「ブギウギ」でスズ子の同期・桜庭和希を演じる片山友希からコメントが到着!「葛藤しながら自分と向き合って成長していく登場人物たちをぜひ楽しんでください」2023/10/19
10月2日からNHK総合ほかでスタートした連続テレビ小説「ブギウギ」。大正の終わりごろ、大阪の下町にある小さな銭湯の看板娘で、歌って踊るのが大好きな天真らんまんな女の子・花田鈴子が、小学校を卒業し、歌劇団に入団。さまざまな困難に見舞われながらも大スター歌手への階段を駆け上がっていく物語だ。そんなヒロイン・スズ子(趣里)のUSKの同期、桜庭和希役の片山友希が、役柄への思いや作品の見どころを語った。
片山は今回の出演が決定し「朝ドラでは『べっぴんさん』(2016年)に出演させていただきましたが、それ以来の出演なので、とてもうれしかったです」と喜びを口にし、「NHK大阪の建物に入った時に、そこにあった椅子を見て『前回のオーディションの時に、あの椅子に座ったな』と思い出し懐かしかったです。スタッフに『大阪にようこそ』と迎えられましたが、私は京都出身なのでNHK大阪は『ただいま』という感覚です(笑)」と振り返った。
役作りでは「和希のいらだちや焦りは、私が18、19歳の時に仕事がうまくいかず感じでいた気持ちに似ていて共感できます。心が揺れ動く不安定な感じが魅力だと思うので、そこを大事に演じるように心掛けています。和希が秋山美月(伊原六花)とこれから次第にコミュニケーションをとれるようになっていく過程も、自分自身がお芝居でいろんな現場に行かせてもらい、だんだん人の意見を聞けるようになっていったのと似ています。和希は秋山の才能を認めることで自分のことも認められるようになったんだと感じます」と自分の経験を重ねたそう。
役作りで大変だったエピソードについては「京都出身だからこそ、大阪ことばと京ことばの微妙な違いが難しかったです。ご指導いただいても違いが分からなくて、『もう1回お願いします』と何回も教えていただきました」と周囲の協力で乗り越えたことを告白。
また、ステージのシーンの撮影は「ダンスはOSK日本歌劇団の皆さんに1から10まで丁寧に教えていただきましたが、私より教える側の皆さんの方が大変だったんじゃないかと思います。私の大変なことといえば筋肉痛ぐらいです(笑)。歌劇シーンの撮影は、テンションが上がってとても楽しかったです! ハットのかぶり方やステッキの持ち方など、男役として格好よく見えるコツもOSKの皆さんにご指導いただきました」と練習でのエピソードを披露。
最後に視聴者に向けて「『ブギウギ』はとても面白いドラマです! 演じていて楽しいし、台本を読んでいるだけでも楽しいし、スズ子だけでなくリリー白川(清水くるみ)、秋山、和希などみんなの心の変化が見られます。和希を演じてあらためて自分のことを俯瞰(ふかん)して見た時に、やっぱり1人では成長できないんだと強く思いました。和希としてもリリーにズバッと言われたら『なんでこんなこと言われなあかんの!?』って思いますが、やっぱりその一言があるから和希の心が動かされるんです。だから私はリリーのセリフが好きなんです。和希の感情があふれるシーンにはリリーの一言がすごく大事です。『ブギウギ』ではそういった“相手がいる”ということが大切に描かれていると感じました。それぞれがそれぞれに支えられていて頑張る姿が描かれています。葛藤しながら自分と向き合って成長していく登場人物たちをぜひ楽しんでください」と呼び掛けた。
【番組情報】
連続テレビ小説「ブギウギ」
NHK総合
月~土曜 午前8:00~8:15ほか ※土曜は1週間の振り返り
NHK BSプレミアム・NHK BS4K
月〜金曜 午前7:30〜7:45ほか
NHK担当/kizuka
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