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【24時間テレビ46】大谷翔平が出会った“もう1人の翔平”。2人が起こした命の奇跡2023/08/26

【24時間テレビ46】大谷翔平が出会った“もう1人の翔平”。2人が起こした命の奇跡

 日本テレビ系では「24時間テレビ46『愛は地球を救う』」(8月26日午後6:30~27日午後8:54)を2日間にわたって生放送。なにわ男子が初めてメインパーソナリティーを務め、「明日のために、今日つながろう。」をテーマに、東京・両国国技館からさまざまな企画をおくる。番組のオープニングを飾った「なにわ男子と車いすの少年が挑むウォーターパフォーマンス」のほか、メジャーリーガー・大谷翔平選手と心臓に病を抱えた少年の“命の物語”、社員の大半が知的障がい者というチョーク会社を舞台に描く道枝駿佑主演のスペシャルドラマ「虹色のチョーク 知的障がい者と歩んだ町工場のキセキ」などを届ける。

 午後8:30頃からは、今年のテーマ「明日のために、今日つながろう。」にちなんだ企画「大谷翔平が繋いだ命のバトン」で、生まれつき心臓に病を抱え、生きていくためには心臓移植しかないことを告げられた子どもと共に戦った両親のもとを、小泉孝太郎が訪れた。

 小泉が会ったのは、兵庫で暮らす川崎太志さん・静葉さんの夫妻。2人には心臓に病を抱えた子どもがいた。その子の名は“翔平”。今や世界的に活躍を見せ、今年3月に日本が優勝を果たしたWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で、“二刀流”として大活躍を見せた大谷翔平選手から命名した、愛するわが子だった。2人が心臓の病のことを知ったのは妊娠中。待望の第1子誕生に胸を躍らせる太志さんと静葉さんだったが、医師から「心臓の動きがあまりよくないこと」を告げられる。一刻を争う事態で、予定より2カ月早く出産することとなったが、その裏で2人は「大谷翔平選手のように、元気に生きていってほしい」「病気に打ち勝てるのはこの名前しかない」と、「翔平」という名前を命名したのだった。

 治療のため、1日に設けられた面会時間は30分。それでも初めてのわが子に感動を覚える2人だった。その後、度重なる検査の結果、翔平ちゃんが抱えていた病が、拡張型心筋症だと判明。治療法もない、そんな絶望的な状況でも翔平ちゃんはスクスクと成長していき、その姿を見た太志さんと静葉さんは「(会いに)行くのは楽しかった」「わが子が目の前にいる」と当時のことを振り返る。

 しかし、一刻を争う事態には変わりはない。残されたのは、心臓移植という道だったが、一刻も早い移植が求められている中で立ちはだかったのは、心臓移植は日本では難しいという“壁”。海外で移植をしようにも、手術費や滞在費、医療設備が整ったチャーター機代など、全部含めて3億5000万円という途方もない金額が必要だという、先の見えない現実が2人を襲う。

 「命を救いたい」と強く願っていた2人は、「しょうへいくんを救う会」を立ち上げる。「当たり前の日を家族で過ごしたい」と街頭で募金活動等を始めると、多くの人がつながり始め、1カ月で1億円を集める。そんな中、会のメンバーがある人に連絡を取った。それは大谷選手の通訳を務める水原一平氏。翔平ちゃんのことを知ってもらうべく、これまでのこと、“翔平”という名前の由来、時間があまり残されていないことなど、2人は素直な思いを水原氏に伝えた。

 そんな2人の思いが実を結ぶ。「翔平ちゃんを救いたい」という思いがつながり、19年1月5日、大谷選手が翔平ちゃんに会うため大阪の病院までやって来たのだ。心臓病を患っているとは思えない無垢(むく)な笑顔を見せる翔平ちゃんに、大谷選手も笑みを浮かべる。この頃、ロサンゼルス・エンゼルスへ移籍し、右肘靱帯を損傷していた大谷選手だったが、そんなことは一切気にせず「大丈夫」と腕の中で抱っこした翔平ちゃんを見つめ続けた。最後には「またね」と声をかけ、「翔平はきっと大丈夫」というパワーをもらった太志さんと静葉さん。この大谷選手の行動は多くの人の目に留まり、19日で募金額は3億5000万円に到達した。

 いよいよ手術に向けて動き始める…そんな矢先だった。2台の補助人工心臓を安定して動かせる電源がある飛行機がなかなか見つからず、待ち続ける間、翔平ちゃんの体調は次第に悪化。そして、19年3月、翔平ちゃんは天国へと旅立った。

 懸命に生きた1年8カ月。そのつながりは巡り巡って新たな命を救った。それは、翔平ちゃんと同じ拡張型心筋症と闘うゆいちゃんが、翔平ちゃんのために集まった募金で心臓移植に成功したのだ。今では、自由に歩くまで元気になったゆいちゃん、“2人の翔平”がつないだ命のバトンが、ゆいちゃんを救うこととなった。この奇跡に、静葉さんは「翔平も少しは力になれたのかな」「皆さんの思いもたくさん詰まっている」とバトンの重みを振り返ながら、病と闘う子どもたちの命が救われることを強く願った。

 太志さんと静葉さんに話を聞いた小泉は、「実際にご両親のもとを訪れていろいろお話を伺ったんですけど、日本では現状、心臓移植のハードルが高く、今もまさに翔平ちゃんと同じ心臓移植を待っている子がいる。あとは『ドナー登録とはどういうものなんだろうか』と、そのことを多くの若い皆さんに知っていただきたい、そういうものが強く心に残りました」と企画を振り返った。


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