【WATCH的イケメン図鑑】Vol.56 スコット・スピードマン2023/06/25
爽やかですてきなメレディスの恋人
敏腕外科医のメレディス・グレイらの医師生活を描く「グレイズ・アナトミー」がシーズン19に突入。ただし、今シーズンでメレディス役のエレン・ポンピオがレギュラーキャストの座を離れ、彼女が演じるメレディスも物語を去ってしまうとか!? そんな中、メレディスの“最後の恋人”と言われる移植外科医のニックに注目が集まっている。
スコット・スピードマンが演じるニックは、ここのところメレディスと恋愛関係にあるイケメンで、もちろん外科医としても優秀。夫を亡くし、娘たちを育てるメレディスにとって、今やかけがえのない存在となっている。そもそも彼がシリーズに初登場したのは、シーズン14でのこと。当時、腎移植を受けたばかりだったニックは、縁あってメレディスの患者に。担当医と患者として互いを知るうちにすっかり意気投合し、なんとな~く運命すら感じ合ったのが2人の始まりだった。しかし、その時点で彼らが担当医と患者以上に発展することはなく、スコットは“すてきなゲスト出演者”としてたった1話のみでお別れ。「デレク(メレディスの亡き夫)以来、感じていない何かを感じさせてくれた」とメレディスも言っていたのに、なぜ~!?と、がっかりする視聴者も多かった。
そんなニックがなんとシーズン18で再び登場! しかも、レギュラーキャストとして物語に加わることに。すっかり元気になり、今度は医師としてメレディスの前に現れたニックとの関係が、シーズン18におけるメレディス的ストーリーの見どころの一つでもあった。ただし、絶対にお似合いなのに、いい雰囲気なのに、いろいろあってなかなか先に進まないのが2人の関係。優しいし、頭もいいし、ちょっと強引なところもあるけれど爽やかですてきなニックなのに、どうして~!? そんな2人のロマンスの行方は? メレディスが物語を去るということは、ニックも一緒にいなくなるの? ニックは“最後の恋人”になるの? ならないの? といったハラハラドキドキがシーズン19では待ち受けている。
甘いマスクで視聴者をそわそわさせるスコットは、1998年にJ.J.エイブラムスが手掛けた名作ドラマ「フェリシティの青春」のベン・コヴィントン役でおなじみの存在。ヒロインのフェリシティ(ケリー・ラッセル)の憧れの人であり、4シーズンにわたってくっついたり離れたりを繰り広げたベンを好演していた。今やすっかり大人の男性の雰囲気漂うスコットだけど、頑張るヒロインのそばに彼がいると妙に安心できるからアラ不思議❤︎ 柔らかい雰囲気のせい? 優しい笑顔のせい? メレディスとも、ハッピーエンドを迎えるといいな…。
【プロフィール】
スコット・スピードマン Scott Speedman
1975年9月1日生まれ。イギリス出身。スコットランド人の両親の下、カナダで育つ。水泳選手を目指していたが、けがで断念して俳優の道へ。95年からドラマや映画に出演し始め、「フェリシティの青春」(98~2002年)で人気を得る。映画出演作に、サラ・ポーリー共演の「死ぬまでにしたい10のこと」(03年)、吸血鬼と狼男の血を引く青年を演じた「アンダーワールド」(03年)、「アンダーワールド:エボリューション」(06年)など。近年の作品に、シーズン3に出演した人気ドラマ「YOU -君がすべて-」(18年~)や、8月18日に日本公開されるデヴィッド・クローネンバーグ監督作「クライムズ・オブ・ザ・フューチャー」(22年)などがある。
【番組情報】
「グレイズ・アナトミー19」(全20話)
WOWOWプライム
水曜 午後11:00~深夜0:00ほか(二カ国語)※6月28日は~午後11:50
木曜 午後10:00~10:50(字幕)
文/渡邉ひかる
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