【WATCH的イケメン図鑑】Vol.54 ガブリエル・バッソ2023/04/29
笑顔もシリアスに悩む姿もすてきな好青年
マシュー・クワークのサスペンス小説を原作に、新人FBI捜査官のピーター・サザーランドの活躍を描いた「ナイト・エージェント」。ホワイトハウスの危機管理室で夜間の緊急電話に対応する係だった彼が、国家レベルの陰謀に巻き込まれてしまい…というスリリングでスピーディーな展開が愛され、配信開始早々記録的な視聴者数を獲得! すでにシーズン2の制作も決定している。
ドラマを大ヒットに導いた立役者の1人といえるのが、主人公のFBI捜査官・ピーターを演じるガブリエル・バッソ。退屈な任務に甘んじる下っ端FBIのはずが、あれよあれよという間にホワイトハウスを巡る陰謀の超キーパーソンに! そんなピーターを、好青年の香り漂うガブリエルが体当たりで熱演している。そもそも、このピーターは正義のFBI捜査官ではあるもののちょっと訳ありで、彼の父はスパイの汚名を着せられたまま死亡してしまった人物。そのため、ピーターは亡き父の死に関する真相を知りたいと願いつつ、周りからの冷たい視線も感じながら目の前の仕事を地味にこなしている。
そんな状況であったはずが、ある日、危機管理室に1本の電話が! 電話の向こうにいるのはローズという女性で、彼女のおばさんとおじさんが何者かに殺害されたよう。自身も命を狙われているらしきローズのため、ピーターは身を守る手段を電話越しにテキパキと指示。おかげで危機を脱したローズは、引き続きピーターに護衛してもらうことになる。なぜローズのおばさんとおじさんは殺されたのか、ローズの身に何が起きているのか…?
謎だらけの事態はやがて、さらなる謎と陰謀、そして相次ぐ裏切りが絡み合う方向へ。ローズを24時間体勢で守りつつ、陰謀の糸を解きほぐそうとするピーターの過酷な日々が始まるのだが、もともと真面目で正義感が強く、実直さが終始もれているピーター捜査官。一度守ると決めたローズのことは何がなんでも守ろうとしてくれるし、機転は利くし、非常に頼もしい限り。そのせいで銃弾にさらされたり、はたまた濡れ衣を着せられちゃったり(!?)、気の毒になるほど追い詰められていきはするものの、ここまで頑張る彼に魅了されない人はいないかも❤︎ というわけで、ピーターとローズのロマンスも見どころになってくる。
演じるガブリエル・バッソは、10年ほど前のドラマ「キャシーのbig C いま私にできること」などが印象的。余命宣告された主人公・キャシーの多感な息子に扮(ふん)し、その複雑すぎる胸中を繊細に表現していた。その時はまだ線の細いティーンエイジャーだったけど、今やムキムキのボディが精悍(せいかん)で、笑顔もシリアスに悩む姿もすてきな男性になりました❤︎ そんな彼を応援しながら、まずはシーズン1・全10話を楽しんで。
【プロフィール】
ガブリエル・バッソ Gabriel Basso
1994年12月11日生まれ。米・ミズーリ州出身。10代で映画やドラマに出演し始め、ローラ・リニー主演のドラマ「キャシーのbig C いま私にできること」(2010~13年)やJ.J.エイブラムス監督の映画「SUPER8/スーパーエイト」(11年)などで注目を集める。ほかの出演作に、主演映画「インバージョン 転移」(14年)をはじめ、メグ・ライアンの初監督作「涙のメッセンジャー 14歳の約束」(15年)、キアヌ・リーブスと共演した「砂上の法廷」(16年)など。20年には映画「ヒルビリー・エレジー -郷愁の哀歌-」でエイミー・アダムスやグレン・クローズと共演し、高い評価を得ている。
【番組情報】
Netflixシリーズ「ナイト・エージェント」(全10話)
Netflix 独占配信中
文/渡邉ひかる
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