奈緒主演で描く、30代男女の危ういラブアフェアが開幕――「あなたがしてくれなくても」第1話2023/04/13

　奈緒さんがフジテレビの連続ドラマで初主演を務める木曜劇場「あなたがしてくれなくても」が、本日4月13日にスタート。奈緒さん演じる吉野みちの夫・陽一役で永山瑛太さん、みちの会社の上司・新名誠役で岩田剛典さん、新名の妻・楓役で田中みな実さんが出演、夫婦のタブーに切り込んだ、30代男女の禁断の恋愛ドラマを丁寧に描く。

　本作は、2014年に放送され、社会現象にもなったドラマ「昼顔〜平日午後3時の恋人たち」（同系）のスタッフ陣が9年ぶりに集結し、西谷弘監督がメガホンを取ることでも話題に。あのドロドロとした世界観を作り上げた西谷監督をはじめとするスタッフ陣が、本作ではどのような展開を紡ぎだすのか。

　2月下旬。まだまだ寒さも続く都内のランジェリーショップでクランクインを迎えたのは、奈緒さんとみちの会社の後輩・北原華役の武田玲奈さん。朝早い時間からの撮影にも関わらず、爽やかな笑顔で「よろしくお願いします！」とあいさつをした奈緒さんたちの笑顔に、スタッフ一同も笑顔になり柔らかい雰囲気に。

　この日の撮影は、第1話に登場するデパートの下着売り場に足を運ぶシーン。新しい下着を買いに行くみちと、「旦那さんにも刺激が必要」と、派手な下着を勧める華がやりとりをする場面だ。2年というセックスレスを解消するべく、普段とは異なる派手な下着を買うべきか…と悩むみちと、隙あらば新名を狙いたい！と積極的な華の、対照的な2人を描いている。

　リハーサルを重ねる中、みちの表情や声色、華の態度についてなど、西谷監督から細かい指示が飛ぶ。監督からの指示をすぐさま演技に取り込み丁寧に演じていく2人と、さらにいい場面を！と指示を出す監督のやりとりが何往復も行われていた。

　西谷組のピリッとした空気感にほんわかな雰囲気をもたらすのは、奈緒さん。監督からOKの指示が出たと思った奈緒さんがカメラ脇で少しリラックスした様子を見せると、「奈緒ちゃん、もう1回いい？」と西谷監督。それには思わず「終わったと思った（笑）」とポツリ。さらに、段取りが終わったと思った奈緒さんが撮影ポジションから離れると、「まだ終わってないよ！」「すみません（笑）」というやりとりが行われ、奈緒さんの天然な（!?）行動に思わず笑みがこぼれるスタッフ一同だった。

　実際のランジェリーショップを使用しての撮影ともあり、撮影の合間には飾ってあるランジェリーを見て回る2人の姿や、女優ならではの話に花を咲かせて談笑する姿も。西谷組の空気感と、2人のほんわかした雰囲気が撮影中のバランスを保っているようだった。

4月13日放送・第1話あらすじ

　吉野みちはフタバ建設・営業推進部で働く会社員。結婚して5年になる夫・陽一との仲は良いが、いつの間にか陽一は自分に触れなくなり、セックスレスになって2年。自分に魅力がないのか…と人知れず悩みを抱え、もんもんと思いを巡らせていたある日、会社の後輩・華に「どこで下着を買ってるの？」と聞いてしまう。聞いてしまったことをごまかそうとしていると、そこに、営業一部の上司・新名が通りかかる。華は「奥さま思い」と評判の新名にときめいている様子だ。

　昼休みにみちがデパートの下着売り場にいると、突然、華が派手な下着を差し出してきた。華は「そろそろ旦那さんにも刺激が必要」と無邪気に勧める。華自身も派手な下着を手に取り、「いつかニーニャ（新名）さまの時のために」と積極的な様子を見せるが、みちは「不倫はダメ」と釘を刺す。新名には楓という妻がいるからだ。

　結局、華に勧められるがまま下着を買って帰宅したみちを、レスのことでここ数日ギクシャクしていた陽一は抱きしめて、「今日は遅いから別の日に」と約束する。だが、約束の夜。スマホには陽一から“少し遅くなる”と連絡が…。またすれ違ってしまいそうな不安に駆られるみちの前に新名が現れて…。