平手友梨奈が演じる天才新人弁護士の憎めない魅力。ムロツヨシ主演のアグレッシブ＆キュートな「うちの弁護士は手がかかる」スタート！2023/10/12

　10月13日スタートの「うちの弁護士は手がかかる」（フジテレビ系）。約54年ぶりに復活する金曜午後9：00の連続ドラマ枠の第1弾として、法律事務所を舞台に、主演・ムロツヨシさん、共演・平手友梨奈さんのタッグでおくるリーガルエンターテインメントドラマです。

　10月9日に東京・台場で行われた完成披露試写会。オンエアよりも一足先に拝見した第1話はとにかくアグレッシブで、何よりもテンポのよい掛け合いが魅力的。中でもムロさん演じる蔵前勉と、平手さん演じる天野杏が初めて言葉を交わすシーンはワクワク感が抜群で、「これからこの2人がどんな景色を見せてくれるのだろう？」という期待が自然と湧き上がってきます。

　大忙しの人気女優のマネジャーを30年間務めてきたため、「空気を読むこと」「先回りして行動すること」が体に染みついている蔵前。そんな蔵前が圧倒されるくらい、自分の考えを真っすぐに即答していく杏。そして杏の扱い方を分かっている、法律事務所の所長・香澄今日子を演じる戸田恵子さんと平手さんの軽快なやりとりは、パワフルでありながらも、この懐の深さは戸田さんならでは。

　高校2年生で予備試験に合格し、翌年には司法試験に合格した杏は、史上最年少となる20歳の弁護士。知識も豊富で弁の立つエリートなのですが、少々コミュニケーションに難あり。しかし、時折…いや、“しょっちゅう”見え隠れする無自覚なかわいらしさにより、どこか憎めないキャラクターに仕上がっています。また、ブリティッシュ・トラッドな服装もキュート。秋らしいチェック柄やローファーを着こなした杏のファッションも、軽やかで気取らない、それでいて品のある雰囲気を作り上げています。

　第1話は、上司からのパワハラに悩むテレビ局勤務の女性からの相談。パワハラに苦しみながらも、「テレビが好きだから」と夢を語る相談者から「天野先生は？　なんで弁護士に？」と聞かれ、いつもは切れ味の鋭い杏が見せるあいまいな態度――。これから3カ月間、杏に振り回される蔵前を見るのが楽しみになる第1話です。