【「プリンスアイスワールド横浜公演」リポート④】宇野昌磨、鍵山優真、三浦佳生が来シーズンの新プログラムについて語る!2023/05/08
4月29日~5月5日(5月1・2日は休演)に神奈川県・KOSÉ新横浜スケートセンターで開催された「プリンスアイスワールド2023-2024横浜公演 A NEW PROGRESS ~ Broadway Classics~」。リポート最終回では、5月3日・第1回公演終了後に行われた囲み取材の模様を伝えます。
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――「プリンスアイスワールド2023-2024横浜公演 A NEW PROGRESS ~ Broadway Classics~」にご出演された感想をお願いします。
宇野 「今年もこのプリンスアイスワールドの一員になれて、うれしく思います。試合とはまた違ったアイスショーならではの魅せ方というものを、プリンスアイスワールドメンバーを見習って演技できるように頑張りたいと思います」
鍵山 「毎年クオリティーの高いものを見させてもらっています。今回は特にセットだったりプログラムが、飽きずに一秒一秒楽しく見ることができるもので、自分自身もクオリティーの高いプログラムをやろうと頑張っています。今日も前半(第1回公演)はいい感じに滑れたので、引き続きこの調子で皆さんを楽しませられるように頑張りたいと思います」
三浦 「今回も出演できてすごくうれしく思います。ミュージカルのいろいろな曲が流れて、自分もすごくテンションが上がっています。自分のプログラムも大事ですけど、自分の演技で盛り上がって、そこからさらにミュージカルの曲が続くのがいいなと感じています」
――本日滑ったプログラムについて教えてください。
三浦 「曲(イマジン・ドラゴンズ『Natural』)は、コーチの佐藤紀子先生から提案してもらいました。すごくハードロックで、今までの自分にないものが出せるのかなと思って。僕も曲を聴いて、いいなと思ったのが選んだ理由です。宮本賢二さんの振り付けもアクセントが所々あったり、おしゃれなところがあったり…自分としても好きなプログラムになっています」
鍵山 「今回はオペラの曲(『Werther』)を滑らせていただきます。振り付けはローリー・ニコルさんとカロリーナ・コストナーさんとタッグを組んでいて、先日イタリアで3週間ほど合宿した際に、フリーのブラッシュアップと同時に作ってもらいました。曲を選んだのはローリーさんで、(振り付けには)フィギュアスケートの基礎から新しい技術まですべて詰め込んであって、ちょっと難しいんですけどすごく濃いプログラムとなっています。滑っていく中で自分のスケートの成長をすごく感じますし、これをもっといいものにして、このプリンスアイスワールドで、クオリティーの高いものを見せていけたらいいなと思います」
宇野 「このプログラムは昨年から滑っているものです。今年(来シーズン)、どのプログラムをショートプログラムにするか決めていないので、(これから作るプログラムは)すべてエキシビション用に作り、その中から(ショートプログラムを)選びたいなと思っています。その一つの候補としてこのプログラム(『Padam,Padam』)もあるのですが、これは樋口美穂子先生に作ってもらっていて、本当にいつでも試合用に切り替えやすいプログラムかなと思っています。もし試合用になるのであれば、アイスショーと同じような(表現の)クオリティーを試合でもできるようにしたいと思っています」
――三浦選手と鍵山選手は、先ほど滑った新プログラムを来シーズンのショートプログラムにする予定ですか?
三浦 「もともと(新シーズンの)ショートプログラムは、ブノワ・リショーさんにお願いしたのですが、あまりにもすごく難しいプログラムになっているので…。ちょっと“保険”じゃないですけど、これ(『Natural』)はもともとエキシビションの予定だったものを、ショートでもできるような振り付けにしてもらいました。でも、本命は、ブノワ・リショーさんのものです」
鍵山 「今回はエキシビションという形で滑らせていただきますが、オペラの曲調は2026年のイタリア(ミラノ五輪)に向けてというか…やはり(イタリアは)オペラの国なので、よければ26年(五輪シーズン)のショートにと考えています。プリンスアイスワールドが終わってからも(今シーズンの)エキシビションプログラムにするかは、まだ決めていません。テーマは、ざっくり言うと愛の物語です。ハッピーエンドではなく、切ないキャラクターになりきるので、そこをしっかり表現できたらいいなと思います。そもそも皆さん(観客)の前で滑るのがとても久しぶりなので、すごく緊張したのですが、皆さんがすごく温かく迎えてくださって。これからまだ公演が続いていくので、その中でもっともっとクオリティーを上げていきたいと思います」
――宇野選手に質問です。けがをした右足首の状態を教えてください。
宇野 「『スターズ・オン・アイス』の時と変わっていないというか、これ以上よくはならないのかなという状況です。痛みが出ることは少ないんですけども…。レントゲンを撮った感じでは、骨の形自体がちょっと変わっていたので。言葉だけ聞くと大げさに聞こえるかもしれませんが、本当に少しの話なんですけど。こうしてリンクに乗ったりして1時間くらいすると痛む時があるので、それにどうこれから付き合っていくかということだと思います」
また、宇野選手は、この日の第2回公演で新プログラム「Come Together」をお披露目。「今回の佳生くんのような(ロックの)曲調で、自分でも滑るのが楽しみなプログラムになっています。これをショートにする可能性は低いと思っています」と語りました。
宇野選手は6月10・11日に開催される「プリンスアイスワールド「プリンスアイスワールド2023-24 佐賀公演」にもゲスト出演予定です。ぜひ現地へ足を運んでご鑑賞ください!
撮影/蓮尾美智子
【雑誌情報】
「KISS&CRY Vol.48 世界選手権2023特集号」(表紙・巻頭特集/宇野昌磨選手)
発売中
https://honto.jp/netstore/pd-book_32427459.html
【公演情報】
「プリンスアイスワールド「プリンスアイスワールド2023-24 佐賀公演」
https://gakuon.co.jp/piwsaga/
6月10日 【1回目】午前11:30~/【2回目】午後4:00~
6月11日 【1回目】午前11:30~
会場:佐賀県・SAGAアリーナ
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