「18歳、新妻、不倫します。」初共演の藤井流星&矢吹奈子が作品の魅力を語り合う! 予測不能な展開に「いい意味で裏切られました」2023/10/13
藤井流星さんが地上波連続ドラマで9年ぶりの主演を務める「18歳、新妻、不倫します。」(テレビ朝日ほか=ABCテレビ制作)。累計発行部数130万部を突破した本作は、高校卒業と同時にお見合い結婚が決められていた「三条グループ」本家の一人娘・三条明花(矢吹奈子)が、本物の恋を見つけるために幼い頃からボディガードとしてそばにいた藤宮煌(藤井)に、お互いが恋愛OK=不倫OKの“偽装結婚”を持ち掛けることから始まるラブコメディーだ。
いよいよ初回放送が間近に迫り、ここでは、主人公・煌を演じる藤井さんとヒロイン・明花役の矢吹さんのインタビューをお届け。初共演の2人だが、作品の魅力や演じる役の話をする姿から早くも仲むつまじい様子が見えてきた。
――まずは、今回演じられる役についてどのように感じているか、それぞれ教えてください。
藤井 「煌はほんまにカッコいいです。少女漫画原作はやったことあるけど、ここまで決めゼリフがバンバン出てきたり、クールでカッコいい役はやったことがないので、原作を読み終わった後に『これ、俺にできるのか』みたいな不安はありました(笑)。その中でもすごく壮絶な過去がある役でもあるので、男としても余計にそういうシーンでこの役の深みやカッコよさをどこまで出せるのか、そう考えながら頑張ろうと思っています」
矢吹 「明花はお姫様(おひいさま)という役柄で、あまり聞いたことのないワードというのもあって、最初はイメージしがたかったんです。でも演じてみると、ほかの人からすれば憧れの存在なのかもしれないけど、お姫様だからこそ持っている悩みもあると思って。あとは、明花はよく笑って、よく泣いて、よく怒る子なので、自分の気持ちを抑えてしまうことが多い私にとっては、憧れの存在でもあるなと思いながら演じています。お付きの煌に対してもすごくわがままを言ったりすることもあるのですが、そんな明花を演じられるのがすごくうれしいです」
――原作は“偽装結婚”がテーマとなっていますが、脚本を読んだ感想を教えてください。
藤井 「すごくキラキラしています。この物語は前半と後半でガラッと話が変わるのですが、前半部分は男でもキュンキュンできるのが印象的で。あと、煌はすごくクールで明花ちゃんがすごく天真らんまんな感じなのですが、その凸凹な感じも楽しみやなと思います。そこから後半に向かってシリアスになっていく展開が、どれだけギャップを生み出せるかはとても大事なのかなと思いましたね」
矢吹 「私も最初にタイトルを見た時に、『ドロドロしたようなお話が始まるのかな?』と思いながら原作を読ませていただいて。でもそうではない王道なラブコメが始まって、最初はあまりうまくいっていない2人が少しずつ心を通わせていって、気持ちが一つになって『あぁ、幸せなエンディングが待ってるんだろうな』と思ったら…途中で展開がガラッと変わって、いい意味で裏切られました」
藤井 「びっくりしたもん。原作で展開がガラッと変わる決定的な一言があって。家で(原作を)読みながら、普通に『え!?』って声が出てました(笑)」
矢吹 「あれは衝撃的でしたね。その衝撃を、ドラマで視聴者の方に同じように与えられたらと思いながら台本も読んでいました」
――お二人は今回が初共演とのことですが、お互いの第一印象を教えてください。
藤井 「すごくかわいらしい、明花っぽさを感じました。お名前を聞いてインターネットでも調べるじゃないですか。そしたらInstagramのフォロワー数がすごくて(笑)。今、160万人以上とか?」
矢吹 「はい、ありがたいことに(笑)」
藤井 「めちゃめちゃすごいと思いましたし、びっくりしました(笑)」
矢吹 「私は身長が低めなので、身長差が気になって調べてみたら180cmと記されていて。『30cm差か!』と思って実際にお会いしたら、より大きく感じました。第一印象は『大きい!』でした」
藤井 「エンジニアブーツを履いていたこともあって5cmぐらいプラスされていたんです。『キスシーンとかどうなるんやろう?』みたいな話にもなりましたね」
矢吹 「でもお話してみるとすごく笑顔が優しい方だなと。あと、声がすごく特徴的だと思いました」
藤井 「特徴的?」
矢吹 「なんというか、どこにいても気付きそう…といいますか」
藤井 「それは…変ってこと?(笑)」
矢吹 「違います、違います! なんて言ったらいいんだろう…あまり聞かない声というんですかね」
藤井 「えっとそれは…やっぱり変ってこと?(笑)」
矢吹 「違うんです! 変ではなくて、すてきです!」
藤井 「ありがとうござまいます(笑)。確かにめちゃくちゃ(声が)低いんですよ」
矢吹 「でも、低すぎない感じもありますよね。それがすてきだなと思います」
――藤井さんはボディガード、矢吹さんは大富豪の令嬢を演じることになりますが、演じる上で気を付けたいポイントはありますか?
