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恋した相手は自分のストーカーだった!?「癒やしのお隣さんには秘密がある」田辺桃子&小関裕太インタビュー2023/07/07

恋した相手は自分のストーカーだった!?「癒やしのお隣さんには秘密がある」田辺桃子&小関裕太インタビュー

 深夜だからこそ描けるディープな人間模様や緊迫するサスペンス、大人の恋愛などをテーマに“DEEPなドラマ”を制作・放送するべく、今年4月から日本テレビに新設された「金曜ドラマDEEP」。その第2弾となる新ドラマ「癒やしのお隣さんには秘密がある」が本日7月7日深夜1:00から放送される。

 普通の会社員・蓬田藤子(田辺桃子)が住む隣の部屋に、超ハイスペックイケメン・仁科蒼真(小関裕太)が引っ越してくる。藤子とベランダ越しに何げない会話をするようになり、次第に藤子の癒やしの存在となっていく仁科だったが、実は4年前から藤子をストーカーしていたことが発覚し――。ひかれ合う一方で、自分のストーカーである仁科を受け入れることができるのか? いびつで極端な愛情を描く、禁断の“やみきゅん”ラブストーリーが幕を開ける。

 TVガイドwebでは、本作でダブル主演を務める田辺桃子さんと小関裕太さんにインタビュー! 累計800万超ダウンロードの漫画を実写化することへの思いや互いの印象について、さらに作品にかけてプライベートな話も語ってもらった。

恋した相手は自分のストーカーだった!?「癒やしのお隣さんには秘密がある」田辺桃子&小関裕太インタビュー

――本作は人気漫画が原作になりますが、原作をご覧になった時、そしてドラマの脚本を読まれた時はどのように感じましたか?

田辺 「原作コミックを読んだ時、私はキャラクターを俯瞰(ふかん)で見ていたはずだったのですが、いつの間にか藤子や仁科と同じ目線で見ていて。読んでいる人が登場人物を友人のように見守っているかと思ったら、気がついたら自分のことのように物語に入り込んでしまっている…というように、いろんな角度から見られる作品ってなかなかないのではと思います。それもただのストーカーというだけでなくて、実は自分のストーカーだったというのも衝撃的で、ハラハラドキドキしつつ、でも、すごく癒やされる部分や人としてキュンとくるところもすごくたくさんあって。これを実写化すると聞いた時は、ドラマ版ではどういうふうに進んでいくんだろうと、一視聴者としてもとてもワクワクしました」

小関 「…正直に言うと、僕は読みながらずっと『え!』『うわっ!』『キモッ!』ってずっと言っていました(笑)。もちろん、あらすじを分かった上で原作を読んでいるというのもあるんですけど、時折、距離感や仁科が持っている空気みたいなのが本当に怖くて。藤子ちゃんは恋しているから気づいていないんですけど、第三者から見るとすごく邪悪な気配がするんですよね。『実は彼はストーカーでした』と種明かしされた時には『やっぱり…』って納得しますし、部屋の中のシーンでは藤子の写真が壁一面に貼られていて、それにもまた『うわー』って言ってしまいました。1人で結構叫びながら読んでいましたね。ラブの要素がある作品でありつつもすごく人間的なホラーの要素があって、でも彼がそこに至った経緯や彼の性格、バックボーンが徐々に明らかになっていくので、ラブからホラーになって、そこからどんどん新しい展開になっていく。原作はまだ連載中なんですが、最初にお話を聞いた時には、スタッフさんから『格好よくて紳士で御曹司だからといってストーカーが許されるのか、というところもちゃんと踏み込んで考えていきたいです』と伺った上で企画書を読ませていただいたので、『深夜ドラマならではのオリジナリティーある作品ができそうだな』ってワクワクしました」

――それぞれ演じられる藤子と仁科のキャラクターについては、どのように捉えていらっしゃいますか?

