池田エライザ、「世にも奇妙な物語」初主演で“視線”におびえる大学生役2023/05/22
池田エライザが、フジテレビ系で6月17日放送の土曜プレミアム「世にも奇妙な物語’23 夏の特別編」(午後9:00)の1編「視線」に主演する。
「世にも奇妙な物語」は、おなじみのストーリーテラー・タモリと豪華キャストが視聴者を“奇妙な世界”へといざなう人気シリーズ。1990年4月にレギュラードラマとして開始し、その後は特別編という形で年に2度放送を続け、これまで各時代を代表するような作家や脚本家と豪華俳優を掛け合わせることによって、その名の通り“奇妙な”物語の世界観を作り出してきた。
そして、今回は四つの“奇妙な”エピソードが展開。池田は「視線」で、ある日その場にいる全員から視線を向けられてしまう大学生・新谷杏奈を演じる。大学4年生の杏奈は、いつも通り授業を受けていると、通路を挟んだ席に座る学生がこちらをじっと真顔で凝視していることに気付く。怖くなり友人に助けを求めようと振り返ると、大教室にいる全員の視線が自分に向けられていた。杏奈は尋常ではない視線の数に恐怖を覚え、教室を飛び出すが、廊下でも学生全員の視線を感じる。急いで家に帰る杏奈だが、街中でも1人残らず自分を見つめてくる。翌日もその場にいる全員からの視線を感じる杏奈は、誰とも目が合わないようにうつむいていたが、唯一自分から視線を外す同じ4年生の城琢磨(醍醐虎汰朗)を見つける。
「世にも奇妙な物語」初主演の池田は「いつも楽しみに見ていた番組に参加できるということがとても光栄です。上京した高校時代、レンタルして1人で見ることもあったほど、とても好きなシリーズでした。『世にも奇妙な物語』の主人公として選んでいただけたからには、作品の中で迷子になってしまうほどのめり込んでしまおうという心づもりです」と気合十分。
脚本を読んでみて、「登場するすべての方々と協力せねば成り立たないという難易度に、とてもひかれました」と印象を明かし、「すべての視線が集まる中で、人間がどういう心理状況に陥るのか考える時間はとても面白かったです」と振り返った。
放送に向けて、「さまざまな作品が立て続けで放送されるこの番組の中で『視線』という作品は、とても人間の深層心理に訴えかける役目があったと感じています。楽しみつつ、“もし自分だったら…?”と考えながら見ていただけたら、より楽しんでいただけると思います。お楽しみに!」とアピールしている。
また、演出を担当した松木創氏は「普段は、通行人役のエキストラさんが主役を見てしまうと撮り直しになるのですが、今作は全員が一瞬足りとも主役から目を離しちゃいけないという、まさに“奇妙な”現場で、なかなか大変でしたが、見たことのない映像を実現できたと思います」手応えを伝え、「池田エライザさんは映像演出もなさっていて、監督と役者の両方の気持ちが分かる人なので、撮影中も高いレベルでのディスカッションができ、楽しかったですね。『世にも奇妙』ホラー担当の私にしては珍しく感動シーンがあるのですが、計算された見事なお芝居でした。極私的には、宮村優子さんとご一緒できたのが、ちょっと夢がかなった気分でしたね。なにせあのアニメの長いファンなので」と報告している。
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