佐々木蔵之介×小池栄子、稲垣吾郎×門脇麦ら2人芝居による朗読劇「もうラブソングは歌えない」上演&ライブ配信決定2020/07/22
佐々木蔵之介、小池栄子、稲垣吾郎らが出演する朗読劇「もうラブソングは歌えない」がTBS主催により、8月8~10日に、東京国際フォーラム ホールCで開催されること分かった。
同公演は、テレビ界・映画界・演劇界それぞれで活躍する気鋭のクリエーターが「男女の距離」をテーマに描いた四つの物語を、佐々木、小池、稲垣、勝村政信、木村多江、りょう、門脇麦、YOU、三宅弘城、マキタスポーツらが演じる朗読劇。
物語の登場人物は男1人と女1人の2人だけ。上演は各回2演目、2組のキャストが見られる2本立てで、一つの作品を日によって違うキャストが演じることも。また、ライブ配信、アーカイブ配信も決定。映像の世界で活躍する演出陣ならではの「ライブ配信でしか見られない工夫」も満載のこの舞台。さらなる出演者は、後日発表される。
大島里美氏が脚本、TBSの石井康晴ディレクターが演出を手がける「ひとりのふたり」には、佐々木・小池ペアと勝村・木村ペアが日替わりで出演。音楽教室で出会った独身男女のもどかしい恋の行方を描いた20年の物語だ。
佐々木は「ゆっくりと動き始めました。また歩みを止めることがあるかもしれません。今、舞台に立たせていただけることを、心より感謝いたします。劇場で、皆さまをお待ちしております。あるいは、光で? 電波で? お宅へ伺います。“Live”を一緒に楽しみましょう!」呼びかけ、小池は「不器用な大人たちのそっと見守りたいかわいいお話です。すてきな音色とともに、お客さまと、優しく、はにかむような時間を過ごせたらと思います。17年ぶりの蔵之介さんとのお芝居、とってもワクワクしています」と、上演を心待ちにする。
勝村は「こんな時だからできることがある。こんな時だから出会えることもある。こんな時に僕らにできることは、とても小さい。そんなとても小さいことを、僕らはたくさん積み上げる。その先に、小さな希望が見えているかもしれない。だから僕らは必死に、とても小さいことを積み上げ続ける」とメッセージを寄せ、木村は「その一言が言えない、その一歩が踏み出せない。そして年を重ねると踏み出すより、諦めを覚える。そんなもどかしいけれどいとおしい人たちを、すてきな方々と生み出すなんて、今からワクワクしています」と期待を寄せる。
そして、三島有紀子氏が脚本・演出を手がける「カラマツのように君を愛す~小説『しあわせのパン』より」には、稲垣・門脇ペアが登場。生きづらさを抱えた男と女が、北海道を舞台に少しずつ心を通わせていく姿が描かれる。
「ご覧いただく皆さんの心に何か温かい気持ちが残るよう1行1行を大切に、初の朗読劇に参加させていただきます」と意気込みを語る稲垣は、「三島さんとは以前、映画『少女』でご一緒させていただいた際、素晴らしい感性で引っ張ってくださったので、今回またご一緒できてうれしいです」と再タッグを喜び、「門脇さんとは初めてですが、どんな距離でリーディングさせていただけるか今から楽しみです」と心を躍らせる。
門脇は「初めて朗読劇に参加させていただけると聞き、楽しみにしていたのですが、いざ台本を読んでみたらほとんどセリフがない役でした。普通の朗読劇とは一味違う参加の仕方になりそうです。どんな作品になるのか私もまだ想像がつきませんが、三島監督と稲垣さんと共に五感で楽しめるすてきな朗読劇を作れたらと思っています」と意気込みを語る。
さらに、足立紳氏が脚本・演出を手がける「大山夫妻のこと」には、りょう・三宅ペアとYOU・マキタスポーツペアが出演。売れない脚本家の夫と元売れない女優の妻のセックスレスをめぐる数夜の出来事を演じる。
りょうは「脚本家、シナリオ、俳優、ワークショプ、業界、結婚、夫婦、子育て、セックスレス、コロナ…特に私のような職業では、近くに存在する言葉が描かれたこの劇を、同じお仕事になる時はいつも、近くで心強い存在でいてくださる三宅弘城さんと、朗読できる喜びといとおしさが皆さまに伝われば幸いです」と語り、三宅は「4月に舞台が途中で中止になり、それから4カ月。ライブ、生でやることに飢えておりました。そこでこの刺激的な作品を盟友・りょうさんと演らせていただけるのはさらに刺激的です。すみません、おそらく自分が一番楽しみます」と張り切っている。
YOUは「こんなふうに会話を交わせる2人って、出会えてよかったんじゃないかなーって思えて。だから結論よりも、なんだか気持ちがよくて。それにしても、いつだって、妻は進んでゆこうとしますねぇ」と脚本について触れ、マキタスポーツは「YOUさんとは以前、夫婦役を演じたことがあります。その時は心のディスタンスがある冷え冷えとした夫婦でした。今度はどんな距離の2人になるやら。楽しみです。足立さん、よろしくお願い申し上げます」とコメントしている。
そのほか、間違いメールから始まった10年の愛の軌跡を描いた、土田英生氏脚本・演出による「Re:(アールイー)」も上演される。
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