田辺 「藤子のキャラクターだけを見ていても、癒やされるんです。一生懸命ですし、何事も頑張るぞっていう気持ちももちろんすてきなんですけど、内に秘めている感情がちゃんとあるっていうところも魅力的で。私は割と人間味があるキャラクターの方が好きになるタイプなんです。何を考えているか分からないキャラクターもいるじゃないですか。そういう面では藤子は喜怒哀楽がありますし、感情もコロコロ変わる子ではあるんですが、そこもまたいとおしいです。その一生懸命なところと、でも、彼女なりに悩むところもあるし、思わずキュンとしてしまうところもあるし…といういろんな感情の中で、彼女が真っすぐ突き進んでいる姿がすごく魅力的なキャラクターだなという印象を受けました」

小関 「このキャラクターと向き合うにあたって、原作にもドラマ版にも描かれている、彼がどうしてこうなったのかという過程や経緯、その中で彼がリアルな感情でどのように心が移り変わっていったのか、どういう意識で普段過ごしていて、彼女に対してはどういう形の愛なのかという部分を、第三者目線じゃなく本人目線で明確になったら彼に寄り添うことができるのかなと思っています。今回が初めてストーカー役を演じるのですが、ストーカーを演じようとするのではなくて、彼が信じているものや彼が藤子に向けている純愛についてなど、そういうピュアな部分に迫って寄り添っていけたら仁科が完成するんじゃないかなと思い描いています」

――仁科は4年前から藤子のことが好きという設定ですが、小関さんは藤子という女性の魅力的な部分をどういうふうに感じていますか?

小関 「何よりもやっぱり真っすぐなところですよね。仁科が藤子を好きになった一番大きな理由は、ネタバレになっちゃうんですが…彼女を好きになった明確な理由があって、それがすべてではあるんですが、それで彼女が気になるようになって、彼女という存在を求めるようになるんです。恋をしているからこそ見えてくる彼女のいい部分がたくさん増えていったんじゃないかなって思っていて、そのうちの一つが、やっぱり真面目さだったり、断れないくらいの優しさであったり。家族が貧乏で弟もいるという環境の中で、努力し続けている面も彼女をより好きになっていく要素だったのかなと想像しています」

恋した相手は自分のストーカーだった!?「癒やしのお隣さんには秘密がある」田辺桃子&小関裕太インタビュー
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――それぞれ役を演じる上での演技プランなどをお伺いできますでしょうか?

田辺 「原作だと、回を追っていくごとに実は仁科がストーカーだったということが分かるのですが、ドラマ版だと視聴者の方が最初から『この人がストーカーだ』と分かった状態からスタートするので、その状態で見た時に藤子がただ能天気な子には見せたくなくて。漫画原作というのもあって『え、こんなこと起きるかな』と感じる部分もあると思いますが、この作品の大きなテーマとなる『純愛の境界線とはどこなのか』は、現実世界でも共通する問題だと思いますし、藤子が生活している空気感やしゃべり方はドラマならではの表現だと思うので、藤子の持っている愛らしさと人間味はドラマ版として楽しんでもらえたらいいなと思っています」

小関 「先ほどお話した仁科の不気味さという部分で言うと、ドラマ版では最初に『彼がこういう人間です』という問題提起が見えているので、逆にあまり不気味さを演出しない方が不気味なのかなって思っています。原作にもドラマ版でもあるのですが、2人がベランダでお酒をくみ交わしながら、『今日はこんなことがあったんだ』『そうなんだ、その女子最低だね』なんて会話をして心に寄り添うシーンがあるのですが、僕の中では、漫画のそのシーンさえもちょっと変な距離感に感じたんです。でもドラマ版は、お互いにとって癒やしの存在であって、リラックスできる空間である方がなんか面白いんじゃないかなと思っていて。…という感じで、原作にあるヒントを大事にしつつ、原作を再現するのではなくて、ドラマが持っているコンセプトやメッセージ性を大事にしながら撮影に参加したいなと思っています。なので、見てくださる方が深夜に帰ってきて、その日の仕事の疲れを癒やしていただけるシーンもありますし、怖いシーンもあるので、深夜ならではのテンションで見て楽しめるドラマになったらいいなと思います」

