ハヤブサ消防団2023/09/15
番組情報
キャラクター紹介
- 三馬太郎(中村倫也)
新進のミステリー作家。推理小説の新人賞を受賞してデビューするも、今や鳴かず飛ばず。生き残りを懸けて新作を連載中。都会の生活に疲れ、亡父とゆかりのある“ハヤブサ地区”に移住してきた。地域の消防団になし崩し的に参加させられたのを機に、集落で起きている連続放火事件の騒動に巻き込まれていく。 - 立木彩(川口春奈)
映像ディレクター。太郎の少し前に東京からハヤブサ地区に移住してきた、田舎町ではひときわ目を引く洗練された美貌の女性。現在は専門学校の講師を務めるかたわら、町おこしドラマ企画を立ち上げ活動している。ドラマの脚本執筆を依頼したことから太郎と急接近するが、誰にも言えない過去を秘めている。 - 藤本勘介(満島真之介)
ハヤブサ消防団・団員。工務店勤務。すぐに太郎と親しくなり、消防団に誘い入れる。明るい性格で、とにかく陽気で楽観的。空気が読めず、先輩たちから怒られることも。生まれも育ちもハヤブサで、ほとんど地区外に出たことがなく、そのハヤブサ愛から連続放火犯を捕まえるため奮闘する。 - 真鍋明光(古川雄大)
太陽光発電企業「ルミナスソーラー」営業スタッフ。ソーラーパネルの普及を目的にハヤブサ地区を回っており、太郎にも営業をかけてくる。一見、物腰の柔らかい好人物だが、太郎はある疑惑を抱く。 - 中山田洋(山本耕史)
出版社「草英社」で太郎を担当する編集者。やたらと雑学に詳しく、好奇心旺盛。太郎がハヤブサに引っ越してから、打ち合わせを口実にしょっちゅう遊びに来る。ハヤブサで起きた事件に興味津々で、自身のコネクションを活用し、太郎に情報を提供する。 - 山原賢作(生瀬勝久)
ハヤブサ消防団・部長。本業は林業。消防団の空気を引き締める古株。寡黙かつこわもてで、人を寄せつけない雰囲気を漂わせているが、後輩の面倒をよく見る一面も。消防団の分団長・郁夫とは小学校時代からの同級生で、犬猿の仲。ハヤブサを襲う異変にいち早く気付き、太郎と共に真相究明に動く頼もしい存在。
出演者
中村倫也/川口春奈/満島真之介/古川雄大/山本耕史/生瀬勝久 ほか
スタッフ・音楽
原作:池井戸潤「ハヤブサ消防団」(集英社)/脚本:香坂隆史/演出:常廣丈太/演出:山本大輔/ゼネラルプロデューサー:三輪祐見子/プロデューサー:飯田サヤカ/プロデューサー:木曽貴美子/プロデューサー:小路美智子
主題歌:ちゃんみな「命日」
概要
主演・中村倫也×原作・池井戸潤、山深き集落の怪事件に迫る戦慄のミステリー
池井戸潤の同名小説を中村倫也の主演で連続ドラマ化。長閑な集落を舞台に、地元の消防団に加入したミステリー作家が連続放火騒動に巻き込まれ、住民の不審死など怪事件に遭遇する戦慄のミステリーを描く。中村は、亡き父の故郷である山間の“ハヤブサ地区”に移住し、集落で起こる怪事件の真相に迫っていくスランプ気味の作家・三馬太郎を演じる。太郎と同じく東京から移住してきた映像ディレクターで、闇を抱えるミステリアスな立木彩役を川口春奈が務める。消防団メンバーとして、満島真之介、岡部たかし、梶原善、橋本じゅん、生瀬勝久が出演するほか、ソーラーパネルの営業員役に古川雄大、太郎の担当編集者役に山本耕史が扮する。
記者会見情報
