「らんまん」神木隆之介&浜辺美波から「ブギウギ」趣里へ! 朝ドラキャストが全力でバトンタッチ2023/09/14
9月30日に最終回を迎える、NHK総合ほかで放送中の連続テレビ小説「らんまん」(月~土曜午前8:00ほか)で主人公を務める神木隆之介とヒロイン・浜辺美波と、10月2日スタートの次作「ブギウギ」(月~土曜午前8:00ほか)のヒロイン・趣里によるバトンタッチセレモニーが、「ブギウギ」の撮影が行われているNHK大阪放送局で行われた。
「らんまん」で植物学者・槙野万太郎を演じた神木は、「撮影は先日終了いたしました。第1週から始まって、幼少期から槙野万太郎という1人の人物の人生を描いて、生きてきました。放送があと2週と少しなんだという寂しさもありつつ、最後まで皆さんに届けられるような、皆さんの中に残る作品であったらいいなという思いが、終わりに近づくにつれて強くなっています」と、最終回を前にした心境を明かす。
万太郎の妻・寿恵子役の浜辺は「ちょうど放送されている回では、おかみとして生き生きと、万太郎とは別の生活も始まっています。子どもたちも大きくなってきて、ここから終盤に向けて寿恵子もまた歩みを進めていくところです。皆さまに終わったら寂しいと思ってもらえるような、そんな物語になっていけばいいなと、毎日放送を楽しみに見ております」と笑顔を見せた。
一方、「ブギウギ」の放送に向け、趣里は「毎朝撮影の支度中に『らんまん』を見るのがルーティーンだったので、終わってしまうのが寂しいという気持ちもあります。そして、いよいよ『ブギウギ』が始まると思うと、“ズキズキワクワク”という感じです。今日ここに立たせていただいているのは私ですが、本当に多くのすてきなキャスト・スタッフさんが支えてくださっているので、その思いも込めて毎日頑張りたいと思っております」と意気込んだ。
バトンタッチセレモニー恒例のプレゼント交換では、神木と浜辺がドラマの舞台となった高知の間伐材を使ったホワイトボードや高知産の“雨よけみかん”、四葉のクローバーのレプリカと自作キットを贈呈。四葉のクローバーを「握りしめて頑張ります!」と声を弾ませた趣里は、自身が演じる花田鈴子の実家が銭湯であることにちなんで、はな湯のロゴ入りのオリジナルの湯おけをプレゼント。「お湯で癒やされてください」と2人をねぎらった。
続いては、「らんまん」から「ブギウギ」へのバトンパスが行われ、躍動感あふれるポーズを見せた3人。神木は「(3月にバトンをもらった時は『舞いあがれ!』の)福原遥さんが撮影を終わられていて、僕は撮影が折り返しの時期でした。撮影中の自分が撮り終えた方から受け取るバトンというので、当時は遠い未来だなという感じがしました。このターンに自分がなるとは…あんまり実感はないです。趣里さんには、『本当に撮影頑張って! 応援してます!』という気持ちを込めて渡させていただきます」とエールをおくる。
浜辺は「私は途中参加だったので、趣里さんの大変さは私の何倍にもおよぶのだろうなと思います。なので、応援の気持ちと、何よりもご健康、そして笑顔をたくさん浮かべられる現場であることを切に願い、お渡しさせていただきます」と趣里を気遣った。
そんな2人の気持ちを受け取った趣里は、「『ほんまおおきに!』。このお二人の本当にすてきなメッセージを胸に、あと半年走り続けたいと思います。皆さんと力を合わせて“ズキズキワクワク”した朝を皆さんに届けられるように、まずは自分が幸せにハッピーに頑張りたいと思います」と力を込めた。
長丁場の撮影を乗り切るためにやっていたことや、現在やっていることについて質問があると、神木は「遊び心を大切にしていた」と明かし、「山あり谷ありの撮影が続くと思いますが、芝居でもふざけられるところがあったら、ちょっとした遊び心、余白みたいなものを持てるように心がけていました」と説明。
浜辺は「息抜きを大事にしていました。かつらをつける時間に携帯電話でゲームをしてみたり、お気に入りの漫画を1人で読む時間をつくったり、定期的に気分を変えながら機嫌とりをして、1人になる時間を意識的につくっていました。人と過ごす時間も楽しいんですが、それだけだといっぱいいっぱいになってしまうので、1人の時間をつくっていましたね」と意識していたことを述べた。
趣里は「自分には正直にいようと思っています。頑張りすぎないことを心がけています。しんどい時は『しんどい』と言おうとか、今まではそれができなくて、無理に頑張っていたんですが、それもカメラに映ってしまうかなと思って。ナチュラルに現場に居られたらいいなと思っています。スタッフの皆さんが本当に優しくて、おせんべいが好きだと言ったら、おいしいお店のおせんべいをくださったり、劇中に登場する料理が本当においしくて、それに癒やされています」と話した。
また、長期間夫婦役を演じる中で「協力体制じゃないと乗り越えられないシーンが結構あった」と撮影を振り返った神木。「自分よりも年上だったり、僕らが体験したこともないことも表現していく中で、説得力を持たせなくちゃいけないので、どうしても1人で理解できないことなどは相談しあって。こういう表現にしたら伝わりやすいんじゃないかとか、セリフ一つ一つに関しても相談しながら、細かい部分も話しながら作っていけたので、最初は僕がしっかりしなきゃという意識があったのですが、すごく背中を任せられる戦友のような感覚に変わっていきました」と、浜辺への信頼感が深まったことを伝える。
浜辺も「神木さんがおっしゃってくださった通りなんですが、撮影が進むにつれて同じシーンが増えたので、『体調的にきてますね…』とか、2人の間でしか言えないことを言えるような関係になって、仲が深まった理由かなと思います」と述べ、お互いの存在が「心強かった」と顔を見合った。
最後に、趣里はあらためて「『ブギウギ』は本当に個性豊かなキャラクターと素晴らしい役者さんがたくさん登場して、毎秒毎秒が見どころと言ってもいいほどすてきなやりとりになっていると思います。そしてなんといっても舞台のシーンがたくさん出てきます。朝、元気になれるような作品になっていますので、それで元気づけて1日を始めていただけたら、それ以上にうれしいことはないと思っています。そのためにスタッフさんたちが大変なスケジュールの中、支えてくださっているので、セットの細部にまで注目しながら、一緒に“ズキズキワクワク”していただけたらうれしいです」とアピールした。
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