「梨泰院クラス」キム・ドンヒ日本初ファンミーティング開催決定! パク・ソジュンから学んだこととは?2023/05/09
「A-TEEN」「梨泰院クラス」などに出演して注目を浴びた俳優、キム・ドンヒの日本初ファンミーティングが5月20日に開催決定! イベントを楽しみにしているというキム・ドンヒに韓国でインタビュー。これまでの出演作や好きな日本のアニメ、ファンミーティングへの意気込みなどを話してくれました。
――まずは、日本でファンミーティングが開催されると聞いて、どんな気持ちでしたか?
「ファンミーティング自体初めてなので、期待しつつも少し心配もあります。でも、ファンの皆さんとお会いして直接コミュニケーションできる機会はなかなかないので、いい思い出になるのではないかと思います」
――日本のファンのイメージは?
「さまざまな作品に出演してきましたが、日本の方々がファンになってくださること自体がとても不思議でした。SNSメッセージで多くの方からメッセージをいただくのですが、本当に不思議です。ただ感謝の気持ちしかないです」
――ファンミーティングでぜひやってみたいこと、期待していることがあれば教えてください。
「ファンの皆さんへの感謝の気持ちを、僕が今回のファンミーティングを通じて、正直な気持ちとして表現したいと思っています。僕はファンの方の前で歌を披露したことがないのですが、今回、やってみようと準備しています」
――「梨泰院クラス」が日本でも大ヒットし、グンス役として知られることが多いドンヒさんですが、ドラマ撮影時の思い出を教えてください。
「俳優、スタッフの方々含めて、とても仲がよかったので、毎回の撮影現場が本当に楽しかったです。最初は『タンバム』でずっと撮影をしていて、ある時からグンスは『チャンガ』へ移動するじゃないですか。『タンバム』の時は本当ににぎやかで、ふざけて騒いでいたのですが、『チャンガ』は粛然とした雰囲気なので、最初は慣れなかったです(笑)。撮影スタッフもずっと同じだったのですが、『チャンガ』での撮影は『タンバム』の時と全然違って、厳粛な雰囲気で集中して撮影したのが印象的でした」
――セロイ役を演じた主演のパク·ソジュンさんとの思い出や、ソジュンさんから学んだことはありますか?
「とても多いです。ソジュン兄さんは、その当時の僕にとって、本当にセロイみたいな人でした。本当にしっかりと責任感があって、いつも率先してすごく気遣ってくれました。撮影がとても忙しくて大変なはずなんですが、ソジュン兄さんは疲れた姿を一度も見せずに、撮影現場でもリーダーシップをとって、しっかりそこにいてくれる感じなんです。そんな姿を見て、もし今後、僕が主人公を演じられるようになったら、ソジュン兄さんのように責任感とリーダーシップを持ってやらなければと思いました。僕が演技をするのが難しかった時や、不安を感じた時、ソジュン兄さんが言ってくれた一言一言の言葉がすごく大きく響きました。『お前できるよ』…この一言はセロイみたいじゃないですか。この一言のおかげで僕は自信が持てて『そうだ、うまくなくても構わない。僕の前にいるソジュン兄さんを信じてやろう』 と、そんな時がたくさんありました」
――「梨泰院クラス」はNetflixで長い間、人気を博していました。その人気を実感したことはありますか?
「実際に梨泰院でもたくさん撮影をしたので、大変な部分もありましたが、撮影日程の終盤に道路で撮影をしていると、通り過ぎる車の窓を開けて『セロイ〜』『グンス〜』『グンス、この野郎〜』と叫ぶ方が多かったです(苦笑)。あの方々が、僕たちのドラマを見てくださっているんだなと、うれしく思いました」
――「梨泰院クラス」では、グンスが途中からセロイの敵のようになってしまいますが、演じている時は葛藤などありましたか?
