「ながたんと青と-いちかの料理帖-」で共演! 門脇麦&HiHi Jets・作間龍斗が明かす、互いの印象とおいしい料理のエピソード2023/03/13
WOWOWで3月24日に放送・配信がスタートする、連続ドラマW-30「ながたんと青と-いちかの料理帖-」(金曜午後11:00)。このほど、主人公の夫婦役を演じる、主演の門脇麦と共演するHiHi Jets/ジャニーズJr.の作間龍斗が、互いの印象や、役作りなどについて語った。
「ながたんと青と-いちかの料理帖-」の原作は、数々の大ヒット恋愛ドラマの原作を世に送り出してきた月刊漫画雑誌「Kiss」に連載中の磯谷友紀氏の同名人気作だ。全話の監督を、映画「サマーフィルムにのって」(2021年)で長編映画デビューした新鋭・松本壮史氏が担当し、脚本を川﨑いづみ氏、弓削勇氏が手掛ける。戦後間もない京都を舞台に、政略結婚した老舗料亭「桑乃木」の長女・桑乃木いち日(門脇)と19歳の大学生・山口周(作間)の年の差夫婦が、料亭再建を通して育む絆と、「きょうの料理」(NHK)などで知られる料理研究家・大原千鶴氏が監修する華やかな料理も見どころの、グルメラブストーリーだ。
門脇は「初めて作間くんとお会いしたのは本読みの時。漫画のビジュアルにそっくりすぎてまんまじゃん!と思って、作間くんにもそう伝えました。ビジュアルは原作そのものですが、撮影を重ねるごとに顔がどんどん変わっていって。いろんなことを吸収する力が素晴らしい人で、その様子を間近で見られたことが幸せでした」と絶賛。しかも、「最初はあまり笑ったりおしゃべりしたりするタイプじゃないのかなと思っていたのですが、実はすごくゲラで、オタク気質で少年の部分もあって。今となっては親近感、親しみしかないです」と印象は激変したそう。
そんな作間も「最初はやはり、すごい人と共演することになったなと、本読みの時もとても緊張していたのですが、門脇さんが部屋に入ってきた時の雰囲気で絶対フランクな人だな、いける!と思いました。でも、初めてカメラの前に立った時に、やっぱりすごい人だ!とあらためて感じました。イメージ通りしっかりした方ではありますが、抜けているところもあって、そこに親近感を持てました」と関係性のよさをうかがわせる。
いち日は京言葉、周は大阪言葉と標準語を話すキャラクター。方言での芝居について、門脇は「方言は本当に難しくて、先生のデモテープを聞いてひたすら練習しました。お芝居の相手の周が普段標準語なので、そこも混乱して難しかったですね。でも半面、私自身にははんなりする要素があまりないので、京言葉がはんなりさせてくれるというか、落ち着いた雰囲気の女性に見せてくれるという意味で、いち日を演じる上でとても助けられた部分もあります」と明かす。
作間は「周はいち日さんと話す時は標準語、幼なじみや兄弟と話す時は大阪言葉なんです。そんな中、スタッフさんは基本皆さん京言葉なので、混ざってしまっておかしくなりましたね」と苦労した様子で、門脇から「途中からなまってたもんね」と指摘されると、「なまってた(笑)。何弁でもない中間みたいな、気持ち悪いイントネーションになってました」と照れて、門脇は「作間弁だね」と言って笑顔を見せた。
作間は「関西弁とひとくくりに言っても京都と大阪の違いとか、そういうところが学べたのも面白かったです。周の同級生役で出演している小柴陸と吉川太郎(AmBitious/関西ジャニーズJr.)に確認したりもしました。そうしたら、ほんまやなとか簡単な言葉のイントネーションが意外と違うんですよね。いつも標準語で話しているから魅力を感じるのかどうか分かりませんが、方言、特に異性の方言ってなんかいいですよね」とその魅力を述べた。
料理シーン、そしてその料理を食べるシーンが大きな見どころということで、門脇は「ずっと料理を扱う作品をやってみたくて。そして実際にやってみて、料理の作品は工程がたくさんあって想像以上に時間がかかると分かりました。今作では大原千鶴先生が料理監修をしてくださっていますが、料理の手元はすべて私なので、美しく見えるように意識しました。使っていたのが四角いながたん(包丁)だったので、最初は扱いが難しくて。まな板とながたんをお借りして、ホテルの部屋でキュウリを切って練習していました。使い慣れてくると力を入れず包丁の重さで切ることができるので使い心地がいいんですよ」とエピソードを披露。
