「unknown」高畑充希の“食の秘密”を田中圭＆町田啓太が暴露!?2023/04/17
テレビ朝日系で4月18日にスタートする連続ドラマ「unknown」（火曜午後9：00）の制作発表記者会見が行われ、ダブル主演の高畑充希と田中圭、共演の町田啓太、麻生久美子、吉田鋼太郎が登壇した。
「unknown」は、重い秘密を抱えた2人が愛し合うラブストーリーに凄惨（せいさん）な連続殺人事件が絡み合う、“究極の愛”を問う完全オリジナルのラブサスペンス。週刊誌のエース記者でありながら“吸血鬼”でもある闇原こころ（高畑）が、情に厚い警察官・朝田虎松（田中）と交際して1年、結婚を意識し始めたものの「秘密を知っても、彼は私を愛してくれるだろうか」という不安にさいなまれながら、秘密を打ち明ける勇気が出ず一歩前に踏み出せない中、2人が暮らす平和な町で、遺体から体内の血液が抜かれる連続殺人事件が起こる。2人が日頃から仲良くしている町の住人たちも、次々と事件に巻き込まれていくことになる。
放送に先駆け、本編のPR映像が公開されると、総再生回数は100万回を突破（4月14日現在。YouTubeとInstagramを合わせた総再生回数）。中でも、桜吹雪が舞う中でのラブシーンが「美しすぎる」と大きな話題を呼んでいる「unknown」。高畑は「50万のうち、10万は私なんじゃないかと思うくらいいっぱい見ちゃいました（笑）」と笑みを浮かべ、「現場にいると、本当にふざけている時間が長すぎてコメディーを撮っている感覚なんですけど、予告を見たらラブサスペンスになっていたから、『これ、違う作品撮ってるのかな？』みたいな気持ちがあったんですけど、すごくすてきに編集してくださって。あと、RADWIMPSさんの曲が入るとまたよくて…どんなふうに見ていただけるのかとても楽しみですし、ワクワクしました」と予告映像の出来にも満足した様子を見せた。
そんな高畑とは初共演の田中だが、今作では周りのスタッフも照れてしまうほど、ラブラブ＆イチャイチャシーンが多いとのことで、高畑が「めちゃくちゃ多いんですよ、キスシーン」と言い始めると、「本当に（イチャイチャするシーンが）たくさんあるので、充希ちゃんとも『見てる方々にほっこりしてもらえるような、“またか”ってならないようにしようね』と話しているんですけど、スタッフさんから『もうよくないすか？ キスシーン』と言われて。まずいなと思いました（笑）」と本音をこぼす場面も。
週刊誌カメラマンとして高畑が演じるこころの相棒でありながら、田中が扮（ふん）する虎松とは恋のライバル関係になっていく加賀美圭介役の町田は、「つかみどころのないキャラクター設定ではあったんですけど、高畑さんと一緒にシーンを重ねるごとに、『こういう感じなのかな？』というのがだんだん見えてきた」と役作りへ手応えを話すとともに、「まだこころと一緒のシーンが多いんですけど、僕が一番恐れているのは、鋼太郎さんとのシーンが数日後に控えているんです。それがちょっと怖すぎて…今からビクビクしています」と不安を吐露。すると、吉田からはすかさず「僕はすごく真面目にやるので、全然大丈夫だと思います」と返すと、田中からも「笑って芝居ができないという、鋼太郎さんの洗礼を受けていただきたい（笑）」と口にし、町田と吉田の共演シーンに期待が高まることとなった。
こころの母親でありながら、普段はニュースキャスターとして働く闇原伊織役の麻生は、現場の雰囲気について「最初は緊張していたんですけど、すごく皆さん仲がいいというのもあって、現場の雰囲気がよくて。ちょっとずつ私も子どもの話だったり、充希ちゃんとはペットの話とか普通の話をしてます」と言うと、高畑もにっこり。そんな麻生にゾッコンだというのが、こころの父親・闇原海造を演じる吉田。「人間としても女優としても、大好きになってしまいました。6年くらい前に、どこかのお店の駐車場でお会いしてごあいさつだけはしたことがあったのですが、すてきな人だなぁと思っていたんです。今回いよいよご一緒できるということで、毎日現場に行くのが楽しみで！ 麻生さんに会える日々というのが、人生で最高に幸せですね」と心境を伝えながら、充実の撮影を送っていることを明かした。
「unknown」は制作スタッフも含めて、「おっさんずラブ」のチームが4年ぶりに再集結しているが、久しぶりの撮影に吉田も「ホームグラウンドに帰ってきたような、なんのストレスもなく演技ができるという、すごくいい場所です。瑠東東一郎監督も、当然ここでカットをかけるだろうというところでカットをかけないんですよ！ 最後のセリフが終わった後でも何か起きるんじゃないか、何かするんじゃないかと思うのか、延々と引き伸ばして。『早くカットかけろよー』『何かやらなきゃいけないのか!?』って、それがストレスです（笑）。いい意味でも悪い意味でも、いろいろなことを期待されてしまっているので、それを裏切らないように、『またあのメンバーか』とも思われたくないので、しっかりやっていこうと心掛けています」と裏話とともに意気込みを表した。
キャスト・スタッフの仲がよく、チームワークのよさもトークから垣間見えたが、その後、笑いが絶えない現場の撮影の裏にはどんな秘密があるのかを探るべく、キャスト陣が撮影現場で見つけた「私の大好きな○○さんの秘密」を、ジェスチャーだけで伝えるクイズ形式で発表することに。
