「18/40」福原遥&深田恭子の絆はバッチリ! 鈴鹿央士とのダンスで現場は和気あいあい2023/07/06
TBS系で7月11日にスタートする連続ドラマ「18/40~ふたりなら夢も恋も~」(火曜午後10:00。初回は15分拡大)の記者会見が行われ、ダブル主演を務める福原遥と深田恭子のほか、共演の鈴鹿央士、上杉柊平、安田顕が参加した。
「18/40~ふたりなら夢も恋も~」は、キュレーターになるという夢に向かって歩き始めた18歳の妊婦・仲川有栖(福原)と、恋を後回しにしてきたビジネスパーソン・成瀬瞳子(深田)の生き方も正反対の2人の女性が、年の差を超えたシスターフッド(=女性の絆)を築き、それぞれ訳あり男子と恋に落ちるラブストーリー。タイトルの“18/40”は、主人公2人の年齢を表しており、今の時代の女性の生き方や悩み、葛藤をそれぞれの目線で描く、龍居由佳里氏と木村涼子氏による脚本のオリジナルストーリーとなっている。
有栖と瞳子がそれぞれ恋に落ちる訳あり男子役で、プロダンサーを目指す大学生・黒澤祐馬役を鈴鹿、瞳子と金沢で運命的な出会いをする美術品輸送専門ドライバー・加瀬息吹役を上杉、消防士として働きながら男手一つで一人娘の有栖を育ててきた父・仲川市郎役を安田が務める。
TBSの連ドラ初主演となる福原は「まさかこんな大役をいただけると思っていなかったので、本当にうれしいですし、いいものを皆さんと一緒に作れるように頑張りたいなと思っています」と意欲を燃やし、「演じる有栖は、学芸員になるという夢を持っており、一生懸命で努力家な女の子ですが、18歳で予期せぬ妊娠が発覚して、これからどういう選択をして、どう生きていくか、壁にぶち当たっている女の子です」と役柄を説明。
一方、現代アートを扱う会社で、アートとビジネスをつなぐ仕事をしているやり手のアートスペシャリストに扮(ふん)する深田は、これまでアートにはあまり触れてきておらず、今回の役を演じるにあたり、勉強しながら役柄に臨んでいることを明かす。そして、火曜ドラマには4度目の出演となるが、「火曜ドラマはすごく人を明るくさせてくれる。ドラマの中で、深刻なシーンはありますが、いろんな年齢の方に刺さるドラマになっていると思いますし、皆さんに楽しくご覧いただけたら」とアピールした。
また、2人の紡いでいく絆が大きな見どころとなる本作。既に2人の仲は深まっているようで、福原が「小さい頃からお姉ちゃんが欲しいと思っていたので、今回こうやって深田さんと姉妹のような関係で撮影できることがすごく楽しいですし、たくさん支えていただいています」とほほ笑むと、深田は「私が演じる瞳子はお節介な役なんですが、実際にも妹がいるので、遥ちゃんを構いたくなっちゃう。とてもかわいらしくて、『こっち来て座ろう』とか声をかけちゃうんです。遥ちゃんが(現場に)来ると癒やしになって、自然と笑顔になるんです」と福原がかわいくてしかたない様子。
そんな2人の様子を見て、「和気あいあいとして楽しそうだなと思って、その輪に入れてもらったりしているんです」という鈴鹿。劇中ではダンサーを目指す役柄のため、「僕が踊っていた時に、2人がそれをまねして踊ってくれたりして優しいなと思いました」と現場での様子を明かすと、深田が「3人でふざけて踊っていたら、央士くんがマンホールにイヤリングを落として、怒られちゃってね。あの時はごめんね」と謝罪。鈴鹿は「いやいや、うれしくなってテンションが上がりすぎてしまって、落としてしまったんです」と恐縮した。
ダンスに初挑戦している鈴鹿は、「人生初ダンスだったので、レッスンが始まったばかりの頃は、これを世の中に出しちゃいけないなと思いながら、ちゃんとドラマで使えるぐらいにしないとなと、今もレッスンを頑張っている最中です。今日、控室で皆さんとお話した時に、1話の中でもダンスシーンがあるんですが、『すごかったね』と言っていただけて照れて返せなかったですけど、ありがとうございます」とはにかんだ。
