CUBERSが2ndアルバム「MAJOR OF CUBERS 2」をリリース!! MV撮影時の意外なモチベーションが明らかに!?2023/03/08
3月8日にメジャー2ndアルバム「MAJOR OF CUBERS 2」をリリースしたCUBERS(TAKA、優、春斗、綾介、末吉9太郎)。彼らのあらゆる魅力がたっぷり詰まったアルバムの聴きどころや注目ポイントなどを語ってもらいました!
――今回の2ndアルバム「MAJOR OF CUBERS 2」のオススメ曲を教えてください。
9太郎 「『ゆらゆら』のレコーディングは、2022年最後の仕事で、映画のエンドロールみたいな楽曲だなって感じながら現場に向かったんです。そしたら歌RECを担当するディレクターさんにも『この曲は映画の終わりみたいなイメージなんです』と言われて。それもあってか、レコーディングでは日常の中のままで歌えたなって感じがしています。これが新人の頃だったら、逆にちょっとコチコチな状態になっていたかも。今の僕たちだからこそ歌えたのかなと思いました」
優 「僕らはコロナ禍で2回も大きなライブが中止になったんですけど、今は5月にLINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)でのライブも決まっていて。『トーキョーラビリンス』は曲調も歌詞も前向きで明るくて、そういう今の僕らの『頑張ろう!』という気持ちも反映されている曲です。ファンのみんなにもこれを聞いて高揚してもらえるんじゃないかなと思いますね」
TAKA 「『Romantic』は、僕たちがインディーズ時代によくやっていたようなブラックミュージックとJ-POPが融合している楽曲。ずっと応援してくださっている皆さんにとっては聞きなじみやすいものになっていると思いますし、今の僕たちがそれを歌うことでまた一味違う雰囲気にもなっているので、注目していただきたいですね」
綾介 「『人生Heyday』は、このアルバム中でも特に思わず口ずさんじゃうような、頭に残る曲だなと思っています。ライブ映えもするんじゃないかなと思います」
春斗 「僕は『エブリデイ・アイシタイ』。コロナ禍でライブが中止になっていた時期に、この曲とともに全員で27…じゃないわ、47都道府県を回って」
TAKA 「いや、47を46って間違えるならまだしも、27って!(笑)」
春斗 「半分ぐらいになっちゃった(笑)。全国各地のファンの皆さんに会える企画をやれたという思い出もありますし、曲自体も楽しくなれる楽曲なのでオススメですね。27…恥ずっ!」
TAKA 「ちゃんと恥ずかしいと思ってほしいよ(笑)」
春斗 「でもまぁ、よくある間違いってことで」
綾介 「よくはない(笑)」
――MVの撮影秘話も教えてください。
TAKA 「僕らはMVを撮る時に、1人だけを追う『推しカメラ』というのも撮るんです。その時にほかのメンバーも見切れることが多いんですけど、僕が『なんなんだろう』と『人生Heyday』でモチベーションにしていたのは、優の推しカメラの時にいかにそのカメラにアピールをして、優のファンを取りにいくかってこと(笑)」
綾介 「『なんなんだろう』も!? あれ、結構クールな歌なのに」
TAKA 「そうそう、しっかりアピールしてた」
優 「あと、『CHOICE』もね」
TAKA 「そうだ、『CHOICE』からやり始めたんだった!」
優 「彼、本当にアピールがすごいんですよ」
TAKA 「でも、それをするのは優の推しカメラの時だけですよ。いつも彼の撮影が最後なので、終わって余裕な4人と、1人だけ一生懸命な優っていう、そのタイミングを狙っています」
――優さんはそれに気付いているんですか?
優 「はい、始まる前に言ってくるので」
9太郎 「宣言してるんだ(笑)」
TAKA 「なんなら自分の推しカメラよりも気合を入れてる」
優 「『よっしゃ~!』なんて言って(笑)」
TAKA 「特に『CHOICE』は、めっちゃ映り込んでいます」
優 「立ち位置が隣の時が多かったからね。TAKAファンこそ、俺の推しカメラを見た方がいい」
一同 「あはははっ!」
春斗 「いいなぁ、俺もそれをやろうかな」
TAKA 「でも春斗くんがやったらマジで振りを間違えそうだからダメ。これ、ほかの人が振りを間違えたらボツになっちゃうものなので。迷惑だけはかけないようにしないと」
綾介 「その部分だけはシビア(笑)」
9太郎 「あと『人生Heyday』では2ショットバージョンのMVもあって、僕は綾介と優の2人と撮ったんです。そこで『抱きしめたい』って歌詞の時に、本当にいきなり抱きついたらかわいいいだろうなと思ってやってみたら、綾介はうれしそうに抱きつき返してきてくれて。だから次に優にも何も言わずに抱きついたんですけど、そしたら優が困惑しちゃってゴタゴタ、ゴタゴタ…(笑)。それで結局もう一度撮り直しになって、今後はお互いに抱きつき合うって分かっちゃっている状態で挑むっていう」
綾介 「あ、じゃあアレは分かった上で抱きついてたんだ」
春斗 「それを知った上で見るの面白いな(笑)」
9太郎 「最初の撮影ではあまりにもゴタついて、何もいいところが出なかった」
優 「つぶし合っちゃった(笑)」
9太郎 「でも、昔よりはそういう距離が近いことを嫌がらなくなったよね。やっぱり年齢を重ねると、いろんなものを許せるようになるのかな」
TAKA 「大人になったな」
綾介 「成長したね」
春斗 「そこに成長を感じるんだ(笑)」
――ほかにも皆さんが「メンバーのここが成長した」と感じる部分は?
