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吉岡里帆×永山瑛太が「時をかけるな、恋人たち」でドラマ初共演。ヨーロッパ企画・上田誠のオリジナル脚本2023/08/15

吉岡里帆×永山瑛太が「時をかけるな、恋人たち」でドラマ初共演。ヨーロッパ企画・上田誠のオリジナル脚本

 吉岡里帆が、フジテレビ系で10月10日にスタートする火ドラ★イレブン「時をかけるな、恋人たち」(火曜午後11:00=関西テレビ制作)で主演を務めることが決定した。また、主人公の恋の相手役で永山瑛太が共演する。

 「時をかけるな、恋人たち」は、タイムトラベルと恋を掛け合わせた“今”を大切にしたくなる新感覚のSFラブコメディー。劇団「ヨーロッパ企画」の主宰・上田誠氏が脚本を担当する“タイムパトロールのお仕事もの”ד時空を超えたラブストーリー”のオリジナル作品だ。

 令和の時代を生きる主人公・常盤廻(吉岡)は、広告代理店でアートディレクターとして働き、後輩から慕われ、仕事では“辻褄(つじつま)合わせ”が得意。しかし、恋となるといつもあらゆる“一線”を超えられず、人知れずヤケ酒で涙することもある。「恋に落ちたい…」と願う廻は、未来からやってきたタイムパトロール隊員・井浦翔(永山瑛太)と出会い、特命を受けて一緒に違法なタイムトラベラーを取り締まることになる。

 歴史を変える恐れがあるため、違法トラベルは重大な罪。それでも、恋の事情を抱えて、時空を超えて、時をかけてでも、未来から令和の時代にやってきて“恋に生きようとする恋人たち”に心を動かされ、時には辻褄を合わせて、彼らの悲恋を実らせていく廻。気付けば、そんな廻に翔との“恋の超展開”が。しかし、2人の運命はそれだけに収まらず…。実は、廻と翔は、時をかけて恋に落ちた恋人同士だったのだ。タイムパトロールで23世紀の未来から来ていた翔と、大学時代の廻は出会ってしまった。しかし、2人の恋は許されない。タイムトラベル取り締まりのルールに従って、廻はその時の記憶を消されていたのだ。

 思いを募らせ、時を超えて、未来から再び会いに来た翔と、全く覚えていない廻の関係は元に戻るのか? 廻は、いつも後回しにしてきた自分の恋を今度こそ叶えるため、時をかけて、人生の恋の辻褄合わせに奮闘する。現代人・廻と未来人・翔の、時を超えたロミオとジュリエットばりの禁断の物語が始まる――。

 吉岡は、初共演の永山について、「瑛太さんの演じる翔は未来人なので、予測不能な言動一つとっても、すべてが瑛太さんだからこその、魅力と個性があります。毎回、翔の不思議な魅力に翻弄(ほんろう)されながら、現代人の廻も真っすぐに気持ちをぶつけていきます。現代人と未来人の恋がどうなっていくのか、コミカルに、一緒にアイデアを出しながら演じています」と目を輝かせ、「『大人が真剣にSFコメディーを作るとこういうことになるぞ!』という、新鮮で斬新な作品が生まれると思うので、楽しみに待っていただきたいです!」と言い、これまでにないSFラブストーリーの誕生に胸を弾ませている。

 加えて、コメディードラマの本作は「笑いの要素が多いのに最後はジーンとしたり、ちょっと恋してみようかなと一歩を踏み出したくなるような、パワーのある作品です」と説明。「何よりキャラクターそれぞれがとってもチャーミングなので、火曜午後11:00は1週間が始まって、『まだ先長いな…』と感じる夜ですが、このドラマがちょっとした癒やしになれるよう頑張りますので、ぜひ見ていただきたいです!」とアピールしている。

 一方、永山は吉岡に対して、「かわいくてけなげで、聡明さのある、非の打ち所がない人ですね。そして、周囲の人にポジティブなものを与えてくれる。撮影していても、吉岡さんがちゃんとしっかりと受けてくれるので、僕はある意味、芝居での冒険ができるというか、遊びが生まれてきます」と絶賛。そして「僕は10個も年上ですし、男として守ってあげたいという気持ちもあるんですが、不思議な感覚がありまして、もうちょっとあの時話しかけられたなとか、芝居の邪魔をしていないか、帰り道に吉岡里帆さんとの距離感について反省しています(笑)」と明かす。

 続けて、「恋をするエネルギーで生きている登場人物を見ていただいて、皆さんに元気をお届けして、少しでも楽しい時間を過ごしていただけたらうれしいですし、SFものとしても、1話ごとに引っかかるところが少しずつ回収されていって、霧のようなものが少しずつ晴れていく。1話から最終回まで楽しく見ていただけたらうれしいですね!」と期待を寄せた。

 脚本を担当する上田氏は「夢かなと思いました」と述べ、タイムパトロール・ラブコメディーをやってみたかったと話し、「長い間やりたかったことが連続ドラマで、しかも理想をはるかに超えた形でかないました!」と喜ぶ。キャストについて聞かれると「吉岡里帆さんは、この特殊な企画に全身で乗ってくださり最高で、キャラクターについてや、時のかけかたについて何度も会話を重ねました。永山瑛太さんとは映画『サマータイムマシン・ブルース』以来です。時の重なりに胸が熱く、未来人についての胸躍るアイデアを山ほどくださいました」と語り、手応えを感じている様子。

 監督の山岸聖太氏に関しては、「何が何でもお願いしたかった。レトロフューチャーめいたSFな風景やガジェット、時間を巡るエモーションを、一切の妥協なくチャーミングに映像にしてくださいました。プロデューサーさんたちの尽力と奔走は、時をかけて宇宙の秩序を守るタイムパトロールみたいでした。恋は時に因果を越えます。週に1度、30分。ありえない密度の物語を駆け抜けます!」と意気込んでいる。

 ドラマを手掛ける岡光寛子プロデューサーは「宇宙の秩序や規範を守るタイムパトロールと、個人的な得手勝手な感情で周りを顧みない恋愛。相反する二つを掛け合わせた時、何が起こるのか…。敬愛するヨーロッパ企画・上田誠さんとの雑談から始まったオリジナルのタイムパトロール・ラブコメディーが、吉岡里帆さん、永山瑛太さんをはじめとする素晴らしい出演者の皆さんに参加していただき、こうして形となってお届けできることに、この上ない喜びを感じております」とコメント。現場では何が起こるか分からない、ドキドキワクワクの連続だそうで、「正解のないSFは未知との戦いですが、キャストとスタッフがアイデアを出し合い、大真面目にふざけながら、感情はリアルに。これまで見たことのない遊び心あふれるドラマにすべく、心を込めて制作しています。恋愛がもたらすエネルギーの強さを、突破するパワーを、このドラマから放出できたらうれしいです」と声を弾ませた。

 「あの時、あの選択をしていたら…」など、“過去”や“あり得たかもしれない未来”に思いをはせた経験は多くの人がしてきたはず。本作では、今までたくさんのことを諦めてきた主人公が、たとえどうにもならないしがらみがあったとしても、もう恋も仕事も諦めたくないという素直な気持ちに向き合って、一歩を踏み出す姿を描いていく。

 主人公をめぐる恋の行方や、1話完結で時間ものならではの華麗なる伏線回収、現代人と未来人のコミカルなやりとりなど、見どころが満載。先行きが見えず、諦めたり妥協したりすることが多い現代でも、諦めずに、自分の気持ちと向き合い、一歩踏み出し自分自身を開放する一助となりそうなドラマに期待が膨らむ。


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