竜星涼、「日本にブームを作った堺雅人さんと福澤克雄監督とご一緒させていただいたというのは、僕の中でとても感慨深かったです」――「VIVANT」インタビュー2023/08/20
TBS系で放送中の日曜劇場「VIVANT」。本作は、堺雅人、阿部寛、二階堂ふみ、松坂桃李、役所広司といった日本を代表する俳優陣が豪華初共演を果たしているほか、数々の大ヒットドラマを手掛けてきた福澤克雄監督がテレビドラマの新時代を切り開く、前例のないエンターテインメントを作り上げる“限界突破!アドベンチャードラマ”です。
ここでは、警視庁公安部・外事第4課の新庄浩太郎を演じる竜星涼さんのコメントをお届けします。
――台本を読んだ時の感想をお聞かせください。
「“敵か味方か、味方か敵か”というキャッチコピーにもありますが、物語の中で、誰がどういうふうに絡んできて、どういう展開になるのか、僕自身も台本を読みながら毎回驚かされています。僕の周りも毎週楽しみにしてくれている方ばかりです」
――モンゴルでの撮影現場で印象的なエピソードを教えてください。
「モンゴルでは、目を疑うぐらいの壮大な光景が広がっていました。実際の映像もCGを使っているのではないかと錯覚するぐらいの迫力ですし、この作品に関われたのは本当に幸せです。二度とない体験をさせてもらいました。モンゴルという、今まで行ったこともない土地で1カ月過ごすことなど、なかなかできない経験ですからね。毎日が新鮮で楽しめました。ホテルから現場へ行くだけで3、4時間かかるのですが、途中の車の揺れがすごくて(笑)。道のない道を進んでいると、馬だったり、羊だったり、いろいろな動物たちが普通に真横を歩いていて、そのたびに車がストップするんです。普通では見られない光景ですよね。撮影では大変なこともありましたが、この作品がなかったらあの場所へ行くこともなかったはずなので、一生に一度の思い出ができたという気持ちです。いろいろな困難があって撮影したからこそ、ワクワクできて、皆さんが驚くような作品に仕上がったのだと思います」
――今回、新庄を演じるにあたり、意識されたことはありますか?
「新庄は野崎守(阿部)のバディですが、阿部さんとの関係性がうまく表に出せればと思って撮影に臨みました。阿部さんとは初めての共演でしたが、ストイックな半面とてもチャーミングで、現場の皆さんをいつも和ませていらっしゃって。気さくにコミュニケーションを取ってくださるので、現場では何度も助けていただき、だからこそ部下として、野崎に翻弄(ほんろう)される新庄を表現できました。新庄はいわゆるエリートですが、クールで格好いいだけではない、いろいろなほかの魅力を皆さんに引き出してもらえたのではないかと思っています」
――原作と演出を務めている福澤監督とのエピソードをお聞かせください。
「福澤監督には、この時はどういう表情をして、どんなふうに演じるかをいつも相談していました。第2話で“ヴィヴァン”が“別班”のことだと気づくシーンでも、その意味をいち早く理解した新庄の表情や、野崎との目線のやりとりなど、監督と意図的に『こうしていこう』と話し合いました。10年前、僕はすでに俳優をやっていましたが、『半沢直樹』(同系)という福澤さんと堺さんのコンビの作品を見て、日本でこんなにワクワクしたドラマはないと、とても興奮したのを覚えています。でも、正直に言うと、なぜ自分はそこに参加できていないんだと悔しさもあった。だから、今回、日本にブームを作ったお二人とご一緒させていただいたというのは、僕の中でとても感慨深かったです」
――毎週楽しみに見ている視聴者の方々へメッセージをいただければと思います。
「これだけの豪華なキャストが勢ぞろいしているので、とても注目されているドラマです。迫力のある映像美とともに、僕が演じる新庄もぜひ応援していただけたらと思います」
【あらすじ】
乃木憂助(堺)は“テント”のリーダーであるノゴーン・ベキ(役所広司)が、幼い頃に生き別れた父だと確信し、がくぜんとする。一方、野崎もまた、乃木家の家紋とテントの犯行現場に残されたマークの類似に気付き、乃木とテントの関係にたどり着いていた。いよいよ“テント”の実体や謎に迫っていく。さらに、明かされるFの秘密、乃木の正体を追う野崎ら公安、そして、ついに行われるジャミーン(ナンディン-エルデネ・ホンゴルズラ)の手術の行方は…。怒濤(どとう)の後半戦が幕を開ける。
【番組情報】
「VIVANT」
TBS系
日曜 午後9:00〜9:54
TBS担当 A・M
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