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「ドリフに大挑戦!」で加藤茶&飯塚悟志がコント「酔っ払いと張り込み」に挑戦。「笑ってもらうのが一番元気になる」2023/07/16

「ドリフに大挑戦!」で加藤茶&飯塚悟志がコント「酔っ払いと張り込み」に挑戦。「笑ってもらうのが一番元気になる」

 時を経ても色あせないザ・ドリフターズの名作コントに大挑戦するほか、「ドリフ大爆笑」(1977年~98年/フジテレビ系)などの番組から厳選された爆笑の名作コントを織り交ぜ、“ドリフの笑い”に浸ることができる「ドリフに大挑戦スペシャル」(同系)。

 7月17日放送の第4弾は、「ドリフに大挑戦!夏だ!コントだ!大笑いSP」と題し、総勢27人のドリフを愛する出演者が、さまざまなコントに挑戦する。

 今回、加藤茶さんと志村けんさんが披露してきたコント「張り込みと酔っ払い」に挑む東京03・飯塚悟志さん。事前にお二人の映像を確認した上で、飯塚さんの色を織り交ぜながら作り上げたという。80歳を迎えてもなお体を張ってコントに挑む加藤さんらの姿は必見だ。

「ドリフに大挑戦!」で加藤茶&飯塚悟志がコント「酔っ払いと張り込み」に挑戦。「笑ってもらうのが一番元気になる」

――収録お疲れさまでした! 第4弾の手応えはいかがでしょうか。

加藤 「自分的には手応えあったなと。若い人たちがみんなノってやってくれるんで助かっています」

――加藤さんも体を張られていました。

加藤 「久しぶりに頭をたたかれたの(笑)。だって、もうたたく人がいなくなっちゃったから。何年ぶりだろう…5年ぶりぐらい? なんか逆にうれしかった!」

飯塚 「本番前に、『あの、頭をたたいてもよろしいでしょうか』と確認させていただいて。そうしたら『大丈夫だよ』って言っていただいたので、結構強めにいきました(笑)」

加藤 「結構、遠慮なくきました(笑)。志村の場合はもっときつかったけど、(この日のコントで使ったかつらは)たたかれてもいいようにヘルメットになっていて、痛くないように作ってありました(笑)」

――飯塚さんは第1弾から出演されて、今回は加藤さんとコントにも挑戦されましたが、収録を終えての率直なお気持ちをお聞かせください。

飯塚 「今回、加藤さんとコントをやらせていただいて、夢のようでした」

加藤 「あはは、そう?」

飯塚 「はい。まず、志村さんと加藤さんがやられている映像を見させていただいて、『これやるんだ…』って。この通りには絶対できないので、僕なりにやらせてもらおうとは思ったんですけど、普段の(東京03の)コントでは、壁が倒れるとか、おしっこかけられたりすることが一切ないので…(笑)。ほんとに新鮮でしたし、楽しかったですね」

加藤 「初めての経験?」

飯塚 「初めての経験でした」

加藤 「あ、そうなんだ。じゃあ、逆によかったね(笑)」

飯塚 「ほんとに! ありがたいです。そして、加藤さんが僕とコントで絡む前に、結構(1人芝居を)存分にやっていらして(笑)」

一同 「(笑)」

飯塚 「ちょっとニヤニヤしちゃって(笑)。押し殺すのが大変でした」

加藤 「あ、ほんと?」

飯塚 「はい。僕の好きだったカトちゃんが今から近づいてくる…!と思いながら、ドキドキしながら待っていました」

――加藤さんと志村さんのコント映像を見て、学びになった部分があれば伺えますでしょうか。

飯塚 「志村さんのお芝居が自然なんですよ。加藤さんとの絡みじゃないところの張り込みの雰囲気とか、そういうのがすごくリアルで。あらためて、お芝居の上手な方なんだなって思いましたし、緊張感の出し方がやっぱりうまいなと思いましたね。まねできているか分かりませんけど、勉強はさせていただきました」

加藤 「これでもね、まねじゃない方がいいんだよね。志村のを見て、志村の通りやろうと思うとそれは違う。飯塚くんの色を出してもらった方が僕も絡みやすいし。志村と違う色でやってくれるのはとってもうれしいですね」