「ただ、僕の力が足りていなかったと思います。その当時もプレッシャーは大きかったですが、今考えてみても力不足だったと感じます。当時の僕にできる限りの最善を尽くしたと思いますが、とても難しかったです。表現するにあたって、いつも惜しく感じ、満足した瞬間はなかったと思います。だから、演技がもっと上手になりたいと、演技に対する欲望がさらに大きくなった時期でした」
――「A-TEEN」「SKYキャッスル〜上流社会の妻たち〜」「人間レッスン」と話題作に出演されています。それぞれのドラマの撮影時、印象的に記憶に残っていることがあれば教えてください。
「『A-TEEN』は僕の最初の作品なのですが、その当時の僕は自信に満ちていた時期だったので、うまくできると思っていました。撮影の初日も、うまくやれると思って緊張もしませんでした。でもいざ現場に行ったら、カメラの前で何もできないんです。セリフを言わないといけないのに、完全にロボットになってしまったんです。 カメラ割りによって動かないといけないのに、完全にリセットされてしまって。家に帰って『わぁ~、大変なことになった。本当にどうすればいいんだ?』って焦りました」
――その状態はすぐに克服できたのですか?
「たくさん努力しました。現場でどうしたらいいのかとずっと学びながら。ですが、カメラの前での固い表情と体がほぐれるのには、長い時間がかかったと思います」
――「SKYキャッスル〜上流階級の妻たち〜」の撮影はどうでしたか?
「家族を演じた俳優の先輩方がとてもよく面倒を見てくださって、実際にママとパパと呼んでいました。キム·ビョンチョル先輩もパパと呼んで。本当に自分の家族のように感じるほどで、撮影現場に行くと、『パパ、来ました』とあいさつしてセリフも合わせてくださって。楽しかった記憶が多いです。僕にとっては初のミニシリーズドラマでしたが、幸いなことに視聴率も反応もよかったので、現場もいつも和気あいあいとした雰囲気でした。とてもよかったです」
――同年代の俳優の方も多かったですが、ベテラン俳優の方々との共演はいかがでしたか?
「先輩方の演技を見ながらとにかく感嘆していました。『A-TEEN』の時に悩んでカメラの前で固まっていましたが、『SKYキャッスル』で素晴らしい先輩方、同年代、お兄さん・お姉さんたちの演技を見ながら、少しカメラと仲良くなれたというか、負担が減ってまずはできることをしてみて、ゆっくり緊張が解けていった時期だったと思います」
――「人間レッスン」はいかがでしたか?
「作品を準備する瞬間から終わる瞬間まで本当に熾烈(しれつ)でした。Netflixのドラマの主人公ということにプレッシャーを感じましたし、今まで生きてきた中で、僕が演じたジスのようなキャラクターを見たことがありませんでした。 本当に難しくて、台本を広げてみても何も思い浮かびませんでした。どうすればいいのか、ずっと考えて休みの日にも遊ばず、台本だけを見て、完全に役に没頭しようとしていましたね。本当に本当に大変でした。ですが、今思うとあの時ほど演技にすべてを注ぎ込んだこともなかったと思います。振り切った感じの題材だったので、ただありのまま表現してみたり、叫んでみたり。全部やってみたりしましたが、それが逆にすごくよかったのではないかと思う作品です」
――今まで演じたキャラクターの中で一番好きな役を一つ挙げるとしたら…?
「一つだけ選ぶのは大変ですが、『人間レッスン』のジス役はセンセーショナルに、私に近づいてきたように感じることがありました。キャラクター自体が本当に斬新でしたし、すごく難しくて大きな障壁だと感じましたが、とにかくぶつかってみると何かが生まれるんだなと思いました。あの時に、これから何かプレッシャーに感じられることがあってもぶつかってみよう!という、チャレンジ精神が生まれたのだと思います」
――ロールモデルにしている方はいますか?
「ロールモデルにしている方は本当に多いです。チョ・スンウ先輩、イ・ビョンホン先輩、チョ・ジョンソク先輩も個人的に大好きです。そして、チン・ソンギュ先輩。この4人の方を私のロールモデルとして挙げたいです。大好きな先輩たちですし、後でもし先輩方にお会いできた時に、ロールモデルとしてお話したことがあると言えますし(笑)。イ・ビョンホン先輩は、好きになるしかない圧倒的な存在感があると思います。 『ただ本当にかっこよすぎる』としか思いません。チョ・ジョンソク先輩は、昔、広告撮影の時に一度お会いしたことがあります。でも、実はその前にサインをもらったこともあったんです。チョ·ジョンソク先輩は、実際にお会いした時にも感じたのですが、俳優になるために生まれてきたような方だと感じます」
――これから挑戦してみたい役柄はありますか?