作間は「僕は基本的に食べるシーンが多いので、なるべく奇麗に、時代背景的に違和感なく食べられるように、知識を絞り出して演じました。もちろん映り具合を松本壮史監督に見てもらって微調整したり、大原先生にも正しい食べ方を教えてもらったりしました」と、食べる側の見せ方も明かした。
ちなみに、実際に食べて、特においしかった料理を聞くと、「結婚式のシーンの撮影は、お化粧の関係でお料理を食べられなくて。みんながおいしそうに食べていて、おいしいに決まっているのに、食べられないつらさ。生殺しでしたね(笑)。そして撮り終わって食べた時のハモのおいしさときたら(笑)。ずっと2人で食べてたよね」と門脇が振ると、「撮影中は、ハモにのっていた梅だけちょろっと食べたんですけど、その梅すらおいしくて(笑)。でも役としては『ハモが食べられない』設定だったので、苦しかったですね。ホントはめっちゃおいしいのに(笑)」と作間も印象に残るシーンとなった様子。
加えて、門脇は「あとは11話に出てくるタイの骨せんべいが乗っているお茶漬け。骨せんべいというものを初めて食べたので、骨せんべいばっかりバリバリ食べていました(笑)」、作間は「明太子が入っただし巻き卵も、本当においしくて全部食べました」と挙げた。それに対して、門脇も「おいしかったよね。ポトフ風のうどんもおいしかった」、作間が「ポトフ風のうどん! 初めて食べたんですけど、味がすごくしみてるんですよね」と食べ物の話は尽きない。
続けて、「大原先生の性格がにじみ出ているかのような優しいスープで、幸せな気持ちになる味でした。そんな心のこもった料理のシーンが入ることによって、2人の物語もさらに温かく優しく見えたりするんです。料理の画力ってすごいなと。湯気が出ている映像を見るだけで幸せになるじゃないですか。この作品を通して“おなかも胸もいっぱいになる”のが、本当においしいご飯なんだなと思いました」と門脇が添えると、「そうですね。人と集まってご飯を食べることが減っているこのご時世、『みんなで食べるとおいしくなる』って本当にその通りだなと。そういう食べる環境、さらに作ってくれる人のバックストーリーも知ることによって、料理をより一層おいしく感じることができるんだなと思いました」と作間も頷いた。
そして、いち日と周は15歳差の夫婦。その年の差恋愛や年の差婚に関しては、門脇が「お芝居とはいえ、シーンの中で気持ちがちゃんと動かないと、そのシーンは成立しないですよね。私は今まで年の差恋愛の話はやったことがなかったので、正直、現場が始まるまでどういう感じになるか分からなかったんですが、ちゃんと周に対して愛情も湧きましたし、恋愛の気持ちも動きました。年の差はあまり関係ないんだなと実感しました」と話すと、作間が「年の差は一つの情報としてありますが、人によりますよね。中身は人によって違いますし、環境も違いますし。お互いを必要とし、状況が整うと、年の差は関係なくなると思いました。15歳差なのかって今、あらためて思ったぐらいです」と見解を話すと、門脇も「年齢が若くても早熟な人もいるし、50歳でも60歳でも未熟な人もいるし、本当に年齢じゃないんでしょうね。作間くんが言うように、その人次第なんだと思います」と共感を寄せた。
なお、3月18日午後2:00から、WOWOW公式Twitterでは、完成披露試写会の生配信も決定。門脇、作間、松本監督が、撮影時のエピソードをたっぷり語る。
この記事をシェアする
ドラマガイド(最新シーズン)Drama Guide Season
【2025年冬】TVドラマガイド
2025年の冬(1月・2月・3月)にスタートする連続ドラマを曜日別で特集!
大河ドラマ「べらぼう」、奈緒×松田龍平W主演「東京サラダボウル」、黒木華や佐藤大樹らが出演する「風のふく島」、山田杏奈主演「リラの花咲くけものみち」のほか、深夜ドラマやBS放送の新着ドラマを含め、出演者、主題歌、あらすじ、記者会見リポート情報などを順次公開!
【2024年秋】TVドラマガイド
2024年の秋(10月・11月・12月)にスタートする連続ドラマを曜日別の一覧で大特集!
朝ドラ「おむすび」、月9「嘘解きレトリック」、柳楽優弥×坂東龍汰「ライオンの隠れ家」、松本若菜×田中圭×深澤辰哉「わたしの宝物」、菊池風磨主演「私たちが恋する理由」、現代版「若草物語」や「ザ・トラベルナース」など注目作のほか、深夜ドラマやBS放送の新ドラマを含め、出演者、主題歌、あらすじ、記者会見リポートなど、最新情報を随時更新☆