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「ONE DAY」地方テレビ局編、中谷美紀と絡むメンバーに福本莉子、小手伸也、加藤諒、大水洋介、丸山智己、梶原善が決定2023/08/29

「ONE DAY」地方テレビ局編、中谷美紀と絡むメンバーに福本莉子、小手伸也、加藤諒、大水洋介、丸山智己、梶原善が決定

 フジテレビ系で10月にスタートする、二宮和也、大沢たかお、中谷美紀がトリプル主演する連続ドラマ「ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~」(月曜午後9:00)。このたび、中谷が報道キャスターを演じる物語である通称“地方テレビ局編”に主に出演するメンバーとして、福本莉子の出演が明かされた。さらに、小手伸也、加藤諒、ラバーガール・大水洋介、丸山智己、梶原善らのレギュラー出演者が決定し、謎と愛と奇跡の物語を盛り上げる。

 「ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~」は、人々が思い思いに過ごすクリスマスイブの1日を1クールかけて描く、謎と愛と奇跡の物語。聖夜に何が起きるのか――。それぞれ別の人生を歩む3人の男女の物語が並行して進んでいき、最後に運命の交錯を果たす。演出は「HERO」シリーズ(フジテレビ系)、映画「マスカレードホテル」シリーズ(2019、21年)などの鈴木雅之氏が担当し、映画「翔んで埼玉」(19年)で第43回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した徳永友一氏が書き下ろすオリジナル作品。企画・プロデュースはフジテレビの「コンフィデンスマンJP」や「リーガルハイ」シリーズなど多くのコメディー作品を世に送り出してきた成河広明氏が務める。

 “地方テレビ局編”に主に出演する福本は、今回フジテレビのゴールデン・プライム帯の連ドラ初レギュラー出演となる。さらに、コメディーリリーフとして欠かせない個性派俳優の小手、どんな役柄であれ変幻自在に演じ分け、強烈なインパクトを与える加藤、お笑いコンビ・ラバーガールのボケ担当であり俳優としても活動する大水、シリアスからコメディーまで多岐にわたるジャンルで無二の存在感を発揮する丸山、そして、三谷幸喜作品の常連であり、舞台・ドラマ・映画で活躍する名バイプレーヤー・梶原ら、個性豊かなキャスト陣が“聖夜のから騒ぎ”を明るくにぎやかに彩る。

 福本が演じるのは、地方テレビ局・横浜テレビの新人記者・立葵査子。新人でありながら何でもそつなくこなし、周りのスタッフから一定の評価を得ている。調子に乗ることなく、物事を俯瞰(ふかん)で見る冷静な女性だ。横浜テレビで5年続く報道番組「日曜NEWS11」の顔である倉内桔梗(中谷)を尊敬しているが、私生活を犠牲にして、仕事一筋でやってきた桔梗の生き方は古いと感じている。そんな査子の父親は、老舗洋食店のシェフ・立葵時生(大沢)。男手一つで育ててくれた父に対して感謝しているが、もっと自分の人生を楽しんでほしいとも思っている。

「聖なる夜の1日を3カ月で描く企画にとても驚きました」という福本は、「いつか出たいと思っていた歴史ある『月9』枠に出演できると聞いた時、夢のようでした。小さい頃からドラマが好きで、当時テレビで見ていた俳優さんたちと一緒にお芝居が出来る機会をいただけて、とても光栄です」とうれしそうに語る。中谷との初共演については「中谷さんが出演されていた作品も、もちろん見ていましたし、Instagramでも、いつもりんと美しい姿を拝見しています。今回ご一緒させていただきうれしく思います」と心境を述べる。

 また、査子を演じるうえで「新人記者なので原稿の読み方などもしっかり練習して挑みたいと思っています。そして1日を通して、変化していく気持ちを丁寧に積み上げていけたらいいなと思っています」と意気込み、「私はまだ物語の全貌はつかめてはいないのですが、間違いなく今までに見たこともないような作品になると思います。ワクワク、ドキドキしながら私たちの1日を見守ってくださるとうれしいです」と呼び掛けた。

