夏木マリと勝地涼が「究極ガイド　2時間でまわるピラミッド」でナレーションを担当！臨場感あふれる映像に「本当に旅人になった感じ」2023/04/24

　4月25日にNHK BS4Kで放送される「究極ガイド　2時間でまわるピラミッド」は、2時間で国内外の有名観光地を味わい尽くす究極のルートを紹介する番組です。今回はエジプトの3大ピラミッドを存分に満喫できる2時間のルートを紹介。夏木マリさんと勝地涼さんが本当に旅行をしているかのような臨場感あふれるナレーションで番組を彩ります。

　そこで、夏木さんと勝地さんに番組のコンセプトの魅力やエジプトの見どころ、お二人の旅行スタイルなどを伺いました！

――多くの日本人が観光地で過ごす時間がおよそ2時間であることから、2時間で楽しめる観光ルートを紹介する番組です。コンセプトを聞いた時はいかがでしたか？

夏木　「人が旅をする時は2時間なんだと知れました。その2時間で回る旅を2時間の番組にすることがなかなか面白く、さすがNHKだなと。映像を見ながらナレーションを入れていくのですが、本当に旅人になった感じで。まだエジプトに行ったことがないので旅の予習になったし、うちにストックしておこうと思える映像でした」

勝地　「もしこれから行こうと思っている人には予習になりますし、なかなか行けない方にもエジプトを楽しめるし、すごく見やすくていい番組だなと思いました。ナレーションをする前に資料をいただいて、家で台本と映像を見たのですが、4K放送なので映像美が素晴らしく、ふわっと吸い込まれて、その場にいるようでした。夏木さんがおっしゃるように、本当に旅人になった気分でNHKの本気を見ました。しかも僕はNHKのドキュメンタリーがすごく好きなので、ワクワクしました。これから毎月レギュラーになるので、ほかの人がナレーションをしているのを見たい気持ちもありますが、寂しい気持ちもあります。正直いうと、毎回やりたいです」

夏木　「私は各月担当するんです」

勝地　「そうなんですね！　僕は今回だけのようですが、楽しかったのでまたやりたいです」

――お二人の掛け合いがすてきでした。

夏木　「現地で私たちが足を使って歩いているような2人の掛け合いをディレクションしていただいて、すごく面白かったです」

勝地　「夏木さんと同じブースでナレーションをすると聞いた時に、『めちゃくちゃ緊張する』と思って。昨日、出来上がった番組を見たら、前半部分、自分の気持ちが急いているのが分かって、ちょっと悔しさも残っています。その後、夏木さんが話されていることに自然と笑えるようになって、どんどん楽しくなっていきました。ナレーションでは、僕がいろいろ知っている上で夏木さんに説明をするという重要な役割でした」

夏木　「私は楽なパターンで、『えー？』とか言っている方でした（笑）。説明する方は大変だったと思います」

――3大ピラミッドを巡る回でしたが、印象に残った場所はありますか？

夏木　「断然スフィンクスです。造形美に引かれます。ピラミッドはもちろん立派ですが、スフィンクスの鼻がないところなどを近くで見たいですね」

勝地　「ナレーションの冒頭で、『なぜピラミッドが高い位置にあるのか』という謎が登場し、ピラミッドがあるところから景色を一望するところです。もちろんピラミッドの中も興味はあるんですが、ピラミッドができた歴史を感じられるのは、意外と外なのかもしれないと思いました」

――ナレーションを行うにあたって心掛けたことや、難しかった点を教えてください。

夏木　「収録の時に、アドリブのリクエストがあったんですが、映像に見入っちゃって、『えー』とか『うー』とか能がないアドリブになってしまったので、もっとアドリブでいろんなことを言えばよかったなと反省しています。それに、原稿がNHKらしくカチッと書いてあるので、そこにアドリブを入れていいものかと悩んだこともあって、ちょっと難易度は高かったです」

勝地　「まさにその通りです。確かにアドリブをどこで入れたらいいんだろうと思いました。王や場所などの情報を言う時になかなかうまく言えなかったんです。ちゃんと情報を伝えなきゃいけないと一生懸命頑張ったのですが、何回もご迷惑おかけしてすみません。今は言えるんですけど、ブースで夏木さんが横にいて…」

夏木　「私のせい？」

勝地　「ワハハ。すみません」

夏木　「難しい言語が多かったですよね」

勝地　「多かったです。でも、そういうことをちゃんと情報として伝えなきゃいけないなと。もっともっと勉強しなきゃいけないことがいっぱいあると感じながらやっていました」

――夏木さんとお二人ということで緊張された部分があったのですか？

勝地　「緊張しますよ、そりゃ。僕は情報を伝えようとすると、はっきり言おうとしすぎて硬くなっちゃうんです。でも夏木さんは柔らかい。その場を楽しんでいると伝わる上に情報が鮮明に聞こえるので、すごかったです」

――2時間のナレーションは長尺ですが、喉は大丈夫でしたか？

勝地　「収録は5時間くらいありました。喉は大丈夫かなと心配していましたが、映像に入って楽しめたこともあり、喉が無理していないという表現が合っているのか分からないけれど、喉が枯れる感覚はなかったです」

夏木　「私は説明を聞く担当だったので、すごくリラックスしてやらせていただきました（笑）。ただ、水分補給に気を付けていました。そして、5時間も座っていたのでお尻が痛かったです（笑）。喉については気にせずに楽しくできました」

――次回、ナレーションをするとしたら、どこのナレーションをしたいですか？

夏木　「私はぜひ清水寺をやっていただきたい。毎年、紅葉の時期にパーツパフォーマンスを清水寺でさせていただいているのですが、お堂にしか行っていないので。いっぱいお寺があるので、全部知れたら毎年やるパフォーマンスも随分違うと思うので、2時間で教えていただきたいです」

勝地　「僕の父親の田舎が石川県なので、北陸の歴史をすごく知りたいです。親から聞いたりしていますけど、もうちょっと知りたくて。北陸の歴史に触れて、いろんな場所を見てみたいです。祖父が亡くなった時に、京都に分骨しに行くシステムがあって、案内された時にほぼ北陸の方たちだったんです。だから京都からの流れで北陸のいろんな歴史を見てみたいです」

――普段のお二人の旅のスタイルを聞かせてください。今回のように効率よく回るタイプですか？

勝地　「この番組ではアテンドしていましたが、誰かに連れていってもらったり、友達についていくスタイルが多いですね」

夏木　「私は勝地さんとは真逆で、過去は歩く旅行代理店と言われておりまして、旅行代理店より詳しいです。現地の旅行代理店の方に会うと教えてから帰りました。昔は食事も観光地も逃したくないので、どれが一番か、プライオリティや利便性を考えてスケジュールを立てるのが趣味でした。今はだんだん年も重ねてきましたので、ちょっとゆっくりする方がいいのかな。それでも一緒に行く人間はきついと言っていました（笑）。ちょっと反省するところですけど、欲張りなので。だから2時間で教えてもらえるのは、ありがたいです」

――最後に番組の見どころをお願いします！

夏木　「勝地さんがおっしゃったように、旅に行く人の予習にもなるし、旅に出られない方は見て楽しめます。本当に2時間というリアルな時間なので、旅に行った気分になれて、要所、要所教えてくれて、無駄な時間がありません。言葉を選ばずにいうと、NHKらしくないので軽く見ていただけます（笑）」

勝地　「今回これを見てエジプトに行ってみようと思う人が増えたらいいなと思いますが、現実問題として、病気や何かの理由があって場所を離れられない方がこの番組を見た時に、少しでも旅した気分になってくれたらうれしいです」

――ありがとうございました！