――金曜日の夜に見るのにぴったりという感じがしますよね。

小関 「どうなんですかね(笑)。いい土曜日を迎えられるのか、ちょっと濁った感情になるのか…。でも、毎話次はどうなるんだろうと思うところで終わるので見逃せないです」

――では、お互いの印象について、キャラクターと照らし合わせて「ここが似ているな」「逆にここが違うな」と感じるところがあったら教えてください。

田辺 「小関さんは結構ふんわりしていて“悪”のところが想像つかないので、そういう意味では仁科に似ている気がしました。今後の撮影の中で『まさかね』っていう二面性も出てくるんだろうなと…」

小関 「今回あらわになりますよ、僕の本性が(笑)。田辺さんは、もともと持っていた印象と大きく変わらないんですけど、藤子の“すごく真面目で頼まれたことを断れないような性格”という意味では、役にすごくぴったりだなと思いました。以前『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』(日本テレビ系)というドラマ作品の時は1日くらいしかご一緒していないんですけど、『役に真摯(しんし)な方なんだな』という印象があって。今日、取材を受けていても、あらためていい意味で真っすぐで真面目な方なんだなっていう印象を受けたので、役にすごくピッタリで楽しみです」

恋した相手は自分のストーカーだった!?「癒やしのお隣さんには秘密がある」田辺桃子&小関裕太インタビュー

――小関さんの二面性を楽しみにされているとのことでしたが、ほかに「こんな一面を見るのが楽しみ」と思う部分や、「このシーンのこの姿を演じるのが楽しみ」と感じている部分はありますか?

小関 「今日お話していて、田辺さんはいろいろな趣味があったり、こだわっている香りが好きだったりというのを聞いて。僕も興味はあるんですけどそんなに詳しくないので、そういうところで影響を受けられたらいいなと。あと、メーク部屋をすごく快適なリラックスできる空間にしてくださると約束してくれたので、すごく楽しみにしたいです」

田辺 「ぜひ! 私は仕事から帰ってきた後のベランダのシーンです。原作もドラマ版もすごく印象的なので、そのシーンの撮影を楽しみにしています!」

――原作ファンの方もいらっしゃると思いますが、実写化する時のプレッシャーはあまり感じていないでしょうか?

田辺 「制作チームの皆さんも原作をとても大事にしているので、そこは安心していただいてもいいかなと思います。ドラマ版と原作で進み方が多少違っていたりはするんですけど、またそれはそれで面白いのではと思っています。漫画でしか描けない部分も、ドラマ版でしか描けない部分もあって、それぞれに良さがあると思うのですが、今回は原作の良さをそのままにしながら、プラスアルファでドラマでしかできないことを乗せていく感じになるので、原作を知っている方や好きな方でも楽しんでいただけるようなドラマになるんじゃないかなと思っています」

――「ゆるキャン△」(テレビ東京系)に出演されていた時も再現度が結構高いと話題になっていましたが、それとはまた作り方が違うのでしょうか?

田辺 「作り方は結構似ています。漫画では藤子の表情が結構コミカルに描かれている部分があって、そこは『ゆるキャン』の時みたいに漫画をたくさん読み込みました。藤子は表面上じゃない面白さもすごくあるなと感じたので、そこは漫画から抽出してドラマ版に落とし込めたらと思っています」

小関 「僕は原作がある作品をやる時にはその原作を必ず読みますし、原作の一ファンになってから台本を読み込んでいくので、プレッシャーは全然ないです。いろんな見方があって、これが初見という人もいれば、話は聞いたことあるけどドラマから入ってみたという人もいれば、ドラマ化が決まったから漫画を読んでみて、その後にドラマを見たという人もいれば、もともと原作が好きでドラマ版も気になって見てみたという人もいます。いろんな見方がある中でも、一番コアに『さて、どういう作品なんだ』って構えて見る方って、やっぱり原作がもともと好きな方だと思うんですが、僕自身がファンになっているので、そんなに緊張はないですね」