藤井 「関西感が出ないようにしたいですね(笑)。やっぱり、煌がまとったオーラというのがあるので、藤宮煌としてのカッコよさをちゃんと体現できたらとは思っています」
矢吹 「私は、原作でのコミカルな表情を意識しています。笑えるシーンもたくさんあるので、そういうところを意識しながら、見ている方をクスッと笑わせられるような演技ができたらと思っています」
藤井 「実際に演じてみたら、たぶん(消費)カロリーがすごいよね(笑)」
矢吹 「すごいと思います(笑)。結構バーッとしゃべるし、アクションもあるので、体力をつけて頑張りたいと思います」
――撮影で楽しみにされていることは何かありますか?
藤井 「シンプルに現場が楽しみですし、前半は最上級にキラキラしたドラマなので、あまり体験したことのない世界観の空気感も楽しみですね。こういったラブコメは僕自身あまりやったことがないので、そのキラキラ感ももらおうかなと思っています(笑)」
矢吹 「私はいろいろな衣装を着られるのがすごく楽しみです。先日衣装合わせをした時も、終わりが見えないぐらい衣装が並んでいて」
藤井 「そんなにやったんや。何着ぐらい着たの?」
矢吹 「30着ぐらい衣装合わせをしましたね。何時間ぐらいやったのかな…? でも、いろいろな明花を見せられると思いますし、すごく楽しみです」
藤井 「役的にも死ぬほど服は持っていそうだよね(笑)」
矢吹 「そうですね(笑)。部屋着も毎回変わるみたいです」
――最後に、視聴者の方にメッセージをお願いします。
藤井 「このドラマはギャップが多いと思うんです。まず、タイトルに『不倫』というワードがあるけど、実際見てみるとすごくド直球なラブコメで、かと思いきやめちゃくちゃシリアスになる急展開もあって、いい意味で裏切られることが多い。そのメリハリは重要かなと思っています。ラブコメの部分はキラキラ感やキュンキュン感をしっかりと出したいですし、シリアスな部分は『少女漫画でこんな話が出てくるんや』と思うくらいの展開が待っているので、役としてもどこまでそのメリハリを出せるかが重要かなと思っています。後半は本当にサスペンスみたいなことが始まってくるので、僕自身も頑張りながら楽しみたいですし、見ている方にもそういうギャップを楽しんでもらえたらと思います」
矢吹 「私は今回初めてヒロインを演じさせていただくので、少し緊張している部分もあるのですが、藤井さんをはじめ、キャストの皆さんやスタッフの皆さんと一緒にドキドキハラハラ、そしてキュンキュンしていただけるような作品にできたらと思っています。よろしくお願いします」
【プロフィール】
藤井流星(ふじい りゅうせい)
1993年8月18日生まれ。大阪府出身。主な出演作に「アゲイン!!」(TBS系)、「ようこそ、わが家へ」(フジテレビ系)、「卒業バカメンタリー」(日本テレビ)、「警視庁考察一課」(テレビ東京系)、「鹿楓堂よついろ日和」(テレビ朝日系)、映画「賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット」(2021年)など。本作の主題歌「Beautiful」を含めたトリプルAサイドシングル「絶体絶命/Beautiful/AS ONE」が10月25日にリリース予定。
矢吹奈子(やぶき なこ)
2001年6月18日生まれ。東京都出身。13年にHKT48第3期生オーディションに合格し、翌年からHKT48として活動。18年に韓国で開催されたオーディション番組「PRODUCE48」に参加し、IZ*ONEのメンバーに選ばれる。同年10月からは期間限定の日韓合同グループ・IZ*ONEとして専任活動を開始する。21年5月にHKT48に復帰。今年4月にグループを卒業し、本格的に俳優活動を始動させている。
【番組情報】
ドラマL「18歳、新妻、不倫します。」
テレビ朝日
10月14日スタート
土曜 深夜2:30〜3:00
ABCテレビ
10月15日スタート
日曜 午後11:55〜深夜0:25
※ABCテレビでの放送終了後、TVerで最新話を見逃し配信。
ABCテレビ担当 S・H
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