テレビ朝日系の連続ドラマ「ハヤブサ消防団」の制作発表記者会見が行われ、主演の中村倫也、共演の川口春奈、満島真之介、古川雄大、岡部たかし、梶原善、橋本じゅん、山本耕史、生瀬勝久が、“消防団ユニホーム”など全員が役柄の衣装で登壇し、真夏のロケ秘話や見どころなどを語った。会見中には壇上の後方で火災が発生するという演出もあり、中村をはじめ消防団メンバーを演じるキャストが一致団結して消火活動に当たり、見事鎮火するというパフォーマンスを披露。この連係プレーを見守っていた生瀬が「2時間前に集合して練習した成果が出たと思います。よくやった!」とベタ褒めすると、集まったギャラリーからも大きな拍手が上がった。猛暑の中の消火シーンなど過酷な撮影も多い作品で、共に現場に臨んでいるキャストたちは既にチームワークもばっちりで、中村が座長としてそれぞれにツッコミながらトークを回すなど、和気あいあいとした会見となった。
セリフの17倍くらいしゃべっている(中村倫也/三馬太郎)
ミステリーなのでセリフも多いですし、方言もあって大変なのですが、カメラが回っていない時にセリフの17倍くらいしゃべっていてハッピーな現場です。「本番よーい」までしゃべる人と、「本番よーい」の前にはしゃべるのをやめる人と2種類いまして、(梶原)善さんは後者。そのほかはみんな前者なんです(笑)。善さんは消防団みんな集まると一歩引いて見ているんですけど、3人くらいの少人数だとずっとグルメの話をしている。グルメ担当です。また、古川(雄大)さんはイケメンなのに怪しいって最高ですよ。山本(耕史)さんとは以前の共演ではあまりお話することができなかったのですが、今回は作家と編集という関係で、2人のシーンも多いので、いろいろ話せています。共通の趣味が多いことも分かって、情報交換などもしていますね。(今年は酷暑が予想されるが)一番大事なのは無理をしないこと、適度にサボる…ということですかね。こういう雰囲気なので、ニコニコ愉快にやっていたら楽しくやれるんじゃないかな。あとは、たまに満島真之介くんがボケて、涼しい風を吹かせてくれます(笑)。
おじさまたちに囲まれて、楽しませてもらっています(川口春奈/立木彩)
ご覧の通り、おじさまたちに囲まれて、毎日幸せを感じながら楽しませていただいております。でも、皆さんのチームが出来上がりすぎていて、なかなか入っていけないんですよ。かわいがっていただきたいな…と、心から思っているのですが、皆さん、あまり私に興味がないみたいです(笑)。遠い場所でのロケが多いですね! でも、途中でサービスエリアや道の駅に寄ったりしながら、旅行感覚で楽しませていただいております。普段はなかなかそこまで行くことがないので、ワクワクしながら現場に向かっています。本当に皆さん仲がいいので、にぎやかで常に誰かがケラケラ笑っているという現場です。クランクインしたばかりの頃は、中村さんとのシーンも少なくて…。1人であらゆるところに出没する謎めいたキャラクターなので、皆さんと全然一緒になれず、1人で崖や滝壺など、とにかくいろいろなところに行きました。そういう行動が何か引っかかるというか、怪しく見えていたらいいなと思います。
自然があるのでリラックスした気持ちに(満島真之介/藤本勘介)
岡部(たかし)さんが一番重いものを持って、一番走っているのですが、毎回やっていくたびに、どんどん痩せていってるんですよ。僕と(中村)倫也さんは一緒に動いていることが多く、岡部さんの背中を見ながら後ろを走って、「倒れるなよ! 倒れるなよ!」と心配しています。でも正直、夏に東京で撮影をしているよりは、今は目の前に川や山や自然があるので、リラックスした気持ちで撮影に臨めていて、暑さの体感温度は、東京で撮影しているほかのドラマの人たちよりは低いはず。あとはもう、後輩として先輩たちを盛り立てていきます! 初回拡大スペシャルの一番肝になるのが大きな火事のシーンです。カーポンプなどいろいろなものをつないで、水もちゃんと通して、すべてやらなきゃいけなかったので、ただ僕らが芝居をするだけじゃなくて、ポンプ車の操作も含めて、放水を一連で行いました。僕ら消防団が一番活躍する場面です!