――仁科のように言動に反応してしまうくらいには、もうかなりファンになっているということですよね。

小関 「たぶん誰よりも楽しんでいます(笑)。この作品は、女性が見たらキュンとする部分が最初は多いと思うんですけど、男から見たら『うわっ』『なんだよ、やめろやめろ』って思うシーンも多くて…本当に声に出して読んでいました」

恋した相手は自分のストーカーだった!?「癒やしのお隣さんには秘密がある」田辺桃子&小関裕太インタビュー

――藤子と仁科を演じるにあたって、準備しようと思っていること、もしくは今準備されていることはありますか?

田辺 「今回はあまり準備しないようにしています。役柄によっては自分とかけ離れていることもあるので、普段は演じるキャラクターによってプレーリストを作ってみたりしていて。私自身、普段から音楽を聴くのが好きなのですが、共感できる部分が少ないな…みたいな時に、音楽の力を借りたりするんです。でも、藤子は原作から結構キャラクターの色というか雰囲気は得ているので、逆にリラックスしていた方がいいのかなと。頼もしい先輩もいますし、初めましての方やご一緒したかった方もたくさんいて、心強いメンバーがそろっているので、自分は逆に身を委ねて風の吹くままに任せていこうかなと。藤子も自分の色はもちろんあるんですけど、そういうタイプだと思いますし、人が勝手に集まってくるタイプだと思うので、そこからまず一緒の目線に立ちたいなと思って、準備はあえてあまりしてないんです」

小関 「僕はもう準備がそろっています。衣装合わせだったり、メークの方やスタイリストの方、プロデューサー、原案の方、脚本の方、監督など、主に人物の表面を作り上げる方といろいろと話し合いながら、すり合わせながら…という時間がすごく大事だなと思っていて。そこを納得してクリアにできれば、その人物を演じることに迷いがなくなると思うんです。もちろんまだゴールではなくて、今後ももっと見える部分はあると思うんですけど、その作業の大枠はすでに終わっているので、あとはもうクランクインを迎えるだけという状態で、割と安心はしています。あとは細かなところで、彼のバックボーンの中でどういう心の揺れ動きがあったのかを考えたり、台本にも、もちろん原作にも描かれていない幼少期の心情をもう少し深く広く考えられたら、より演じやすくなるのかなと思っています」

恋した相手は自分のストーカーだった!?「癒やしのお隣さんには秘密がある」田辺桃子&小関裕太インタビュー
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――物語では藤子は仕事終わりのビールが日課ですよね。お二人のこれだけはやらないと気が済まないということやルーティンはありますか?

小関 「僕は化粧水と乳液。肌が痛くなってしまうので、化粧水と乳液をしないと本当につらくて。すごく乾燥肌なので、保湿しないとカピカピになっちゃうんですよ。今となってはすごくいいルーティンなんですが、小学校の頃から親に『化粧水した? 乳液した?』って言われて育ってきたので、それは必ずやりますね。こだわりとしては、とにかく量をつけること。びしゃびしゃになるくらい(笑)。本当に想像している以上の乾燥肌なので、徹底してやっています」

田辺 「私は入浴時に、お風呂で使えるスピーカーで音楽聴きながら入るのが日課です」

小関 「そうなんだ! 何を聴くの?」

田辺 「いろいろと聴くんですけど、最近はMaroon5やザ・ロイヤル・コンセプトとか、洋楽が多いです」

――ちなみに、台本の覚え方や現場での過ごし方など、ドラマをやるにあたってのルーティンは何かありますか?