「ドリフに大挑戦!」で加藤茶&飯塚悟志がコント「酔っ払いと張り込み」に挑戦。「笑ってもらうのが一番元気になる」

――本番前にお二人でお話されている様子も見受けられました。

飯塚 「(加藤さんが見に来てくださった)ライブの感想をいただきました。コントに関しては、ほぼほぼ何もしゃべってないです(笑)」

加藤 「ちゃんと(コント設定が)決まっているし、ちゃんと台本通りやりますから!」

飯塚 「台本通りやってないですよね(笑)。全然台本通りじゃなかったですよ(笑)」

一同 「あはは!」

――そうなるともう加藤さんの流れに任せる感じでしょうか(笑)。

飯塚 「ほんと、そうです! だから、いつ来るのかなってドキドキでした」

加藤 「彼は(東京03では)ツッコミ専門でやっているんで、ツッコミはやっぱりうまいですね」

飯塚 「(かみしめるように)あー、うれしいですね」

加藤 「だから、安心してボケられる! (飯塚のツッコみは)志村とちょっと違うんだけど、でもやっぱりツッコミがうまいですねえ」

飯塚 「めちゃくちゃうれしいです」

「ドリフに大挑戦!」で加藤茶&飯塚悟志がコント「酔っ払いと張り込み」に挑戦。「笑ってもらうのが一番元気になる」

――あらためて、ザ・ドリフターズの笑いが伝統的に若い世代に受け継がれていることについて、どんなふうに捉えていらっしゃいますか。

加藤 「ほんとにありがたいなと思いますね。昔、自分たちがやったことを今でも喜んでやってもらえるっていうね。自分たちのネタが間違ってはいなかったんだなって知らされました。昔は見ちゃいけない番組なんて言われましたけど(笑)、どうも今やってみると、皆さん喜んでくれるんで、逆に自信になりますよね」

「ドリフに大挑戦!」で加藤茶&飯塚悟志がコント「酔っ払いと張り込み」に挑戦。「笑ってもらうのが一番元気になる」

――飯塚さんからみたザ・ドリフターズの笑いの魅力をお聞かせください。

飯塚 「普遍的な笑いなんだと思いますよ。僕らはドリフの皆さんがやってたフォーマットを、そのままやらせていただいているだけなんですけど、『あ、こんなに楽しいんだ!』って思いました。産みの苦しみは当然あったと思いますけど、始ったら楽しいんですよね」

加藤 「だから、本番が一番楽しいの!」

飯塚 「ですよね」

加藤 「ネタを考えている時が一番苦しいの(笑)」

飯塚 「僕らは、その産みの苦しみなしでここに立ち会わせていただいてやらせてもらっているので、ただ楽しいだけなんですよ」

加藤 「よかった。楽しんでくれて」

飯塚 「多分、出ている皆さん、全員そうだと思います」

加藤 「ありがたい話ですね、ほんとに。昔のやつを(全部)やるとすると、あと60年は大丈夫だね!」

一同 「(笑)」

加藤 「俺は元気でいるかどうかっていうのは怪しいけどね」

飯塚 「いや、長生きしていただかないと! 多分ね、やりたい若手いっぱいいると思いますよ!」

加藤 「そう?」

飯塚 「はい! 30代の若手、20代の若手…みんなこれやりたいと思うんで、ずっと生きていてもらわないと」

加藤 「そうだね、頑張れるかなあ(笑)。今、80(歳)だからね?」

飯塚 「100(歳)までお願いします!」

加藤 「あはは! 100(歳)になったらたたきにくいだろ(笑)」

飯塚 「さすがにちゅうちょするかもしれないですけど、本番のテンションでいっちゃうと思います(笑)」

――最後に、ドリフという看板を背負い、これからも続けていくことへの思いを伺えますでしょうか。

加藤 「今でもコントを見て笑ってくれることがうれしくて。こうやって本番をやると元気をもらえるのと同時に、やっぱり笑ってもらえることがすごい力になりますよ。(収録中のスタッフの笑い声など含めて)もう何より元気になりますね。元気になる薬があったら欲しいんだけど…薬がない分、笑ってもらうのが一番元気になるのかな」

【番組情報】

「ドリフに大挑戦!夏だ!コントだ!大笑いSP」
フジテレビ系
7月17日 午後7:00~8:54

取材・文/Y・O(フジテレビ担当)



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