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小芝風花が「波よ聞いてくれ」でマシンガントーク&合計2234行の膨大なセリフを成し遂げてクランクアップ!2023/06/07

波よ聞いてくれ/クランクアップ

 テレビ朝日系連続ドラマ「波よ聞いてくれ」(金曜午後11:15。一部地域で放送時間が異なる)が、6月9日放送・第8話で最終回を迎える。このたび、主演を務める小芝風花がクランクアップ。膨大なセリフ量でプロ根性を見せた小芝に、サプライズで表彰状が贈られた。

 「波よ聞いてくれ」は、沙村広明氏による「月刊アフタヌーン」(講談社)で連載中の同名漫画が原作。スープカレー店でアルバイトをする主人公・鼓田ミナレ(小芝)は、彼氏にフラれた上に金もだまし取られ、やけ酒を飲んでは見ず知らずの男に愚痴をさく裂させ、挙げ句の果てに、泥酔して記憶をなくす。ところが、この失恋トークをかました見ず知らずの男性が、実は地元ラジオ局のチーフディレクター・麻藤兼嗣(北村)で、この人物に素質を見いだされたミナレが、あれよあれよと深夜のラジオで冠番組を持つことになり、やがてラジオパーソナリティーとして、才能が開花していく姿を描いている。

 これまで数々の大騒動を起こしながら、マシンガントークをぶちかます破天荒な深夜ラジオを届けてきたミナレ。そのやり方は行き当たりばったりでぶっ飛んではいるものの、オブラートに包むことを知らないストレートなミナレの叫びに、視聴者からは「見ていて気持ちがいい」「引き込まれる!」「金曜日の夜に毎週見て、気持ちが自然とリセットされる気がする」など好評を得ている。

 小芝は、派手な姿や勇ましいしゃべりという、これまでのイメージとは一変し、時にはプロレス技などのアクションにも挑んで、全身全霊でミナレ役に向き合ってきた。最後の撮影も、雨が降りしきる肌寒い中、自転車で全速力で走るという熱いシーンだった。

 撮影を終え、スタッフから「我らが座長・小芝風花さんオールアップになります!」と声が掛かると、小芝はミナレのごとく拳を上げ、「イエーイ!」と寒さも忘れて元気に喜んだ。さらに、次の瞬間、サプライズで小芝への表彰式が急きょ開催された。

 スタッフ・キャスト全員から表彰された賞は、「強烈マシンガントーク&ありえないような量のセリフを覚えたで賞」。小芝の鬼気迫る演技や、どんなに苦しい状況でも最後までやり遂げる根性、そして、プロ意識を称える賞状が読み上げられる中で、なんと本作で小芝がしゃべったセリフが、全8話で合計2234行という膨大な量だったことが発表。それを初めて知った小芝自身も「えーっ!?」と驚きの声を上げた。

 サプライズは続き、住田崇監督からは表彰盾も贈られ、またもや小芝は感激。「今回、サプライズで『強烈マシンガントーク&あり得ないようなセリフを覚えたで賞』をいただきましたが、この賞をいただけたのも、皆さんの力があってこそだと思います。セリフ量の2234行ありましたとおっしゃっていましたが、量よりも数えていただいたことに驚きました(笑)。大変な作業だったと思いますが、ありがとうございます!」と満面の笑みを見せた。

 続けて、「ミナレは私の中でも挑戦的な役だったのですが、本当に皆さんが明るく、優しくて、現場でもかんじゃいけないというプレッシャーをあまり感じることがありませんでした。かんでも皆さんが『大丈夫! 大丈夫!』と温かい雰囲気でいてくださったので、最後まで本当に楽しくこの役を演じ切ることができました。見てくださった方からも好評をいただき、それはきっと現場で皆が楽しんで作っているというのが伝わっているからだと思います。キャスト、スタッフの皆さんとこの作品を作れて本当に幸せでした」と心からの感謝を伝え、現場を後にした。

 最終回。いつものように行き当たりばったりで家庭内で立てこもっていた青年を無事に更生させたミナレが、麻藤から放送枠拡大が決まったこと、ラジオ業界の最大イベント「ジューンブライド・ラジオ」の出演の最終候補になったことを告げられる。そんな中、ミナレにまさかのメールが届き、顔面蒼白になる。「近々行きます」――それは、ミナレが最も恐れる母・鼓田唯(高島礼子)からだった。管理栄養士として一家の大黒柱として働くしっかり者の唯は、父親のチャランポランさと、自身の欠点である“ダメ男好き”を受け継いでしまった“ハイブリッド・ダメ娘”のミナレに、会えば理詰めの説教をし、ちゃんとした男性との見合いを迫るため、ミナレは戦々恐々だ。

 ついにミナレの前に現れた唯は、案の定、ミナレに見合い話を用意。北海道に連れ帰ろうとして、スープカレー店に辞表まで差し出す始末だ。そんな唯に対して、日本一のラジオパーソナリティーになる夢があるから帰らないと告げたミナレは、「ジューンブライド・ラジオ」の最終選考まで残っていることを伝える。すると唯は、もしミナレがイベントへの出演が決まったら自由にしていいが、落選したら北海道に連れ帰るという条件を突きつけてくる――。


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