 小手は、横浜テレビの報道制作局長・折口康司役。桔梗と同期入社で、記者時代から苦楽を共にしてきた。時を経て、桔梗は「日曜NEWS11」の看板キャスターとなり、折口は報道制作局の総責任者になるも、社長の方針で「日曜NEWS11」の打ち切りが決まってしまい、折口は桔梗にキャスター降板という非情な通告をする。

 「コンフィデンスマンJP」シリーズに出演した際のコミカルな演技が話題になった小手は、本作を手掛ける成河プロデューサーと顔なじみ。「お世話になった成河プロデューサーが、何やらくわだてていると聞き及んで以降、ずっと前のめりで待機していたので、今回必要としていただけたことに、心底ホッといたしました(笑)」と明かし、「横浜を舞台にして聖夜の出来事を描くという作品に、横浜出身でクリスマス生まれの僕が、テレビドラマ初出演(『HERO』第1話)でお世話になった鈴木監督の下、その後初レギュラーをいただくことにもなった『月9』枠で、現実では50歳の節目の誕生日でもあるクリスマスの1日を1クール過ごす、という『ご縁の乱れ打ち』に、このオファーは運命を超えた必然であったと勝手に感じております!」と興奮気味に語った。

 中谷との初共演を果たし、「ただただおそれ多いです」と恐縮しつつ、「すごい方だというのは重々承知の上、芝居上では同期でもあり上司でもあるというポジションを全うできるよう、懸命に食らいついていきたいと思っております! 主演を輝かせるのがバイプレーヤーの使命だと心得ているので、中谷さんにおんぶに抱っこにならないよう、僭越(せんえつ)ながら精いっぱい、中谷さんのいろいろなスイッチを押せる共演者でありたいとも思っております!」とやる気を見せた。ドラマの見どころに関しては「“逃亡編”、“レストラン編”、“地方テレビ局編”が、三者三様それぞれ違ったテイストで描かれつつ、そのどれもが豪華な主人公と共演者で彩られます。単体でも成立しそうなドラマが、一つの結末に収束していくという、まさに“一粒で三度おいしい”珠玉のエンターテインメント作品です。誰もが浮かれるクリスマス(僕は誕生日)に、果たしてどんな聖夜が描かれるのか…。どうぞご期待ください!」としながら、さりげなく誕生日もアピールした。

 横浜テレビのスタッフ・前島洋平には加藤が起用された。桔梗がキャスターを務める「日曜NEWS11」のスタッフで、新人記者として奮闘する査子とは、お互いが感じるテレビ局や上司への愚痴を吐き出す仲。特に査子は心を許している前島の前では、毒舌になり、本音を漏らすこともある。

 「ニュースを見て『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』のことを知っていたので、オファーを受けてびっくりしました!!!」と言う加藤は、「豪華な出演者さんの中で足を引っ張らないように、気を引き締めて挑みたいと思います。(1998年公開の映画)『リング』『らせん』が大好きなのと、『嫌われ松子の一年』という中谷さんが書かれた本も好きで、中谷さんのお芝居もお人柄も好きです。共演できることを大変うれしく思います」とコメント。加えて「徳永(友一)さんの脚本から伝わってくる緊張感や世界観を壊さないよう、気を付けたいなと思います」と意気込み、「鈴木さんが徳永さんの脚本をどのように演出し、役者の皆さまはどのようなお芝居をしてこの『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』が作られていくのか僕も楽しみです。僕たち横浜テレビのメンバーにも注目していただけたらうれしいです」と呼び掛けた。

