「おっさんずラブ-リターンズ-」、“春田”田中圭&“牧”林遣都の新婚生活に“武蔵”吉田鋼太郎が家政夫として降臨!?2023/10/24
テレビ朝日系で2024年1月にスタートする「おっさんずラブ-リターンズ-」(金曜午後11:15、開始日未定。一部地域で放送時間が異なる)で、5年ぶりに再集結した田中圭、吉田鋼太郎、林遣都のコメントが到着。さらに新撮ビジュアルが公開された。
「おっさんずラブ」は、結婚したいのに全然モテないポンコツ独身会社員・はるたんこと春田創一(田中)が、ある日突然、ピュアすぎる乙女心を隠し持つおっさん上司・黒澤武蔵(吉田)と、同居しているイケメンでドSな後輩・牧凌太(林)から告白されるという、当時の既成概念を軽々と超越した新感覚の“胸キュン純愛ラブストーリー”で、ブームを巻き起こした人気作だ。
2016年に深夜の単発ドラマが話題となり、18年に連続ドラマ化された「おっさんずラブ」は、放送がスタートするやいなや口コミやSNSで人気が広がり、さらに、どこまでも真っすぐでピュアなラブストーリーや世界観が評価されてさまざまな受賞歴を築き上げ、各界から注目を浴びるヒット作となった。その後も、映画「劇場版 おっさんずラブ 〜LOVE or DEAD〜」(19年)、航空業界に舞台を移したパラレルワールドドラマ「おっさんずラブ -in the sky-」の放送や、海外でのリメークなど大躍進を続けてきた。
真っすぐな恋にときめき、戸惑い、時に涙しながら、やがて春田は黒澤のプロポーズを受けるが、結婚式当日ようやく“本当の気持ち”に気付き、黒澤に背中を押されて号泣しながら牧のもとに走り出し「俺と結婚してください!」と横断歩道越しに愛を叫ぶ、感動的な愛の結末を迎えた最終回から5年。続編の「おっさんずラブ-リターンズ-」では、なんとはるたんもアラフォーに。コロナや遠距離生活を超え、シンガポール転勤から帰ってきた牧との“夢の新婚生活”が描かれる。
しかし、結婚はゴールではなく、スタートだった。幸せな日々の半面、春田も牧も会社で責任のある仕事を任されるようになり、多忙な共働きで生活がままならない。家事の分担や、掃除や皿洗いの仕方、生活リズムや休日の過ごし方、小さなことでけんかになってしまう。そんな2人のもとにやってきたのは、早期退職して再就職を果たした、家政夫の武蔵で…。
春田と牧の新居に派遣されることになった武蔵だが、昔の“はるたん愛”はどこへやら。どこまでもビジネスライクな対応でプロフェッショナルな仕事ぶりを貫いてくる。かと思えば、「ほこりが溜まっている」だの「一汁三菜や栄養バランスを心掛けろ」だの「みそ汁の味が薄い」だのと、牧にチクチク小言を放つといったしゅうとめぶりが噴出し始める。上司と部下ではるたんを奪い合っていたあの頃から5年。今度は、立場を変えた嫁しゅうとめバトルがぼっ発か!?
本作でも2人の板挟みになりそうな田中だが、「今回は2人に板挟まれるというより、逆に春田がちょっとかき乱してしまっているところもあるんですよね(笑)。5年たっても変わらずに残っているテイストに、前作からちょっと変わった関係性の面白さが加わると思います。あと、すてきだなと思ったのは、武蔵が前作とはまた違う立場でちゃんと暴れてくれること。また吉田鋼太郎にしかできない武蔵がいっぱい見られるのだなと思うと、すごく楽しみです」と笑顔を見せる。
吉田は「台本はさらにパワーアップしていると思います。恋の悩みにプラス、いろんな人が抱えている悩みにも深く迫っていきます。悩める人々がたくさん出てきて、その悩める人々がさらなる大騒動を巻き起こすというのは、前作をはるかに凌駕(りょうが)しておりますので、そこが見どころだと思います。もはや社会派ドラマ…! いや、社会派ドラマにはなっていませんが(笑)、でもちょっとそう思わせるところもあったりして…。楽しめるんだけど、考えさせられる部分のあるドラマだと思います。見ている方がすごく期待してくださるように、僕らも面白いものにしたいという気持ちがものすごく大きく膨らんでいますし、その期待を現実のものにしなきゃいけないという責任もあるので、ちょっとビビッています(笑)」と意気込みを表した。
林も「今の段階で出来上がっている脚本を読ませていただいたんですが、描かれていることは本当にありふれた、たくさんの方に共感してもらえる日常なんです。家族やパートナーや友人関係、日々の生活の中で大変なことや小さな喜びが描かれているので、あまり力を入れずにやっていけたらいいなと思っています。圭くんとは大きな愛をぶつけ合って、鋼太郎さんとは命懸けで戦いたいと思っています(笑)」と宣戦布告し、前代未聞の嫁しゅうとめバトルの予感。