小関 「僕はゴルフボールを現場に持っていって、メーク中とかに足でコロコロしています。 朝起きてすぐってやっぱり体がすごく固まっているので、足裏をほぐすと体も楽になるし、腰も楽になるし。すねとかお尻をほぐす時はラクロスボールがいいんですけど、でも大きさと柔らかさがなかなか…。でも、メーク中は椅子に座っていて寝転がることができないので、メーク中はゴルフボールです。衣装によっても違うんですけど、スーツとかだと動ける範囲も決まってくるので、現場によってはラクロスボールは使えないので…ルーティンといえばゴルフボールかなという回答でした!」

田辺 「追求されたんですね! 私は撮影に入ると長時間メークをするので、乾燥するとすごく崩れやすいので、家でスキンケアする時にパックをしたりして入念に保湿をするようにしています。どれがいいのかは調査中なんですけど、私も結構ピリつきやすくて。効果があるやつというよりは、保湿に特化しているものや水分がすごくいっぱい入っているやつを重視して選んだりしています」

小関 「僕はピンクのパッケージのパックをおすすめします! 僕もCMにも出ているんですが、パックがとてもいいので今度プレゼントしますね」

――(笑)。では、お二人にとってのぜいたくな時間や癒やしの時間はありますか?

小関 「僕はジャズを聴きに『BLUE NOTE TOKYO』に行きます。もともとジャズが好きで、コロナ直前に格好つけも含めて『BLUE NOTE』に行ってみたいなと思って行き始めた時期があったんです。飛び込みで行ってもすごくすてきなアーティストさんと出会えるし、何より音楽好きが集まっている空間で、1時間なり1時間半の凝縮された時間を過ごすというのがすごくリラックスできましたし、刺激もあって僕には合っていたんですよね。コロナ禍になって行けなくなってしまった期間があってすごく悔しかったんですが、最近はまた外国のアーティストさんがようやく来られるようになって。僕の音楽好きの友達におすすめしてもらったアーティストさんのライブなどにまた行くようになってきたので、それが楽しみの一つになりました」

田辺 「私は普段そんなにお酒とか飲まないんですけど、すごくたまにワインが飲みたくなるんです。全然高いのとかじゃなくて手頃なワインを1杯だけ飲むっていうのが楽しみです」

小関 「格好いい! ワインを嗜む23歳、格好いいね。ちなみに赤ワインですか?」

田辺 「赤ですね。白ワインも好きですけど赤派です」

――親しくなった相手が、仁科のように「自分には言えない秘密があるんじゃないか」「この人、うそついているんじゃないか」と感じたら、お二人だったらどうされますか?

田辺 「私は聞いちゃうかもしれないです。最初は気にしないようにしていると思うんですけど、疑う自分も嫌なので…。どうしても気になる部分とかがあったら『ちょっと質問なんですけど…』って言っちゃうかもしれないですね。私は自分1人で考えすぎてしまうタイプなので、そういう関係性にはなりたくないなって。恋愛に限らず、人間関係とかでも直接聞いて話し合えばいいのに、聞くまでにいろんなことを考えすぎて自分がつらくなるっていうことが多かったんです。なので、最近はためずにすぐに言うようにしています」

小関 「僕はどうだろう…。あまりそういう経験がないので想像ですが、周りからいくかもしれないです。周りの人にちょっと探りを入れて…」

田辺 「えっ!?」

小関 「だって、絶対言いづらいことじゃないですか。『聞かれてないから言ってないだけ』とか『聞かれたから言うけど…』みたいな感じの秘密じゃないなら、聞いても絶対言わないし…。1回周りに『俺が悪いことしたのかな?』『なんか聞いてない?』って聞いて、自分を納得させてしまうかもしれないですね」

――劇中では仁科の部屋の壁一面に藤子の写真が貼られている…という描写もありますが、お二人が執着してしまうもの、盲目的になってしまうものは何かありますか?