「悪役もやってみたいし、年齢を重ねたら重厚な役もやってみたいし、コミカルな役もやってみたいです。また、もともとミュージカルが好きで芸術高校でもミュージカルを専攻していたので、いつか機会があればオーディションを受けて、ミュージカルをやってみたいです」
――最近、韓国で日本のアニメ映画が流行していますが、日本の文化で好きなコンテンツや、気になっているコンテンツはありますか?
「僕は幼い頃から『ONE PIECE』『NARUTO』などを見ながら育ったんです。その後、少し見ない時期もありましたが、最近になって本当にたくさん見ました。『鬼滅の刃』『ハイキュー!!』『呪術廻戦』『約束のネバーランド』など…」
――韓国で劇場公開しているアニメ映画も見に行ったりしますか?
「はい、もちろんです。『スラムダンク』も2回見ましたし。『スラムダンク』と『ハイキュー!!』は、見ていると本当にたくさん泣きそうになります。なんで続きをもっと早くやってくれないんだろうと思ってしまうほど好きです(笑)」
――日本で行きたい場所や、してみたいこと、食べたいものなどはありますか?
「日本に行くのは今回が生まれて初めてです。僕は海外旅行の経験もほとんどなく、東南アジアに一度行ったことがあるだけなんですが、その中でいつも行ってみたい場所の1位が日本だったと思います。映像だけで見ていた日本の雰囲気を直接感じたいです。もちろん、日本のコンビニエンスストアもとても楽しみだし、アニメに出てきた食べ物も実際に食べてみたいです! それと生ビールを飲んでみたいです!」
――最近ハマっていることはありますか? また、やめようと思ってもやめられないほど夢中になることはありますか?
「ゴルフにハマっているんですが、まだコースには出たことがありません。練習場で一生懸命練習中です。趣味が変わり続けているのですが、最近はゴルフですね」
――では、最後に、日本のファンの方にメッセージをお願いします。
「日本での初ファンミーティングに向けて、最善を尽くして準備をしています。一人一人の方ときちんと目を合わせながらコミュニケーションをとりたいです。来てくださる皆さまのために精いっぱい努力します。楽しみにしていてください」
――インタビューありがとうございました!
「ありがとうございます。あまりうまく話せなかったのですが、インタビュー楽しかったです! 日本のファンの皆さんに早く会いたいです」
撮影/Kim Tae Koo
【Information】
「KIM DONG HEE Fan Meeting ‘THE HAJIME ’」
■日時:5月20日 <昼公演>開場・午後0:00/開演・午後1:00 <夜公演>開場・午後5:00/開演・午後6:00
★各回終演後、全員対象のハイタッチ会実施&スペシャルプレゼント贈呈
■会場:渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール(東京都渋谷区桜丘町23−21 渋谷区文化総合センター大和田4F)
■チケット:全席指定・9,000円(税込) https://r-t.jp/kimdonghee
企画:株式会社JY project 主催:株式会社ライブレンジ 主管:楽天チケット株式会社
制作:OFFICE WALKER Inc. 後援:KIM DONG HEE JAPAN OFFICIAL FANCLUB
※チケットに関する問い合わせ:楽天チケットカスタマーサポート
050-5893-9366(平日午前10:00〜午後5:00) https://ticket.rakuten.co.jp/inquiry
※公演に関する問い合わせ先:キャピタルビレッジ
03-3478-9999(平日午前10:00〜午後5:00)
【プロフィール】
キム・ドンヒ
1999年6月13日生まれ。2018年にウェブドラマ「A-TEEN」でデビュー。「SKYキャッスル〜上流階級の妻たち〜」「A-TEEN2」「梨泰院クラス」「人間レッスン」などのドラマに出演。19年に「今年のブランド大賞ライジングスター部門」受賞。
<日本ファンクラブ>https://kimdonghee.jp/
<公式Twitter>https://twitter.com/KimDongHee_JP
<日本公式サイト>https://www.npioe.com/post/kim-dong-hee
<公式Instagram>https://www.instagram.com/kim_d.he/
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