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二宮和也、中谷美紀、大沢たかおが「ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~」でトリプル主演! クリスマスイブの出来事を1クールかけて描く謎と愛と奇跡の物語2023/06/26

二宮和也、中谷美紀、大沢たかおが「ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~」でトリプル主演! クリスマスイブの出来事を1クールかけて描く謎と愛と奇跡の物語

 フジテレビ系では、10月から、二宮和也、中谷美紀、大沢たかおがトリプル主演を務める「ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~」(月曜午後9:00、開始日未定)を放送することが分かった。

 クリスマスイブ。それは1年の中で最もロマンティックで、誰もが心躍らせる特別な1日。「ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~」は、人々が思い思いに過ごすクリスマスイブという“たった1日”の出来事を1クールかけて描く謎と愛と奇跡の物語。主人公は別々の人生を歩んできた、全く関わりを持たない3人の男女で、彼らの物語が同時並行で進行していくが、次第に運命の交錯へと導かれていく。聖夜が終わり、時計の針が再び0時を指した時、彼らの目の前に広がる光景とは? 謎をひもとく伏線は第1話から張られ、最終回ですべて回収されるため、映像、セリフ、表情すべて見逃せない。演出は、「HERO」シリーズ(フジテレビ系)、映画「マスカレードホテル」シリーズ(2019年・21年)などの鈴木雅之氏が担当し、映画「翔んで埼玉」(19年)で第43回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した徳永友一氏が書き下ろすオリジナル作品だ。企画・プロデュースはフジテレビの「コンフィデンスマンJP」や「リーガルハイ」、「謎解きはディナーのあとで」シリーズなど多くのコメディー作品を世に送り出してきた成河広明氏が務める。

 12月24日の横浜。聖夜の訪れに人々は浮き足立ち、真夜中にもかかわらず、街は喧騒(けんそう)の真っただ中にあった。鳴り響くクリスマスソング、恋人たちが集う巨大なクリスマスツリー、そしてライトアップされた赤レンガ倉庫。きらびやかな光の陰に隠れるように、横浜・山下埠頭(ふとう)で銃殺事件が起きる。容疑をかけられたのは、記憶喪失の男・勝呂寺誠司(二宮)。埠頭の一角で目を覚ますと、目の前に頭部を撃たれた死体が横たわっていたのだ。不安と恐怖に襲われる中、パトカーのサイレンが聞こえてくる。落ちていたスマートフォンからは「早く逃げろ!」という男の声が。こうして警察に追われる逃亡犯になった誠司は、失われた記憶をたどりながら事件の糸口を探っていく。薄れゆく記憶の中には大切な人との約束があり…。

 時を同じくしてクリスマスディナーの準備に追われていたのは、頑固な孤高のシェフ・立葵時生(大沢)。横浜・関内界隈で愛される3代続く老舗レストランで、初代の頃から80年受け継がれてきた秘伝のソースを求めて、遠方から足を運ぶファンも少なくない。妻を亡くして以来、「もう二度と誰も愛することはないだろう」と孤独な人生を歩んできたが、一度だけ、一瞬の恋に落ちたことがあった。だが、それでも脇目を振らず仕事に打ち込んできた時生。この日もクリスマスイブの予約は満席で、朝から仕込み作業に追われていたが、突然店に見知らぬ男が侵入してきて…。

 その頃、銃殺事件の現場に直行したローカルテレビ局・横浜テレビの報道キャスターである倉内桔梗(中谷)は、理想の報道を追求し続け、自らの企画で立ち上げた報道番組「日曜NEWS11」を5年間キャスターとして背負ってきた。しかし、突如番組の打ち切りを告げられ、料理番組への異動を言い渡されてしまう。恋もプライベートも捨て、仕事に生きてきた彼女に突きつけられた残酷な現実だ。非情な通達に納得などできるはずもないが、腹をくくり“最後の事件”を追う。独身を貫いてきた彼女もまた、心の中に忘れられない人がいた――。 

 二宮は「構成が非常に変わっているといいますか、正直今まで見たことのないタイプのドラマだと思いました。全部が全部ぶっ飛んでいるなと思いましたが(笑)、視聴者の皆さまに見たいと思っていただけるような面白いストーリーになっていると思いますし、僕自身すごく楽しみにしています。企画を聞いた時は“そんなことできるのかな?”と内心思っていたのですが、どうやらできるみたいです(笑)」と率直な感想を口にする。

 また、自身初の「月9」枠での初主演ということには「松本(潤)さん主演の月9ドラマ(『夏の恋は虹色に輝く』)に1シーンだけ照明スタッフ役で出させていただいたのが、僕の『月9』の歴史でして(笑)。今回は主演ということで本当にありがたい限りです。グループで活動している時から、『月9』といえば恋愛ドラマが多かったと思いますが、最近はとにかく面白くて、誰も見たことがないものを届けようという枠になっていますよね。このドラマも三つのストーリーが入り混ざった一筋縄ではいかない作品ですし、時代の変化も感じて感慨深いです」と心境を明かす。

