイミングで笑ってしまって大変失礼しました。『本物の大泉洋さんがいる!』って、テンション上がったのと、めちゃくちゃ緊張していて。緊張と弛緩ってあるじゃないですか。そのリズムを作られて、緩んだ瞬間に止まらなくなってしまいました。申し訳ないです。でも、ちゃんと言いたいことは言っていたので、よかったなと思っています」と、笑いを止められなかったと謝罪。
続けて、「実は『紅白歌合戦』を今回初めて見る、というか出さしていただくんです。年末にテレビを家で見る習慣がない家庭で育ったので、お参りに早くから行って並んでいるとか、旅行に行っているとか、自分が音楽好きになってからは、しょっちゅう年末の音楽フェスに行って、帰りの電車で年を越す過ごし方が多かったです。でも、自分は音楽をやる人間なので、年末、こうして忙しくできるのは『ああ、幸せ者だな』と思います。あまたある年末のイベントの中では、『紅白歌合戦』がトップ・オブ・トップだと思うので、そこで仕事ができるっていうのは、すごく光栄なことだなというふうに、今は思っております」と、初出場のみならず初めて見るということを打ち明けた。
結成10年目のMrs. GREEN APPLEのボーカル&ギター・大森元貴は、初出場に際して「今日の朝、会社に呼ばれて知らされて、最初にハイタッチをして抱き合いました」とメンバーと喜び合ったそうで、「10周年でもあり、もちろん『紅白』に懸ける思いは半端じゃないものがあります。活動休止もありましたが、僕たちが歩んできた10年間を、いろんな思いの下、華やかにちゃんと感謝の気持ちを届けられたらなと思っております」と熱い思いを表明。
また、目標の一つとして掲げていた「紅白」出場について、「感慨が深すぎるんですけど、昔から僕たちMrs. GREEN APPLEは『紅白歌合戦』に出られるような歌手を目指したいっていう思いの下に活動してきたもんですから、夢がかなったのと同時に、『いや、ここからだね!』という気持ちに。結成して10年結成して立ちますが、もう一度初心に戻れたような気持ちです」としみじみ。
加えて、10年を振り返り、「ちょうどコロナ禍とかぶっていたんですけど、実質、2年間の休止をさせていただきまして。もともと5人組として結成して、メジャーデビューし、休止を経て、僕らはフェーズ2っていう第2章としてうたって、3人編成になったわけなんですけども。その中で、もう1回自分らの夢をつかみ取るには、歩んでいくには、どうしたらいいかというのをすごく考えさせられる2年間を、ありがたいことにいただけて。本当に『誰も置いていかない音楽をやりたい。誰もが楽しめるものを作りましょう』という思いで、第2章をスタートさせたので、それが大みそかでも見せられるといいなと思っています。何よりもバンドは本当に生命体みたいなもので、毎回毎回の活動が奇跡だなと思っているので、その一つ一つを大事にしていきたい思いが、より一層強まりました」と、これまでの歩みをかみ締めるように述べ、決意を新たにした。
最後に登場したのは、MAN WITH A MISSION。 Jean-Ken Johnnyは、「突然マネジャーから『こういったことになっておりますので、準備してください』と言われて。全然出るとか想像だにしていませんでしたので、ドラム(のSpear Rib)は今、ロサンゼルスにいます。すみません」とメンバーの不在をを謝り、Spear Ribには「知らせましたが、時差の関係でまだ読んでいないかもしれません」と話した。
楽しみにしていることとして、「何ぶん、一視聴者として、日本国民の皆さんと一緒で見てきた側なので、こんな機会、非常に光栄で幸せなことです。日本中がその1年を振り返って、新年を迎える中で、いろんな期待や希望を込めてやる祭典に、実際に演者として出る雰囲気を味わうだけでも、めちゃめちゃ幸せなことなので、当日はその幸せをいっぱいかみ締めて、演奏していきたいと思っています」と真摯(しんし)な姿勢を見せた。
続けて、「まだ具体的に何をするかは決めていない段階ではあるんですけれども、なかなかいただける機会ではないと思いますので。われわれみたいな風体の者がテレビに出るだけでも、日本国民の5割以上がびっくりすると思うんですけれども、何か一つ面白いことをできたらいいなと思っております」と展望を語った。
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