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木戸大聖が「僕たちの校内放送」で連ドラ初主演。“ぼっち”でさえない高校生役2023/07/12

木戸大聖が「僕たちの校内放送」で連ドラ初主演。“ぼっち”でさえない高校生役

 フジテレビでは、8月1日に火曜ACTION!「僕たちの校内放送」(火曜深夜0:25、関東ローカル)がスタート。Netflixオリジナルシリーズ「First Love 初恋」で佐藤健が演じた役の少年期を好演し話題となった木戸大聖が、連続ドラマ初主演を務めることが分かった。

 フジテレビのヤングクリエーターたちが月替わりで制作するドラマを届ける「火曜ACTION!」枠。8月期に放送される「僕たちの校内放送」は、学校でも目立たない存在の放送部員の少年が、仲間と共に校内放送を盛り上げていく“校内放送青春群像劇”。友情×校内放送(ラジオ)×青春ドラマの要素が詰まった完全オリジナルストーリーだ。

 主人公・今野浩哉を演じる木戸は、期待とワクワク感がある半面、責任やプレッシャーを感じている様子で、「校内放送が題材ということで、セリフ量も多く眠れません(笑)」としつつも、「共演者の方々がついていきたくなるような背中で語るタイプの座長に憧れつつも、皆さんが芝居をしやすい環境を作れるような座長になりたいと思います!」と爽やかにコメント。

 浩哉は、人とのコミュニケーションが苦手な引っ込み思案の高校2年生。親しい友人もおらず、校内どころかクラス内でも目立たない、いわゆる“ぼっち”タイプだ。幼い頃からラジオが大好きで、自宅では常にラジオを聴いて過ごしている浩哉のお気に入りは、深夜番組「オールナイトニッポン」。ラジオ好きが高じて学校では放送部に所属するも、部員は浩哉のみ。唯一の仕事となる昼の校内放送でも、定型文の連絡事項だけしか放送しないため、顧問からはついに廃部を言い渡されてしまう。

 突然の事態に困惑する浩哉だったが、必死の交渉により何とか廃部まで4カ月間の猶予を得る。しかし、内気で消極的な性格から何かを変える一歩を踏み出せずにいた中、あることがきっかけで同級生・大城健太と放送室内で言い争いに。その2人のけんかが校内放送で流れてしまう。

 ところが、その掛け合いが想定外に小気味よかったことで、校内でプチバズりを起こす。そこで浩哉と健太は校内放送内でラジオを意識した番組をやることに。内気でさえないラジオ好きな浩哉と、ラジオに興味がない社交的な健太。放送部が廃部になるまでの4カ月間、正反対な2人の校内放送を通じて短くも熱い青春と友情の日々が始まる――。

 4話完結のドラマと聞いて、どんなストーリーなのかと思ったという木戸は、台本を読んで「こんなに濃密なんだ」と感じたと明かす。校内放送をテーマとした作品について、「珍しいと思いますが、学生の頃お昼の時間は校内放送があったので身近に感じました。僕が通っていた学校では誰かがリクエストした曲が流れるのですが、今日は何が流れるんだろうとみんなで楽しみにしていました」と当時を振り返った。そして、「中学生の頃は、ドラマ『ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー~』(フジテレビ系)がはやっていて、その主題歌だったB’zさんの『イチブトゼンブ』は青春の1曲です!」と思い出の曲を挙げた。

 また、高校時代の思い出は「バレーボール大会」ということで、「ボールをつないでいくというスポーツがクラスの団結力を高めるきっかけになるすごく大事な大会でした。4月から練習が始まって勝利のために全員が真剣になり協力し合って、一致団結していく。文化祭以上に真剣になったり、負けたら本気で涙したりとすごく青春の思い出です」と熱く語った。

 引っ込み思案でおとなしい浩哉のような役は初挑戦らしいが、「自分ももともと人見知りな部分があって人と話したりするのが苦手だったので、そこを思い出しながら演じています」と共通する部分も感じているよう。加えて「根暗な性格というのは主人公自身にとってはあくまで普通のことなので、そこを悪いこととしては見せたくないと思っています。視聴者の方には、“こういう男の子っているよね”っていう共感と、“成長できてよかったね”という好感を持っていただけるように演じたいです」と意気込んだ。

 最後にあらためて「ドラマの中に出てくる人物たちはそれぞれに悩みを抱えていて、視聴者の皆さんにも共感していただけるような親近感のあるドラマになっています。そして、この作品をきっかけにラジオの面白さも皆さんに伝わればいいなと思います!」と見どころをアピールした。

 番組を手掛ける足立遼太朗プロデューサーは、木戸から受けた印象を「圧倒的なルックスと爽やかないでたち、力強い目とあふれ出るピュアさ」と表現。続けて「セリフということを感じさせない自然体なお芝居は、浩哉が何かに夢中になる少年のような真っすぐさと一歩を踏み出し進んでいく強さ、大人になりかけているアンバランスな時期の繊細さを体現し、この作品の肝とも言える、熱くて淡い友情を丁寧に表現していただけると思いました」と起用理由を話している。

 学校では目立たない存在の“ぼっち”でさえない高校生が、校内放送で一躍人気者になる様子を描いた、爽やかな青春ストーリーで熱演する木戸の、ラジオ愛あふれるフレッシュな高校生役に注目だ。


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