また、田中は「おっさんずラブ」シリーズでの思い出として「最高に楽しかったと同時に、一瞬たりとも気が抜けないという緊張感を覚えています。今回のリターンズもそうあってほしいなと思っています。2018年の撮影当時は、スケジュールに比較的余裕があって、撮影の日には全力でぶつけ合って、撮影がない日でもみんなで集まって、ちょっと休憩したり話したり遊んだり、そういうオンとオフのメリハリみたいなものがたくさんあって。みんなと仲良くなればなるほど、気が合えば合うほど、逆に撮影ではなあなあにしちゃいけないよねという真面目さもありました。それと、鋼太郎さんのアップで号泣したのも覚えています(笑)。感謝とホッとした気持ちがあふれて、あとは思い返せば、当時プレッシャーもあったんでしょうね」と振り返る。
さらに「第2話で春田が、武蔵と牧に『僕のためにけんかするのはやめてください!』と叫ぶシーンの撮影前に、2人がここの芝居をどうやるかの打ち合わせしているのが聞こえていて…。でも、いざ始まったら全然違うことをするんですよ! “あの時間はなんだったの!?”って、本番中なのに笑っちゃって後ろを向いていました(笑)」と吉田と林の“仕掛け合い”を暴露。すると吉田も「映画の時もサウナのシーンで、柄杓で頭をたたいたら痛いから本気でたたくのはやめよう、水を掛けるのも後々メーク直しとか面倒だからやめようと言っていたのに、本番では本気でパコーンってたたいてきたし、水も本気でぶっ掛けてたよね(笑)」と明かし大爆笑した。
田中は「サウナのシーンも始まる前に1時間くらい打ち合わせしていたんですよ! ほんとにあの1時間はなんだったの!?」と言いつつ、「新作では武蔵と牧が、(嫁しゅうとめバトルの中で)水面下で気持ちだけをバチバチさせるシーンがあるんですが、本番になったらこの2人は絶対に口も出すし、手も出します!(笑)」と予言。林も「鋼太郎さんを倒すことしか考えていないというか…俳優人生を懸けて鋼太郎さんを倒そうと思っています(笑)」と含み笑いをのぞかせた。
また、5年たって自身で変わったなと思うところについて、田中は「プロデューサーから天空不動産編の2分弱くらいのダイジェストを送ってもらって見たんです。ひさびさに見たらすごく面白くて、でも同時に、テンションも高いし若かったなと思って(笑)。5年の間になんか自分落ち着いたなと思いました。大人の男になり過ぎてしまったかなって…(と周りから『え?』『どのへんが?』というツッコミがあり)え、そんなことない? じゃぁ大丈夫か(笑)。でも、僕ももう40歳になりますし、年齢的にもみんなおっさんになって、いよいよ本当の『おっさんずラブ』になるんじゃないかと思います!」と期待を込めて語った。
「おっさんずラブ-リターンズ-」での注目ポイントは「やっぱり“春田と牧らしさ”みたいなところはまた描いていけたらと。これだけの年数がたっていますが、前作を見てくださった方には『おかえり』と言ってもらえるような2人でいたいし、今回初めて見てくださる方には、きっと『なに、この2人面白い』というふうに思っていただけると思います。遣都とは『おっさんずラブ』以降、プライベートでもすごく親しくさせてもらっているのですが、それをいい意味でパワーアップさせて、2人の新婚生活に生かしていけたらいいなと思っています」と語り期待感をあおった。さらに吉田も「今回もいろんな人が出てきますが、どんな化学反応が起きるのかが楽しみ」と話している。
そして、今回解禁された新撮ビジュアルは、雪山でソリにまたがってはしゃぐ3人の姿を収めた1枚。「3人で旅行するならどこに行きたい?」という質問に「温泉旅行とか絶対楽しいと思う」という田中。吉田も「せっかく冬なんだったら雪があるところがいいな」と奇遇にも同じ答えが飛び出し、まさに3人が旅行したい場所を舞台にしたビジュアルとなった。
しかも「俺はスキーするよ」という吉田に「じゃあスキー旅行行きます?」と田中が乗っかると、「僕、長いことスキーもスノボもやってないですよ」と不安そうな表情を浮かべた林だったが、吉田は「体が覚えてるから大丈夫!」、田中も「スキー・スノボだったら温泉もあるし!」という2人の言葉に顔をほころばせた。
前作以降も「ちょこちょこ会っていた」とプライベートでも交流を重ねていた3人。吉田も「このあいだは2人が家に来てくれて楽しかったよね」と自宅訪問も明かした、3人の仲の良さがあふれたほっこりビジュアルが完成した。
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