「私が女優になる日_」徳島出身の16歳・大和奈央が3代目グランプリに決定!2023/08/14
TBSスター育成プロジェクト「私が女優になる日_」のオーディション番組「『私が女優になる日_』season3」(土曜深夜0:28。一部地域を除く)の3代目グランプリが、徳島県出身の16歳・大和奈央に決定した。
「私が女優になる日_」は、幅広い世代に人気の俳優・タレントが所属する事務所「田辺エージェンシー」と、数多くの番組・映画からアイドルや楽曲などさまざまなエンターテインメントを手掛けてきた秋元康、そして、TBSがタッグを組んで2020年に発足した女優発掘・育成プロジェクト。第3弾となる今回は、応募総数約7000人の中から、北は北海道から南は沖縄まで、最年少は15歳、最年長は20歳という9人のファイナリストが参加していた。
4人が勝ち進んだ最終ラウンドでは、さまざまなジャンルの第一線で活躍する超一流クリエーターであるOSRIN氏、伊勢田世山氏、映画監督の羽住英一郎氏、俳優としても監督としても活動する竹中直人とタッグを組み、15秒のショートドラマを制作。「大和奈央×羽住英一郎」「和多田萌衣×竹中直人」「岸本小雪×OSRIN」「坂本彩×OSRIN」の組み合わせで「私が女優になる」をテーマに、4人の個性が15秒にギュッと詰まった作品を地上波、SNSで展開し、番組公式LINEアカウントから視聴者投票を実施してグランプリが決定した。
そして、8月13日の生放送でグランプリが発表。頂点に輝いた高校2年生の大和は、セミファイナリスト4人を決める最初の視聴者投票でも、透明感のあるビジュアルと存在感で2位以下に大幅な差をつけた。そして、最終ラウンドでも「もう一度、会ってみたい」と視聴者の心をつかみ、TBSドラマ主演デビューの座を懸けた激しい争いを勝ち抜いた。
視聴者投票の結果が発表され、総合プロデューサーの秋元から花束が贈呈されると、大粒の涙を流し「まさか自分が本当にグランプリになれるとは思ってもいなくて、でもずっと夢であった女優さんという夢をかなえられて本当にうれしいです」とコメント。また、未来のスター女優誕生の瞬間を、番組MCのニューヨーク(嶋佐和也、屋敷裕政)と高山一実に加え、初代グランプリの飯沼愛、2代目グランプリの幸澤沙良が見届けた。
生放送後に実施した囲み取材で、大和は「私はもともと人前に立つのが苦手な性格なのですが、そういう自分を変えたくてこのオーディションを受けたので、勇気や希望を与えられるような女優さんになりたいです。将来は、いろいろな役を演じて、別人と思ってもらえるような女優さんになりたいです」とあらためて喜びをかみ締めつつ、意気込みを語った。
秋元は「ファイナリスト4人全員、ともに個性が強かったですが、その中で大和さんが一番未知数で、クリエーターたちがこれからいろいろと試してみたくなるような素材だと感じました。型にはまっていないことが多くの方に支持されたのだと思います。最終ラウンドの対決では、自分に自信を持ち始めたことがよかったし、この世界には正解がなく自分の中で正解を見つけるしかない中で、おぼろげながら彼女自分で正解が見えてきたのではないかと思います。大和さんが“女優になった日”に立ち会えて、その瞬間を目撃できたということで、後に成長した姿を見られるのが楽しみです」と、大和の魅力と今後への期待を述べた。
グランプリに輝いた大和は、TBSほかで10月スタートのよるおびドラマ「Maybe 恋が聴こえる」(月~木曜深夜放送、開始日・時間未定。一部地域を除く)の主人公・桃井蕾未役で主演デビューを飾る。ドラマ撮影に向けて大和は、「初めての経験ばかりで自分がちゃんとやっていけるのかすごく不安が大きいですが、そういう不安も乗り越えながら頑張っていきたいです」と意欲を燃やす。
大和がドラマ初出演にして初主演を果たす「Maybe 恋が聴こえる」の舞台は声優学校。ヒロインとイケボ男子たちがおくる、声に恋する“声キュン”ラブコメディーだ。企画・原案は秋元が担当し、共演には声優志望のイケボ男子・音瀬陸役で橋本涼(HiHi Jets/ジャニーズJr.)が決定している。
嶋佐は「大和さんは9人に選ばれた時点では1位ではなくて、段々と順位を上げていってグランプリを勝ち取って本当にすごいなと思いました。羽目を外しすぎずに、スレないように(笑)。でも歴代グランプリの先輩2人(飯沼、幸澤)が全然スレていないから毎回安心はしています。2人のアドバイスを聞きながらいろいろ教えてもらって、そのままのすてきな大和ちゃんでいてほしいです。僕は個人的に長澤まさみさんが好きなんですが、“まさみ超え”してほしいです(笑)」と思いを伝えた。
相方の屋敷は「3月から見守ってきて、あらためて全員が、顔つきや所作が別人のように変わっていてびっくりしました。それに比べて僕らは1mmも変わっていないんじゃないかと(笑)。頑張ろうって刺激になりました。芸能界のおきてを(ワークショップで)小籔千豊さんに教えてもらっていたので、グランプリになってあらためて小籔さんから話をしていただきたいです(笑)。大和ちゃんらしさ、素朴さを忘れないように頑張ってほしいです」と挑戦者たちの成長と頑張りに大いに刺激を受けた様子。
高山は「(彼女たちを見て)もう泣きそうになりました。本番中も本当に素晴らしくて、最初はバラエティーっぽいことをしたり、『女優さんを目指しているのに!』と不安になったこともあったと思うのですが、その経験も経ていろんな講師の方から学んで、今日成長している彼女たちを見て、奈央ちゃんの頑張りを尊敬しています。私は“克己心”という言葉が好きなのですが、これからいろんな人と出会って、いろんな人と比べちゃうこともあると思いますが、昨日の自分やこれまでの自分を超えるぞ!という気持ちでやったら結果がついてくると思うので、頑張ってください!」とエール。
初代グランプリの飯沼は「3代目が決定するまでのオーディションもずっと見させていただいていて、皆さん緊張されてるんだろうなと思っていましたが、本番直前の彼女たちを裏で見たら思っている以上に堂々としていて、笑顔もあったり、励ましている姿も見て大丈夫だろうなと思いました。ドラマ撮影が始まってからのアドバイスとしては、本当に肌が奇麗なので、メークは落として寝た方がいいと思います! 私はドラマ期間中にできない時があって後悔しているので(笑)」と自身の経験からアドバイス。
2代目グランプリの幸澤は「まだ自分に後輩ができる実感があまりなくて、生放送で一緒に最後にお芝居させていただいて、ちょっとの時間ですが近くでその頑張りを見たので、この結果になって私もとてもうれしいです。これから仲良くなれたらなと思います! ドラマの撮影に入ると、最初は本当に何が何だか分からないと思うのですが、現場で起こること全部、なんでもかんでも吸収する気持ちで不安にならずに頑張ってください」と応援している。
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