赤楚衛二が“沼らせ女”に翻弄（ほんろう）される姿に共感の声続出！次なる相手は“結婚したい女”!?2023/07/21

　赤楚衛二が10年前に恋人と別れて以来、“恋愛迷子”になってしまった33歳の会社員を演じるドラマ「こっち向いてよ向井くん」（日本テレビ系）。雰囲気も性格もよく、先輩や後輩にも好かれている“いい人”な向井悟（赤楚）が、「余裕ができた今の俺なら！」と10年ぶりの新たな恋に挑戦するラブコメディーだ。

　7月12日放送の第1話では、向井の職場に新たにやって来た年下女性・中谷真由（田辺桃子）が自分に好意を寄せていると思い込み、盛大な“勘違い”をしてしまった向井。彼女に猛アプローチを仕掛けていた後輩・河西翔太（内藤秀一郎）から守るために一緒にタクシーに乗り込んだり、一緒に誕生日プレゼントを選びに出かけたりと、中谷の力になろうと奮闘する向井だったが、余裕いっぱいに告白すると「あ、そういうのじゃないです。私、河西さんと付き合うことになったんです」と思わぬ返事が…。

　そして第2話では、向井の義理の弟・武田元気（岡山天音）が営むカレー店「パイレオ」で向井の話を聞いた常連・坂井戸洸稀（波瑠）にド正論で論破されてしまい、落ち込む向井に「パイレオ」の店員・羽鳥アン（久間田琳加）が急接近――！　その場の流れで、アン、アンの友人と3人で飲みに行くことになった向井は、アンと2人きりになった帰り道、「キスも10年してないの？」「してあげよっか？」と突然キスされてしまう。その後も10歳年下のアンの言動に振り回されながらも、洸稀の言葉を聞いて目を覚ました向井が、アンとしっかり向き合う覚悟を決めて「パイレオ」へ向かうと、アンの隣には“新しい彼氏”がいて…。

　この予想外のどんでん返しには、視聴者もSNSで「衝撃すぎた」「アンちゃんの行動も理解できる」「振り回される向井くんもかわいい」などのリアクションが。ラストシーンで洸稀に「『どうすればよかった』じゃなくて『どうしたかった』が大事なんじゃないかな？」と言われた向井が「好きに…なりたかった…」と、つぶやく姿に胸がきゅっと締め付けられた筆者だったが、庇護心がくすぶられた視聴者も多かったのではないだろうか。そのほか、藤原さくらさん演じる向井の妹・麻美が自宅に届いたエステのダイレクトメールを見ている場面で語った「世の中、男にモテるために美容とかファッションがあるわけ？　私は自分が着たい服を着たいし、自分の満足のためにエステに行く」という言葉にも女性から多くの共感の声が寄せられた。

向井くんの恋が進まない理由とは？終盤での“答え合わせ”が癖になる！

　本作にハマる大きなポイントが、物語の終盤で描かれる“恋の答え合わせ”。性別、年齢差はもちろん、個人個人で恋愛観は全く異なるが、向井は向井なりに考えながら動いていたあのシーンの裏で、実は女性はこう感じていた…という“恋愛観のズレ”が、田辺さんや久間田さんといったゲストキャストが演じる各話ヒロインの心の声が再生されることによって、向井の恋が進まない理由が明らかに。一つの恋を多角的に見ることができる上に、1話で2部構成のようになっているため見やすさも抜群。“答え合わせ”と共にスッと胸に落ちる洸稀の恋愛アドバイスも必見だ。

洸稀も恋の予感が…　“大人の男性”環田との恋の行方にも注目

　普段は向井に対して、時に手厳しく、時に優しく、恋愛のアドバイスをする洸稀だが、会社の同僚で、仕事ができる“大人の男性”の環田和哉（市原隼人）が気になっている様子。仕事終わりに「じゃあ、飲みに行こう。少し話がある」と洸稀を誘い、「仕事の話ですか？　それともそれ以外？」と聞く洸稀に対して「どっちなら行ってくれる？」とほほ笑む環田。高等テクニックを繰り出す大人の余裕たっぷりな環田に、メロメロになってしまった視聴者も多いのではないだろうか。第2話では一度離婚していることが明らかになったが、第3話の予告映像では、環田の自宅（？）でピアスをつける洸稀に「もう帰っちゃうんですね」「僕の朝ご飯、おいしいですよ」と意味深発言も…。洸稀とどんな恋模様を繰り広げていくのか？　ピュアでほほ笑ましい“恋愛迷子”な向井の恋とは一味も二味も違う、大人な恋の行方も見逃せない。

第3話＆第4話ヒロインは“恋愛よりも結婚したい女” 向井くんがついに結婚か!?

　振られてばかりの向井に、3年前に会ったきり音沙汰もなかった原チカ（藤間爽子）から突然連絡が入る。一緒に食事に行くと、過去に会ったことがある安心感からか会話が途切れず、楽しい時間を過ごす。後日、再び会うことになった向井はチカから「私と…結婚に向かってみるってどうでしょう？」と提案される。一方の洸稀は、向井の心配をよそに環田とのアブナイ関係にハマっていき、麻美と元気の関係にも暗雲が立ち込め…。

　第3話、第4話でヒロインのチカを演じる藤間さんは「私の周りにも、チカさんのような悩みを抱える友人が最近とくに増えてきたように思います。仕事と結婚、そして妊娠…。私自身もこの役を演じていて、人ごとには思えないような気持ちになり、幸せとは何だろうと考えさせられました。そういった女性が抱える悩みは、まだ社会的な問題として取り上げられることは少ないけれど、実は見えていないところで多くの女性が年齢という壁を前にして、もがき苦しんでいるのだと思います。その様子がとてもリアルに描かれながらも、向井くんのポップなかわいい世界観で楽しく見ていただけたらうれしいです」と、自身の演じるキャラクターについて思いを語った。“恋愛迷子”な向井と“結婚したい女”チカの、恋愛を飛ばした関係の向かう先とは――？