大久保佳代子、「芸能きわみ堂」で日本舞踊を習うも半ギレに!?「正直こんなはずじゃなかったのにな…って」2023/04/06
歌舞伎や日本舞踊などの古典芸能を“どうやったら楽しく鑑賞できるか”を伝える番組「芸能きわみ堂」(NHK Eテレ)が4月7日からスタートします。司会は、前身番組である「新・にっぽんの芸能」から引き続き高橋英樹さんと庭木櫻子アナウンサー、そして新たなパートナーとして大久保佳代子さんを迎えます。
初回収録を終えた大久保さんは「ど素人の私の目線が入ることで、これまであまり古典芸能に触れてこなかった方には敷居を下げて見ていただけるかなと。初心者代表としていろんなことを聞いていきたいです」と意気込み、「趣味があまりなくて、これから50歳、60歳と生きていく中で、興味を持ってできるものが何かないかなと思っていたんです。ある意味、お金をいただいて勉強できるのでラッキーだなって」と番組に携わりつつ実益も兼ねられると笑顔。
番組では、大久保さんがさまざまな“和のお稽古事”を体験するコーナーも。初回は「エロス~見せないで、魅せる~」と題し、尾上菊之丞さんを講師に迎えて日本舞踊に挑みます。「とても楽しんでできました。ただ、稽古がだんだんハードになってきて、正直こんなはずじゃなかったのにな…って」と苦笑する大久保さんは、「常に筋トレをしているような状況の中で振りを覚えないといけない。でも記憶力も落ちているし、さらに横からは時間がないですと言われて、もうがんじがらめでした。成功したいけどなかなかうまくいかない焦りもあって、ちょっと半ギレで帰りました(笑)」と苦悩を明かし笑いを誘いました。稽古の様子を見た高橋さんは「古代芸能の世界は非常に稽古が厳しいです。そういったことも、大久保さんを通して正しく伝えていけたらいいなと思っています」と大久保さんの奮闘をたたえつつフォロー。
さまざまなジャンルがある古典芸能の世界。番組で取り上げたいものについて高橋さんは「伝統芸能というのは非常に幅広いものです。どのようにして現在に伝わってきたのか、どのような経緯で残ったのかという歴史を含めて、一つ一つ掘り起こしていきたい」と話すと、大久保さんは「古典芸能の中でもなじみのある落語にも挑戦したいです。大学生の時に1回だけ落語を覚えた記憶があるんですが、人前で話すことが当時よりも慣れている今、どんな感じでできるのか興味があります」と意欲を見せました。
これまで何回か共演経験はあるものの、今回のように一緒に司会を務めるのは初めてだという高橋さんと大久保さん。大久保さんは高橋さんについて「打ち合わせの時から知識量がすごくて。話を聞いているだけで世界がどんどん広がっていきますね」と古典芸能への造詣の深さに驚いたそう。一方、高橋さんは「大久保さんはとても根性があって、稽古も真面目に取り組んでいらっしゃいます。ユーモアもあって頑張り屋さんなので、私も一緒に成長していけたらいいなと思っています」と大久保さんにエールを送りつつ自身への期待を語りました。
最後に高橋さんは「今まで、古典芸能は敷居が高いと思っていた方も身近に感じていただきたいです。番組を通して、古典芸能の世界に触れる人たちが少しでも増えてくれればうれしいです」と語ると、大久保さんも「古典芸能というのは、人々を引きつける魅力があるからこそ今まで残っているものだと思います。それを知らずしてこのまま生きていくのももったいないな、と。前のめりで参加するつもりなので、皆さんも私と一緒に勉強していただけたら」とメッセージを送りました。
番組では、庭木アナが舞台の現場の動きや知られざる裏側をリポートするコーナーもあり、古典芸能が“分からない”から“面白い”に変わる内容になっています。ぜひ、ご覧ください!
【番組情報】
「芸能きわみ堂」
4月7日スタート
NHK Eテレ
金曜 午後 9:00~9:30
NHK担当・M
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