消防団メンバーがうらやましい(古川雄大/真鍋明光)
まずは池井戸潤さんのミステリー作品に参加できて、大変興奮しております。そして中村倫也さんとは十何年ぶり、2度目の共演です。前回は一瞬あいさつをしたかな…くらいの接点しかなかったので、今回の共演をとても楽しみにしていました。(演じる)真鍋と太郎は敵対する関係にあるので、表面上では笑っていますが、ちょっと心の中で探り合っているようなシーンが多いんです。そんな中、中村さんは毎回いろんな表情を見せてくださるので、引き込まれ、刺激をいただきながら撮影させていただいております。消防団の皆さんのところへあいさつをしに行くシーンがあったんですけど、にぎやかでしたね。皆さん、本当に本番ギリギリまでお話をされていました。ちょっとうらやましいなと思うくらい仲がよかったので、僕も参加したいなと思いつつ、劇中で敵対する役を演じているので我慢しました。(今年は酷暑が予想されるが)僕はすごく汗っかきなのですが、ハンディー扇風機が本当に素晴らしいので、あれを使って乗り切ろうと思っています。
50代の消防団員ではあり得ないポジションらしいです(笑)(岡部たかし/徳田省吾)
(満島から「一番重い物を持って走り回っている」と振られて)本当の消防団の人に聞いてみると、僕の役割は“2番”というポジションらしいんですね。走ったり一番大変なポジションだそうで、20代、30代が多いらしく、50代の人間を“2番”にするなんて、自殺行為であり得ないそうです。消防操法大会のシーンもあるのですが、50代や40代を“2番”にするなんて、勝つ気あらへん…という感じらしいです(笑)。こんなに普段、紫外線を浴びたりすることもないので…体がかゆいんですよね。汗と日焼けで。それに、足の裏も蒸れてかゆいんです。どうすればいいんですかね? ハンディー扇風機を借りるようにします(笑)。
この現場は私語がひどい(笑)(梶原善/森野洋輔)
放水するシーンが多くて、いまだに何度やっても、水が自分のところに来るまではドキドキしますし、力の入れ具合など、いつまでたっても慣れないですね。キョロキョロ見ていても格好悪いので、水が出てくるまでじっと待っているのですが…かなり力を入れてホースを持っていないと危ないんです。この現場は私語がひどい(笑)。あまりにもひどいので、自分の役に戻るために距離を取るようになりました。(「少人数でグルメの話ばっかりしている」と中村から言われ)言った覚えないけど…言ってるみたいですね(笑)。暑いのはどうしようもないので我慢するしかないのですが、先日も朝から夕方まで撮影したのですが、暑くて…あの日は疲れました。僕らの得意の私語も減っていたくらいです。でも、スタッフさんも朝から晩まで暑さに耐えてやってくださっているわけですから、文句なんて言えないですよ! 最後まで頑張りましょう!
地域愛も感じていただけるんじゃないかな(橋本じゅん/宮原郁夫)
ドラマを見ていただいて、実際の消防団たちもほぼこんな感じだと思ってもらえれば。消防団は地元愛と奉仕の気持ちがないとできないって、生瀬さんもおっしゃいましたが、離れた世代がつながって、何か伝え合ったり刺激し合ったりする、すごく有益な場所なんだなとも思いました。今、各世代が離れがちじゃないですか。消防団ではおじいちゃんから若者までみんなで集っている…。そんな地域愛というものをこのドラマで感じていただけるんじゃないかなと期待しております。僕は“汗族”ですごく汗をかくのですが、今回はそのまんまを見ていただこうと思っています。消防団ですし、田舎のおっちゃんですから、リアルな画が奥行き深く映っていると思いますので、お楽しみください。あとは、暑さを楽しむ! 汗を止めるために朝から水を我慢して、好きなコーヒーも飲まず、“脱水症状キワキワ”のところでやっているのですが、それも含めて楽しみながら、僕は釣りやキャンプも好きなので、同じように時間を過ごしていこうと思っています。
おっさんの声しか聞こえない(山本耕史/中山田洋)
(中村とは)以前に共演した時は対立する役でしたので、普段、会話をたくさんしたかというとそうでもなかったのですが、今回は皆さんと楽しそうにやっているなぁという印象です。以前のドラマはキリッとした役でしたので格好よかったのですが、今回はフワッとしていて、すごく親しみやすい中村くんに合っています。共通の趣味も多く、いっぱい話すことが増えたなという印象があります。ちょっと時間がたってから皆さんとご一緒するシーンがあって、雰囲気が出来上がっている中にアウェーとして参加したのですが…スタジオに入る前から、もうひどかったです(笑)。おっさんの声しか聞こえないし、常に誰かが何かの文句を言っているんです。でも、そういうことが自由に発言できるいい現場ですね。そんな状況に中村くんがなじんでいるのがすごいですよね。
初回の消火活動シーンはぜひ!(生瀬勝久/山原賢作)
劇中で僕は全体を見て指揮をすることが多いのですが、時には火に飛び込むこともあるので体力のいる現場ですね。煙の中に入っていくのですが、一寸先が見えないんですよ! ドラマ撮影ですから有害な煙は出さないのですが、もし現実の火災だったら吸ったら一発で意識を失うような状態だと思うんです。ですから、本当に現場で消火活動をされている方々のすごさ、「絶対に火を消すんだ!」という気概を肌で感じました。消防団は基本的に村の有志たちが集まっているボランティア集団なので、「みんなで村を守るんだ!」というハートがないとやっていけないんですね。消防団の方たちがどれだけすごいことをやっているか、皆さんに知っていただけるドラマだと思います。特に印象に残っているのは、初回、大火事で消火活動をするシーン。実は約4分間一度もカットせず、カメラを長回しにしてお芝居をダーッと続けて撮ったんです。撮影前は「カットを割った方がいいんじゃないか」とも提案していたのですが、結果的にみんなで「やっぱりカットを割らずにやってよかったね!」と言ったほどのシーンになったので、これはぜひご覧いただきたいです!
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