 口がうまくて八方美人な横浜テレビデスク・黒種草二には、大水が扮(ふん)する。各所の機嫌を取りながら場の空気を穏便にまとめようと日々苦慮している黒種役でオファーを受けたことに「とにかく光栄です。マネジャーから“『月9』のレギュラーが決まりました”と言われた時、思わず『げつく!?』と聞き返してしまいました」と振り返る大水。「高校時代、『やまとなでしこ』(00年)を夢中になって見ていた自分に、“お前将来この枠のドラマに出るんだよ”と伝えて、何言ってんのこのおっさんと思われたいです」とコント師らしい言葉も。心がけることとして「不摂生をすると目の下にクマができやすいのですが、今回は1日の出来事なので見た目があまり変わらないように撮影前日の酒はほどほどにします。全く飲まないとそれはそれで顔が変わりそうなので毎日決まった量を飲むようにします」と明かし、「健康が一番です。体調に気を付けて毎日お過ごしください。そして、もしよければドラマをご覧ください」とアピールした。

 丸山は、横浜テレビの社長に新しく就任する筒井賢人役を務める。横浜テレビの大株主である銀行から経営改革のためにやって来て、社長に就任して早々大なたを振るう大改革を行う。筒井が掲げる方針転換に、桔梗ら横浜テレビに関わるすべての人間が翻弄(ほんろう)されていく。

 新たなチャレンジにワクワクしているという丸山は「10年ぶりにまた中谷さんとご一緒できる機会をいただいて、ただただうれしい限りです。目いっぱい楽しみたいと思います」と声を弾ませ、「遊び心を持ちつつ、心(しん)の強い中谷さんにしっかり対峙(たいじ)できるよう、心して臨みたいと思います。間違いなく見応えのある素晴らしいドラマになると思います。お楽しみに!」と力を込める。

 そして、梶原は、横浜テレビのベテランカメラマン・国枝茂雄役を担う。新人時代から桔梗と取材を共にし、テレビ報道のいろはを教えてくれた厳しくも優しい先輩だ。桔梗の左遷に対し怒りをあらわにしてくれるよき理解者でもある。年々制作費が削られる横浜テレビの内情や環境の変化を肌で感じ、桔梗の苦闘を一番近くで見てきた。そんな中、殺人事件が起き、査子と一緒に取材に駆り出されることになる。

 鈴木監督と一緒にできることに喜んだと言う梶原。「スタッフのお名前を教えていただいた時に、監督が鈴木監督だっていうんで、“あ、もうこれで大丈夫だな”と思いました。その後、1日の物語を1クールかけて描くということが台本を読んでいくうちに分かり、“これは大変だな”と思いましたね。さらにそれぞれ違う物語が進んでいく、これは鈴木監督の腕次第!(笑)。とにかく鈴木監督とまた一緒にできるのが楽しみです」と監督に絶大なる信頼を寄せている。

 中谷とは、映画「清須会議」(13年)以来の再共演。「独自のオーラがあって、穏やかな方だなという印象です。その後はご一緒することがなかったので、『どうしてるかな?』なんて思ったりしたこともありました。また彼女と一緒にやらせていただけるのはうれしいですね。その時の役とはまた今回全く違う、キャスターとカメラマンという関係で、どうなるのか楽しみです。僕の役柄的には彼女に協力して、何か手助けをという感じの役なので、そういうふうにやっていけたらなと思っています」と現在の心境を語る。

 続けて「僕が演じる国枝はベテランカメラマンということで、僕らの仕事で一番身近にいてくれるスタッフです。現場で頼りになる、ほっとさせてくれるのがカメラマンさんなんですよね。立ち位置を教えてくれたりする時も『善さん、こっち側にいてもらったら大丈夫だから』という一言があると、僕も安心してお芝居ができる。ベテランのカメラマンにはそういう方が多い印象です。おのずと僕もそういうカメラマンを演じたいなと思っています」とカメラマンに敬意を評し、「三つの物語が同時進行していく、どうなることやら、分からないけども、僕らのグループ(地方テレビ局編)が、ほかの物語にどこまで入り込んでいくのか、僕自身もまだ分からないんです。なので、まずはこっちのグループできっちりとした世界観を作っていきたいなと思っています。毎週、毎週『この先どうなるんだろう?』と、楽しみに見ていただけたらいいなと思います」と期待を込めた。


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