今井翼「タイの旅は内容の濃い『発見の旅』。旅で出合ったものは、大切なものになりそうです」――「今井翼 タイ縦断鉄道の旅」インタビュー2023/04/28
歌手、俳優、タレントなど幅広く活躍する今井翼が、“ほほ笑みの国”として知られる東南アジアのタイを、北のチェンマイから南のサムイ島まで約1600kmにわたって鉄道で旅する。格調高い寺院、豪華な宮殿、古代遺跡、特徴的な市場、日本でも人気の本場のタイ料理など、国内外を旅するのが好きだと語る今井にとっても、新鮮な発見に満ちている。人々との出会いも含めて、タイの魅力を今井の目線で感じる海外鉄道ロードムービーだ。
――今井さんは旅好きと伺ったのですが、今井さんにとって、旅とは何かを教えてください。
「行く場所によって変わってくるのですが、スペインは、僕がフラメンコをやっているのもあって、自分自身の感性を磨くのがテーマです。スペインの画家、特に(サルバドール・)ダリが好きなので、絵を見るなど美術館を訪れたりしています。その真逆がハワイです。自分自身を解放させて、リラックスするために行きますね。あと、お仕事を休んでいる間に、あらためて基礎からダンスをやってみようと思って行ったニューヨークは、原点回帰の場所になりました」
――今回は、主に鉄道で、タイを北から南まで旅していかがでしたか?
「まず、旅が好きで一人旅をすることが多いのですが、コロナの影響でなかなかそういう機会がなかったので、あらためて旅に出られる喜びを感じました。タイはちゃんと行くのが初めてなので、内容の濃い『発見の旅』になりました。旅で出合ったものは今後も忘れたくない大切なものになりそうです」
――鉄道旅ならではの楽しみや魅力はどんなところでしょうか?
「車両は日本で昔走っていた車両のようで懐かしさを感じますし、車窓からの景色も旅の醍醐味(だいごみ)でしたね。寝台列車に乗るのは人生初でワクワクする分、落ち着いて寝られるか心配でしたが、列車の揺れが気持ちよくて気が付いたら到着寸前でした(笑)。日本と違って時刻表通りにいかないことも多々あるんですけど、むしろそれが張り詰めたものがないと感じられてリラックスできましたね」
――タイの鉄道には日本から譲渡された車両が多く走っているので、それで懐かしさを感じたのかもしれませんね。
「そうなんですね。確かに、窓を開ける時にレバーをつまんで開けたりするのは、昔の日本と同じだなと思いました。今の日本の車両とはまた違うよさがあります」
――旅番組の撮影は、やはり映画やドラマとは全く違う感じですか?
「ドラマや映画では1カット、1カットのカメラ割があるのですが、旅番組はそういうものが全くないので、とにかく自由に動いて楽しませていただきました。衣装ではなく私服で過ごしていたのもあって、等身大の僕が反映されていると思います」
――今回の旅の中で、一番印象に残った場所や出来事はなんですか?
「一番は難しいですけど、大都会のバンコクとそれ以外の地方の町とのギャップもあって、バンコクは印象が強いです。水上マーケットでは小型の船で回るのですが、今回の旅で象と触れ合って、瞳がすごく純粋で奇麗だと感じたので、アトリエでまさにそういう絵を思わず購入してしまいました。僕がタイでセレクトした視聴者プレゼントもあるので、当たった方に気に入っていただけたらいいなと思います。僕はタイで買ったパンツを家で使っていますけど、軽くて肌触りもよくて気持ちいいです」
――「発見の旅」になったということですが、いくつかその発見を教えてください。
「タイと日本は仏教というところで、根底でつながるものがあると感じます。礼節がしっかりあって親切でとても過ごしやすいので、日本人がタイにハマる理由が分かりましたね。世界遺産のアユタヤ遺跡では、(1600年代中頃に)胴体から落ちた大仏様の頭が、年月が経って木の根に取り込まれている光景に歴史の長さや神々しさを感じました。食事面では、辛い物が得意ではなくて不安があったのですが、おいしい辛さで大丈夫でした。旅する間にどんどん慣れていったので、辛い物が苦手な方も挑戦してみてほしいです。あと、麺好きとしてはカレーラーメンやトムヤムクンのラーメンを食べることができて、すごく幸せな時間でしたね(笑)」
――これからタイに行こうと思っている方に、旅のアドバイスをお願いします。
「旅行で行くなら、やはりマーケットがおすすめです。ナイトマーケットは、日本でいうお祭り気分で、屋台でお肉とかイカとか好きなものを買って、その場でお皿に盛ってもらって食べるのはテンションが上がります(笑)。先ほどいった水上マーケットも、お店がたくさんある中で、目まぐるしく船が行きかって買い物するのが楽しかったです。これは参考にならないと思いますが、船をこいでいた方のおうちに招いていただいて、おもてなししていただきました。人との触れ合いも楽しんでください」
――旅は北から南に進みますが、北と南の違いなどはありましたか?
「今回は北と南の違いより、大都会のバンコクとそれ以外の地方の町という感じでした。ただ、地方の町でも、駅に降り立った時の町の景色がそれぞれに違いがありますし、いろんな文化もあって、やはり発見の連続でしたね」
――今井さんの旅を通して、その発見を共有できるのが楽しみです。
「僕自身がすごく楽しんだので、皆さんにもそう感じていただきたいですし、バンコクだけではないタイの魅力が伝わればうれしいです」
【プロフィール】
今井翼(いまい つばさ)
1981年10月17日生まれ。神奈川県出身。A型。1995年から芸能活動を始め、テレビや舞台など多彩なジャンルで活躍する。約1年半の休業期間を経て活動を再開し、舞台やドラマに多数出演している。現在、「With☆ベイスターズ2023」(TBS)のメインリポーターとして出演中。7月29日から音楽劇「精霊の守り人」にも出演。
【番組情報】
「今井翼 タイ縦断鉄道の旅」
BS日テレ・BS日テレ4K
日曜 午後9:00~9:54
4月30日は#5・#6を放送。今井はタイ象保護センターを訪れ、ゾウ使いのタン氏とメスのゾウ・ソムシーと出合い、 ゾウ使いの仕事を学ぶ。さらに、人生初のゾウの背中に乗る体験も。その後、ゾウのショ ーも観覧し、昼食を求めて食堂街へ向かう。そこで、地元の学生に人気だというトムヤムクンラーメン店を見つけ、本場の味を堪能。食後は、地元名物の花馬車に乗り、ランパーンの町を散策すると、新たな出会いが待っていた。
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【締切】2023年5月25日(木)正午
【注意事項】
※ご当選者さまの住所、転居先不明・長期不在などにより賞品をお届けできない場合には、当選を無効とさせていただきます。
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※賞品をオークションに出品する等の転売行為は禁止致します。また転売を目的としたご応募もご遠慮ください。これらの行為(転売を試みる行為を含みます)が発覚した場合、当選を取り消させていただくことがございます。賞品の転売により何らかのトラブルが発生した場合、当社は一切その責任を負いませんので、予めご了承ください。
※抽選、抽選結果に関するお問い合わせにはお答えできませんので予めご了承ください。
取材・文/山木敦 撮影/峰フミコ スタイリング/渡邊奈央(Creative GUILD)ヘアメーク/中谷圭子(AVGVST International) 衣装協力/デンハム/デンハム・ジャパン
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