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「らんまん」田邊教授の妻・聡子を演じる中田青渚が感じた田邊の印象は!?2023/07/11

「らんまん」田邊教授の妻・聡子を演じる中田青渚が感じた田邊の印象は!?

 NHK総合ほかで放送中の連続テレビ小説「らんまん」。本作は植物学者・牧野富太郎をモデルに、神木隆之介さん演じる槙野万太郎が、幕末から明治、大正、昭和と四つの激動の時代を植物学者としていちずに突き進んでいく、波瀾(はらん)万丈の人生を描いた物語です。

 田邊彰久教授(要潤)の申し出を断った万太郎(神木)は、植物学者として身分のない自分が植物の新種を世に発表するにはどうしたらいいのか考える中、自らの手で図鑑を発行することで世の中に認めてもらうしかないという考えにたどり着く。そのために、昼は研究、夜は大畑印刷所へ通うことを決心するが、それを聞いた寿恵子(浜辺美波)は了承したものの、万太郎の体が心配でならない。考え抜いた寿恵子は思わぬ行動に出る。そんなある日、長屋に大窪昭三郎(今野浩喜)が訪ねてきて、万太郎が高知で採集してきた植物の共同研究を持ち掛ける。

「らんまん」田邊教授の妻・聡子を演じる中田青渚が感じた田邊の印象は!?

 田邊教授を支える妻・聡子を演じた中田青渚さんに撮影中のエピソードや役についての印象をお聞きしました。

――出演が決まった時の感想を教えてください。

「朝ドラのオーディションを何度も受けていて、いつか出演してみたいなという思いがありました。でも『らんまん』に出演できるとは思っていなかったので、とても驚きました。決まった時はうれしかったのですが実感が湧かず、後からジワジワやってきました」

――台本を読んだ時の第一印象はどうでしたか?

「台本のト書きに植物の描写が多く描かれているのを読んだ時は、自分の家(田邊教授の家)にはどんな感じの植物たちが置いてあるんだろうとわくわくしました。聡子は物語の重要なキーパーソンになっていて、こんなすてきな役をいただけたプレッシャーもありました」

――中田さんが感じた聡子の印象と似ている部分を教えてください。

「内気でおどおどしている部分がありますが、女子校に通っていた過去があるので、賢さも持っていて内気なだけにはならないように気をつけていました。華やかな女性ではないですが、凛としている姿が魅力的だと思います。私も聡子と同じように自身の意見をしっかり持っていて、言う時はしっかり口にするキャラクターなので、その部分は似ているかなと思います」

――聡子を演じる際の苦労した点や意識した点はありますか?

「撮影の順番が台本通りだったので、撮影に慣れていく過程と聡子が成長して自信がついて、強さが出てくる点がリンクして、とても演じやすかったです。要さんとの関係も徐々に慣れてきていい関係で演じられたと思います。聡子が『田邊教授を尊敬していて、あなたを支えたいです』という気持ちを持っていることを常に忘れないように意識して演じていました」

「らんまん」田邊教授の妻・聡子を演じる中田青渚が感じた田邊の印象は!?

――時代劇への出演はいかがでしたか?

「時代劇への出演は今回で2回目ですが、演じるのがとても楽しいです。お着物を着ていると普段とガラッと印象が変わりますし、きちっとしている感じに気合が入ります」

――万太郎を演じている神木隆之介さんの印象を教えてください。

「神木さんは朝から晩までずっと撮影を頑張っていて、これが朝ドラの主人公なんだなと感じました。そんな中でもずっと周りを盛り上げて、すごい方だなという印象があります。ほかにも神木さんの30歳の誕生日の際に、神木さんが現場入りする前からメークさんたちが飾り付けをして、とても華やかにお祝いをされていて、共演者の方やスタッフの皆さんに愛されているなと感じます」

――寿恵子役の浜辺美波さんとの共演について感じた印象を教えてください。

「浜辺さんとのシーンは撮影2日目だったので、緊張してあまり話しかけられなかったんですが、役としての寿恵子さんも浜辺さん自身もどっしりと構えていらして、一緒にいるだけで安心感があり、とても助けられました。作中でも緊張している聡子が少しずつ寿恵子さんへほぐれていくシーンでしたが、私自身も浜辺さんへの緊張がほぐれていく感覚があり、聡子とリンクしていたと思えました」

――聡子を演じていて田邊教授から感じた印象を教えてください。

「本当に植物がとても好きなんだなという印象が強いのですが、ほかにも政府の仕事をやらなければならなかったり、たくさんのことを抱えていて不器用な人だなという印象です。田邊教授にはどこか怖いイメージを持っていたんですけど、聡子が田邊教授の好きな部分を語っている際の、枕を抱いて歩いていたところを『ちょっとだけかわいいなと…』と話すシーンでかわいらしい一面が見えてきました。女子高生が好きな人の話をするような気持ちで演じることができました」

「らんまん」田邊教授の妻・聡子を演じる中田青渚が感じた田邊の印象は!?

――田邊教授役の要潤さんの印象はどうでしたか。

「第一印象は、身長が高くて驚いたのを覚えています。緊張していて初めはあまり会話をできていなかったのですが、休憩時間にお菓子を食べている姿を見て、聡子が田邊教授をかわいいと思うのはこういう部分なのかなと思っていました」

――「らんまん」に出てくる夫婦の関係性に憧れなどありましたか?

「万太郎さんと寿恵子さんは夫婦でありながらも親友のような一面もあり、友人としての一面や良きパートナーとしての一面などいろいろな役割を担っている関係性はとてもすてきだと感じて憧れています」

――今後、注目してほしいシーンを教えてください。

「20週目にある事件で田邊教授がもう駄目かもしれないというぐらい落ち込み、聡子が励ますシーンがあります。そこで初めて、2人が対等な夫婦になります。演出の渡邊良雄さんとも話し合って、今まで夫婦としてのスキンシップもなかったのですが、聡子から教授に初めて触れるようシーンを撮影しました。これからいろいろな変化が見られるかなと思います。ぜひ注目して見ていただけたらなと思います」

――最後に視聴者へ向けて一言お願い致します。

「聡子の成長を見守ってほしくもありますが、田邊教授と万太郎さんの少しずつ変わっていく関係性と、寿恵子さんと聡子の変わらない関係性という部分にも注目してご覧ください」

――ありがとうございます。

第72回 あらすじ

「らんまん」田邊教授の妻・聡子を演じる中田青渚が感じた田邊の印象は!?

 図鑑作りに向けて動き出した万太郎。寿恵子は万太郎と伴走するつもりが何もできずにいる自分が情けなく、及川福治(池田鉄洋)に相談するが、身の丈に合わない望みは不幸になると言われる。一方、万太郎は、大畑夫婦(奥田瑛二・鶴田真由)に図鑑作りの相談をするが、印刷所は大忙しで印刷機がいつ空くか分からない状況。そこへ突然寿恵子がやってきて、ある提案をする。

【番組情報】

連続テレビ小説「らんまん」
NHK総合
月曜~土曜 午前8:00~8:15ほか ※土曜は一週間の振り返り
NHK BSプレミアム・NHK BS4K
月曜~金曜 午前7:30~7:45ほか

NHK担当 S・A



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