トップバッターの田中は「高畑充希さんはキスシーンの直前にご飯を食べる強いメンタルの持ち主」をジェスチャーで表現。高畑が見事に当てると、「すごくセンシティブで大事なシーンで『うまくいくかな…』って緊張もするので、僕は夜休憩の時もご飯を食べなかったんです。そうしたら、普段はちゃんと食べる充希ちゃんも食べてなかったので、『やっぱり充希ちゃんも緊張するんだな。これはいいシーンにしなきゃ！』と思ったんです。なのに、テストが終わっていよいよ本番が始まるという直前、楽屋に戻ったら充希ちゃんが弁当を食べてたんですよ！ 『え、今食べてるの!? なんで!?」って聞いたら『歯磨くよ』って（笑）。すげぇメンタルが強いなって思いました（笑）」と暴露。これには思わず「おなかがすいたんですよね（笑）。ごめんね」と恥ずかしそうな表情を見せていた。
すると、町田も「高畑さんは食いしん坊」をジェスチャーで表現することに。「クランクインした時、何人か待機している場所の近くに、ケーキ屋さんがあったんです。すると現れた高畑さんがケーキを持っていて。『そこまで甘いものは食べないけど、お店があったから』と言っていたのですが、それから毎日、現場にで見るたびに何か食べてらっしゃるんです（笑）。結構食いしん坊なのかな、と。すごくおいしそうに食べるから、僕までおなかがすいてくるんですよ」とまたまた高畑の一面が明らかになると、会場は笑いに包まれる。
続く麻生も高畑のエピソードを明かすが、ジェスチャーで表現したのは「高畑さんの目がすごく好きでこっそり見つめています♡」 というかわいらしいもの。「充希ちゃんがかわいすぎて…顔が“どストライク”というか、タイプなんですよ（笑）。こんなに目の表情がコロコロ変わる人を初めて見ました。キラキラしていてかわいいんですけど、その目の表情がとても魅力的。いつも見ていたいんですけど、あまり見ていると気持ち悪いかなと思って、充希ちゃんがこっちを見ていない時にこっそり見ています」と愛を伝えると、高畑も「気付いてなかったです。男性陣は私が食べている話しかしてくれないから、麻生さんだけが褒めてくれてうれしいです。本当に幸せ！」と喜んでいた。
記者からの質問では、「たくさんの要素が集まっているこのドラマの最大の要素はどこか？」を聞かれると、5人全員が「ラブストーリー要素」と回答。高畑は「私は大きく“ラブ”かなと思います。この作品はいろいろな要素が入っていて、シーンによってテンションがジェットコースターのようにどんどん変わっていくのですが、第1話に関しては、こころと虎ちゃんの愛がテーマで、全体を通しても『隣の人をどう愛するか？』という印象があるドラマだと思っています」と話すと、田中も「ドラマって作品ごとの色が絶対にあって、見方も決まっていくと思うんですけど、今回は初回を見せていただいた時に、2話も3話もそれぞれ色が違うんだろうなと思いました。『このシーンは一体何を見せられているんだろう!?』って、感情をぐちゃぐちゃにさせられるのがこのドラマの面白さかなって思います」とドラマの魅力に言及。
続く町田も「ドラマの中ではいろいろなことが起こるんですが、普通に生きていても、面白いこともあれば、怖いこともあれば、温かくなることもありますよね。そういうことが一つ一つ色濃く出ている、そういう作品だと思うので、人それぞれの解釈で、楽しんで見ていただければうれしいです。『unknown』というタイトル通り、ジャンルも“unknown”ということで、いろいろな楽しみ方ができると思います」と期待を寄せた。
麻生は「このドラマではいろんな形の愛が描かれてるなと思っているので、私自身のこととして考えても、家族だったり周りにいる人への愛をあらためて考え直したり、感謝したり。そういうことを思っている日々です」と語ると、吉田も「自分の偏見で人を見てはいけない、自分が正しいと思っても、決してそれはほかの人にも当てはまることではない、と思うんです。例えば、今ずっとコロナでマスクをしていて、目しか見えていない。そうすると口が見えず、笑っているのか笑っていないのかが分からなくて疑心暗鬼になってしまうこともあると思います。このドラマでは、『絶対人を決めつけてはいけない』ということや、『心を開いて相手を理解しようと最大限の努力をすること』『自分のことを相手に理解してもらおうと努力すること』でしか、コミュニケーションは生まれないという“人間の一番大事な基本”を言ってくれているのではないかと思っています」と作品に含まれるメッセージを口にした。
会見の最後には、W主演の2人から「こういう和気あいあいとしたメンバーで、本気で見たことのないドラマを作りたいなと思って、見てくださるお客さんを巻き込みながら、どんどん豊かなドラマになっていけばいいなと、今からワクワクしてます。いっぱい宣伝してください！ 私たちも頑張って撮影していきたいなと思っていますので、よろしくお願いします」（高畑）、「第1話を見た時に、これからまだまだ色を変えていくのは分かっているんですけど、『この1話は100回見られる！」』と思いました。それくらいすごい1話が完成しました。本当に『この作品、どうなるんだろうな？』という期待値が上がると思います。回を重ねるごとにいろいろなことが起きますし、1話ではおとなしい鋼太郎さんもどんどん変わっていきます（笑）。また、事件もいろいろ起こりますし、端から端まですてきなキャラクターが躍動しているので、思いっきり楽しんでください」（田中）という言葉で、会見を締めくくった。
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