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鈴木亮平が「下剋上球児」で甲子園を目指す弱小野球部の監督に!「最愛」スタッフ陣が集結2023/08/07

鈴木亮平が「下剋上球児」で甲子園を目指す弱小野球部の監督に!「最愛」スタッフ陣が集結

 鈴木亮平が、TBS系で10月にスタートする連続ドラマ「下剋上球児」(日曜午後9:00、開始日未定)で主演を務めることが分かった。鈴木は「TOKYO MER~走る緊急救命室~」以来約2年ぶり、2度目の「日曜劇場」枠での主演となる。

 「下剋上球児」は、高校野球を通して、現代社会の教育や地域、家族が抱える問題やさまざまな愛を描くドリームヒューマンエンターテインメント。鈴木が演じる主人公・南雲脩司は、三重県立越山高校に赴任して3年目の社会科教員。大学まで野球一筋でやって来たものの、けがをきっかけに引退。大学中退後はスポーツトレーナーとして働いていたが、教師になる夢を捨てきれず、32歳で大学へ再入学し教師になった。教員生活を送る中、地元の大地主の孫が入学したことを機に、廃部寸前の弱小野球部の顧問を担当することになり、日常が一変。プライベートでは2児の父であり、妻と共働きで義父と同居しており、家庭のことも積極的にこなす一面もある。

 これまで、暴力団の組長、漫画家、救命救急医、テレビ局員の政治記者など、個性が強く癖のあるキャラクターを演じることの多かった鈴木。本作では珍しく、一見どこにでもいそうな、ごく普通の教師役に扮(ふん)する。野球部に関わることで変わっていく南雲を、鈴木がどのように演じるのか注目だ。

 さらに、スタッフ陣は、TBSの「石子と羽男―そんなコトで訴えます?―」「最愛」「MIU404」「アンナチュラル」をはじめ、多くの人気ドラマを世に送り出してきた新井順子プロデューサーと塚原あゆ子監督。多くのドラマファンに愛される2人のタッグによる初の「日曜劇場」作品となる。また、2人の作品の脚本をこれまでも数々手掛けてきた奥寺佐渡子氏がストーリーを紡いでいく。3人が手掛けた「最愛」は、第59回ギャラクシー賞テレビ部門選奨、東京ドラマアウォード2022の作品賞連続ドラマ部門グランプリなど数多くの賞を受賞し高評価を得た。心のひだの部分にも光を当て、登場人物のリアリティーと深い描写力が光る最強チームで送る、新たな作品に期待が高まる。

 鈴木は「2年ぶりの『日曜劇場』ですが、毎回出演する時はいつも以上に皆さまに作品を届けられるよう、自分のできる限りの力を尽くしてやると決めています。今回演じるのは元高校球児で、大学でいろいろなことがあり野球は辞めてしまったのですが、先生になるという夢を諦められず36歳にして先生になった、まだまだ新米な3年目の先生です。役づくりにあたって、僕自身、野球は未経験なので目下練習中です! あとは、大谷翔平選手の試合を見に行って、ホームランを見てきました! これはちょっと誇れます(笑)」と役柄についてエピソードを交えながら紹介。

 加えて、「今回の大きな見どころの一つとして、球児たちの成長があります。共演する球児役の子たちが本当にキラキラしていて、野球が好きな子たちで、俳優としても、球児としても一生懸命好きなものに向き合っている姿を皆さまに見ていただければ、彼ら一人一人のことを応援したくなると思います」と作品について触れ、「実は甲子園球場で2年間ビール売りのアルバイトをしていたのですが、夏の甲子園になると毎試合負けてしまうチームがあって、そこで彼らの夏が終わってしまうという姿を見てきました。今回そんな彼らのように甲子園を目指す球児たちの裏にある思いを先生として一緒に体験していく、そしてそんな彼らと甲子園に出られたとしたら、何を思うのだろうと今から楽しみです」と自身の経験を振り返りつつ、物語の展開に思いを巡らせる。

 そして、あらためて「毎週見てくださる皆さまに感動をお届けできるように、そして球児役の子たちのキラキラした姿、頑張るっていいな、好きなことに一生懸命になるってこんなにかっこいいんだという姿をお届けできればと思います。ぜひご覧ください」と力を込めた。

  新井プロデューサーは「2018年に三重県の公立高校・白山高校が甲子園に初出場するまでの軌跡を描いた『下剋上球児』(カンゼン/菊地高弘)を読み、当時のことを思い出し胸が熱くなりました。この軌跡にインスピレーションを受け、高校野球を通して教育や地域問題、教師や生徒の問題、そしてさまざまな愛を描いた人間ドラマを作りたいと、絶大な信頼を置く脚本家の奥寺さんと共に各登場人物やストーリーをオリジナルで作り上げています」と作品誕生の経緯を明かし、「主人公の南雲先生は、“こんな先生が居たらいいな”というキャラクターにしようと考えていて、鈴木亮平さんはまさにイメージ通り! 野球練習も全力で取り組んでくださり、驚くべき身体能力でめきめきと上達されて、あらためて南雲先生にぴったりだなと思っています。生徒役キャストへの愛情も深く、彼らのことを話す鈴木亮平さんの様子は南雲先生そのもの。これから生徒たちとどうセッションしていくのか楽しみです。また、南雲に立ちはだかる壁をどう乗りこえていくのかも見どころになります」と主人公が魅力的なキャラクターとなっていることに言及。

 また、「今回、塚原監督も”野球ドラマ”としても一線を画した作品にできるよう、チャレンジングな演出に取り組んでいます。炎天下の中、『熱中症に注意だよ!』と全員で声を掛け合い、球場で砂にまみれながらキャスト・スタッフ一同が撮影に奮闘する姿は、まるで“野球部”のようです。気迫の映像をご期待いただきたいです。そしてまだ言えませんが、『そんな展開あり!?』といろいろな問題が巻き起こります…! ハラハラドキドキ、手に汗握る、胸も目頭も熱くなる、老若男女問わず楽しんでいただける作品になっております。この熱気が視聴者の皆様に伝わりますよう願っております」と熱い作品となることをアピールしている。

 演出の塚原氏は「高校野球に限らず、部活をやってきたすべての人が熱くなれる物語です。また、部活ではなくてもいい。アニメでもアイドルでもアーティストでも。何かに夢中になることは、かけがえのないことなんだと確信させる作品です。登場する球児たちは、青春を全部かけて夏に挑んで、それで将来にプロになるわけでもありません。鈴木亮平さん演じる、南雲先生がそんな彼らをどう導き、また、何を学ぶのか。ぜひ、一緒に体験してください!」と、多くの人に刺さる物語であることを伝えている。


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