 なお、大沢、中谷とは初共演。「お二人とも、テレビや映画でずっと見させていただいていた俳優さんなので、一緒の作品に携わることができて光栄です。ただ、ドラマの全体図は一つですけど、3本のドラマを撮っているようなものなので、もしかしたら出会えないかも…(笑)。出会える瞬間はレアケースかもしれませんが、“あっちの話はどうなっていくんだろう”みたいに、お二人の状況を気にしながら、自分の撮影に挑む感じが新鮮で、純粋に楽しみです」と期待を寄せる。

 続けて、「どこまで含みを持たせるのか、どこで謎を回収するのかなど、鈴木監督と相談しながら、話し合いながら作っていきたいと思います。役づくりもそうですが、フジテレビの連ドラがあまりに久しぶり過ぎて、環境におびえています(笑)。(10年10月クールの)『フリーター、家を買う。』以来ですか! それは何もかも変わっていますよね…。フジテレビに戻ってこられたことも、連続ドラマを一から作っていけることもとてもありがたいです。撮影現場も楽しみですし、見てくださった方に“三つとも面白いよね”と言っていただけるように取り組みたいです。クリスマスイブの1日をどんなふうに過ごすのか、人それぞれだと思いますが、僕らはこの三つのストーリーをお届けしますので、純粋に楽しんでいただきたいです。“面白いことやってるな”と思っていただけるよう作っていきますので、一緒に楽しんでいただければうれしいです」とアピールしている。

 大沢は、出演のオファーを受け、「お話の内容を聞いた時、こんなに挑戦したいと思える作品はないと思いましたし、挑戦するスタッフ、キャストの人たちと仕事がしたいと思いました。自分の俳優生命をかけて臨む価値のある作品だと思っていますので、ご迷惑をおかけしないように精いっぱい頑張りたいと思います」と意気込み、「二宮さんとは作品でご一緒するのは今回が初めてなので本当に楽しみにしています。トップクラスの俳優さんですし、二宮さんが出演されている作品はほぼすべて拝見しています。ドラマ、映画で大活躍されていますし、信頼できる素晴らしい俳優さんだと思っています。中谷さんとは最後にご一緒してから10年以上たっているので、すごくワクワクしています。彼女は外見はもちろんのこと、内面も美しい方で、お芝居に対しても、丁寧に、一生懸命、いつも悩みながら取り組む方なので、一緒にいて刺激を受けるんですよね。今回も3人で刺激し合って新しい時代のドラマを作れたらうれしいです」と気を引き締める。

 加えて、自身のドラマデビュー作が「月9」ドラマの「君といた夏」ということで、「初めて芝居をしたのが今から約30年前。今の若い方が生まれる前のことですから、自分のルーツにこんなに長い年月をかけて戻らせていただくことができてとてもうれしいです。自分にとっては勝手にホームのような場所だと思っていますし、ワクワク、ドキドキしています」と深い思い入れをうかがわせる。

 今回の役づくりについては「試しに包丁を買ったんです。みじん切りまでは相当うまくなったと思います。最近もある洋食屋さんに行ってきまして、知り合いの方にお願いして厨房を見学させていただいたりしています」と報告し、「今まで見たことがないような面白いドラマになると思いますし、笑いあり、涙あり、感動あり、そして新しいことばかりです。クリスマスイブの1日を1クールで描くことも挑戦だし、二宮さん、中谷さん、私の3人が実は絡み合っていくというストーリーですので、ぜひ楽しんでいただけたらうれしいです。結末はまだ知りませんが、ハッピーエンドになることを期待しています」と述べている。

 一方、中谷は「魅力的な登場人物たちの物語が同時に平行線で進んでいって、最後には一つに集約されていくという、興味深く、目が離せない物語だと思いましたので、今から楽しみで仕方がありません。今思えば、初めてドラマに出演させていただいたのが『月9』(1993年の『ひとつ屋根の下』)でした。それから30年の時を経て、二宮さん、大沢さんとご一緒に主演を担わせていただけるとのこと、今からドキドキしております。何より体力が大事ですので、しっかり食べて、合間でしっかり睡眠をとって、役柄の心情を大切に演じたいと思っています」と目を輝かせる。

 続けて、「二宮さんはとても自然なお芝居をなさる方で、無理に力まないそのお芝居に直接間近に触れることができることを楽しみにしております。どうしたら二宮さんのようにリラックスしてお芝居できるのか、現場で学ばせていただきたいと思っています。大沢さんとは今作で3度目の共演になります。皆さまもご存じの通り、とても真摯(しんし)にお芝居をなさる方です。今回はシェフを演じられるとのこと、大沢さんがお料理をされる、そのひたむきな姿を現場で拝見できることを楽しみにしています」と2人との共演への思いも話しつつ、「何よりもこれからいただく脚本を大切に読み込んで、初めてご一緒させていただく鈴木監督の描かれる世界観の中で、物語の“住人”になることを大切に心がけていきたいです。そして、共演者の皆さまとの心のキャッチボールを今から心待ちにしております」とコメント。視聴者に向けて、「クリスマスの物語ではありますが、イルミネーションがキラキラと輝く1日の中で、登場人物たちは、もがき、苦しみ、焦り、さまざまなハプニングに見舞われます。そんな登場人物たちの姿を応援していただければうれしいです」と呼び掛けている。

 


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