安田は「(鈴鹿のダンスは)すごかったですね。私もこれからダンスの練習しようかなって…」と軽口をたたきつつ、「どうして(自分は)こうやってあっさりとうそがつけるんでしょうか(笑)、それにしても(鈴鹿は)経験あったんじゃないんですか? 本当に初めて?」とその出来栄えに驚いたことを伝えると、これには「(視聴者の)ハードルが上がってないですかね?」と心配する鈴鹿に、「全然そんなことないよ!」と太鼓判を押していた。
また、上杉演じる加瀬と瞳子との出会いのシーンは金沢で撮影。上杉は「奇麗な街並みで出会うというのは、すごく印象的な映像になっているなと思いましたし、撮影している時点でもすごくすてきな場所だなと。金沢には初めてうかがって、ロケに協力してくださった方々もすてきで。深田さんはロケに協力してくださったお店のお母さんとすぐに仲良くなって、お話をされていました。お菓子もたくさんいただいたり、恋愛について質問されたり(笑)、思い出深いですね」とエピソードを明かした。
そして、福原の父親役である安田は、「1話を見てとても丁寧に作られていてびっくりしました。主演のお二人をはじめ、登場人物が生き生きと描かれていて、こういう作品に出演できて光栄です」とまずはコメント。そして、時間をかけて行われる撮影では、スタッフ陣にも疲れが見えることがあるものの、福原の存在が現場を明るくしてくれているそうで、「福原から“癒やしミスト”が出ていて、みんなの貧乏ゆすりが止まるんですよ」とユーモアを交えて、その効果について言及。照れる福原は反対に「安田さんが皆さんを笑わせてくださいますし、そのおかげで笑いが絶えない。アドリブがとても面白くて、次、何が来るんだろうと楽しみにしています」と互いの存在がいい効果を生んでいることをうかがわせた。
さらに、会見では、番組のタイトルにちなんで「18歳の時の自分に今一言助言するなら?」「40歳になった時の自分に向けての一言」をそれぞれ発表。福原は18歳の自分には「精いっぱい楽しんで!」、40歳の自分には「精いっぱい楽しんでる?」と回答し、「18歳の時は不安になることも多いけど、楽しむことを大事にしてと言いたいですし、40歳では、ちゃんと年を重ねているのか、楽しむ気持ちを忘れないでいたいので」と説明。
深田は、18歳の自分には「これから先、たくさんのお仕事をさせていただけますよ! 頑張ってね!!」と声をかけたいと言い、「13歳からお仕事をさせていただいて、こんなに長くお仕事をさせていただけると思いませんでした。当時の自分は不安で仕方なかったのですが、皆さんのおかげで今があります。今でも不安は常にありますが、励ましてあげたいです」と自身をいたわった。
鈴鹿は、18歳の自分には「岡山を楽しんで!」と伝えたいと答え、「18歳の時は上京して、芸能界の活動をこれから始めましょうというタイミングだったし、今すごく岡山に帰りたいなと思う自分がいる。もっと岡山を楽しんでから東京に来ればよかったなと思っているので」と理由を述べる。現場では鈴鹿が話す岡山弁がお気に入りだという福原が「自分のことを“わし”というとそれだけで笑ってくれるんです」と打ち明けた。
会見の最後には、深田が「遥ちゃん演じる有栖と私が演じる瞳子が最初は反発しながらも、年齢の離れた2人が友情とはまた違う形で絆をつくっていく姿を皆さんに見守っていただけたら」とアピール。
福原は「日々過ごしていると、いろんなことが起きて、いろんな選択肢が出てくる人生だと思いますが、私自身、この作品の台本を読んで、何かを選択をする時や、壁にぶち当たった時に、背中を押してもらえる、本当に勇気をもらえるような作品だなと思っています。皆さんにとっても、人生についてすごく考えさせられる作品でもあると思いますし、少しでも皆さまの勇気や、最初の一歩を踏み出せる力になるような作品にできればいいなと思います」と力を込めた。
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