小関 「(少し考えて)金額を見ずに買ってしまうという意味でいうと、僕はハリーポッターのグッズですね。好きなのはグリフィンドールなんですけど、本当に作品自体が大好で。つえもいっぱい持っていますし、レプリカもレアなものも本もいっぱい持っています。本当にありとあらゆるものが好きですね。“みぞの鏡”っていう金色の大きくて象徴的な鏡があるんですけど、それが一度インターネットに出ていたことがあって。5万円くらいだったんですが、『みぞの鏡だったら5万円でも買わなきゃ!』と思って購入を押そうとしたんですけど、そのタイミングで『現場来てください』って呼ばれちゃったんです。その後、もう一度あらためて見た時にサイズを見たら、すごく小さくて。多分、普通の人だったら大きな鏡は邪魔だと思うんですけど、ついサイズも見ずに飛びついてしまって…。実物大のものが欲しかったので、購入を押していたら危なかったですね」

田辺 「気づけてよかったですね! 私はカメラが好きです」

小関 「それはフィルムカメラ?」

田辺 「フィルムです。もともとはデジタルを使っていたんですけど、フィルムの方がうまく撮れたかどうかが現像してみないと分からないところとか、撮り直しができないところとかがすごくいいなと思って。フィルムカメラは眺めているだけでも好きです」

――撮影現場でも撮られたりしているのでしょうか?

田辺 「そうですね。今の瞬間は絶対に私しか見ていなかっただろうなっていう、スタッフさんのポーズを撮ったり、キャストの方を撮ったり。あとはその日の空を撮ったりもします」

――小関さんもカメラはお好きですよね?

小関 「好きです。僕は主にデジタルなんですが、最近はフィルムも使います。メインカメラは何を使っているの?」

田辺 「オリンパスのOM-1です。おじいちゃんが持っていたやつなんですけど、自分で巻き上げてピントも自分で合わせるのが一番好きなんです」

――今回の撮影でもたくさんお写真撮れるといいですね! 放送も楽しみにしています。

7月7日放送・第1話

恋した相手は自分のストーカーだった!?「癒やしのお隣さんには秘密がある」田辺桃子&小関裕太インタビュー

 会社員の藤子は実家に仕送りをしながら、古いアパートで1人暮らしをしている。真面目さがゆえに、頼まれた仕事は断らず笑顔で引き受けすぎてしまう日々を送り、恋愛とは無縁の生活を送っていた。そんなある日、隣の部屋にエリート会社員の仁科が引っ越してきた。仁科は優しく真摯でイケメン。そして偶然にも、ベランダでビールを飲む習慣が一緒だった。いつの間にか、仁科とベランダで話すことが藤子にとって癒やしの時間となっていく。しかし、仁科には絶対に知られてはいけない“秘密”があった――。

【プロフィール】

田辺桃子(たなべ ももこ)
1999年8月21日生まれ。神奈川県出身。主な出演作に、ドラマ「ゆるキャン△」(テレビ東京系)、「リコカツ」(TBS系)、「受付のジョー」(日本テレビほか)、映画「SUNNY強い気持ち・強い愛」(2018年)、「ラーゲリより愛を込めて」(22年)など。出演するドラマ「スイートモラトリアム」(TBSほか)が毎週火曜深夜に放送中。また、7月12日スタートのドラマ「こっち向いてよ向井くん」(日本テレビ系)に中谷真由役で出演する。


小関裕太(こせき ゆうた)
1995年6月8日生まれ。東京都出身。主な出演作に、「わたしに××しなさい!」(TBSほか)、NHK連続テレビ小説「半分、青い。」、「来世ではちゃんとします」(テレビ東京系)、映画「みをつくし料理帖」(2020年)、「ライアー×ライアー」(21年)、ミュージカル「四月は君の嘘」、舞台「キングダム」など。

【番組情報】

金曜ドラマDEEP「癒やしのお隣さんには秘密がある」
7月7日スタート
日本テレビほか
金曜 深夜0:30~0:59 ※初回は深夜1:00~1:29
※TVer、Huluでも毎週金曜深夜0:30より定時配信

【プレゼント】

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※当選で獲得された権利・賞品を第三者へ譲渡、または換金することはできません。
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※抽選、抽選結果に関するお問い合わせにはお答えできませんので予めご了承ください。

取材・文/K・T(日本テレビ担当) 撮影/蓮尾美智子 スタイリング/渡辺文乃 ヘアメーク/吉村英里



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