綾介 「9太郎は、いい意味でゆるくなりました。今までは自分に厳しすぎて人にも厳しかったんですけど、最近は自分に優しくすることを覚えて、人にも優しくなった」
TAKA 「確かに、それはあるかも。今までに見られなかった9太郎が見れている」
綾介 「ちょっと前までは暴飲暴食なんてありえなかったのに、急に『太ったんだよね』って言い出したり、寝坊もするようになったり」
優 「それは成長なの?(笑)」
綾介 「反抗期を通り過ぎるアレじゃないけど、尖っている時期を過ぎて人間味が出てきたというか」
TAKA 「ホント明確に変わったよね。何がきっかけだったの?」
9太郎 「なんだろうね…? でも確かに自分でもハッキリ自覚するくらいに変わったなとは思う。ここ1年くらいだよね?」
TAKA 「うん、去年くらいから」
春斗 「もちろん締めるところは締めるリーダーな部分は変わっていないですけど、緩やかになったことで楽屋の空気がより良くなったというか」
綾介 「今まで僕ら4人は、彼におびえていましたから」
9太郎 「うそつけよ(笑)」
綾介 「リハに1分でも遅刻しようもんなら、もう口を利いてくれなかったし」
9太郎 「やめなさいマジで!(笑)。でも、みんながそれをいい変化と言ってくれるのなら、まぁ…良かったです(笑)。優は、表情が良くなりました。『CHOICE』の時も優の映像を見ながら、スタッフさんと『こんな表情、できましたっけ?』って話をしたくらいなんですよ」
TAKA 「『ピンキーリング』ぐらいの時から変化はあったよね」
9太郎 「そうそう。それまでは本当に無表情で、『表情をつけてください』って言われても全然しないし。そこに対しては、僕、さっきの話ともつながりますけど『マジでコイツなんなんだ』なんて思っていましたから」
一同 「あはははっ!」
9太郎 「でもそれが去年から、すごく変化してきた」
TAKA 「前回のアルバムのMVと今回のMVでの優を見比べてもらったら、かなり違うと思います」
春斗 「ウインクなんかもするようになったよね」
綾介 「どうしたの?」
優 「やっぱり…1人暮らしを始めたからじゃないかな」
春斗 「どういうこと?」
綾介 「自分で稼がなきゃいけなくなったからってこと?」
優 「そう」
春斗 「そっちの理由!?」
綾介 「シンプル~!!(笑)」
9太郎 「意味が分からない(笑)」
春斗 「その点、TAKAってずっとTAKAだよね。いい意味で変わんない」
優 「ずっとTAKAはTAKAとして完成されている」
TAKA 「いや、何か成長した部分があってくれよ!(笑)」
春斗 「TAKAはCUBERSの仕事以外にも舞台などをたくさんやっていて。めちゃめちゃ忙しいのに愚痴を言わないんです」
TAKA 「いや俺、結構言うよ? あー、でも愚痴にはなってないのか。もちろん外では絶対に言わない。あと、僕だけじゃなくてみんなも大変じゃん」
9太郎 「だからこそだよ」
優 「『TAKAにはこれ以上の重りが付いてんの!?』ってなるわけよ」
9太郎 「『うわぁ、もう…本当にお察しします』みたいな(笑)。だから、常にTAKAを更新し続けているところがすごいですね」
TAKA 「あ、更新はできてるんだ? 良かった、もう冷凍保存みたいな感じなのかと思った」
9太郎 「冷凍だったら劣化していっちゃうじゃん。そうじゃなくて、常にベスト・オブ・TAKAを出してる。それはすごく難しいことですからね」
TAKA 「安心しました(笑)。それで言うと、春斗くんは逆に年々、若くなっていってるんじゃない?」
春斗 「え、マジ?」
TAKA 「あと、どんどん歌がうまくなってる。マネジャーもビックリしてたもん」
春斗 「あ、確かに『うまくなってる』って言われたな」
TAKA 「『相変わらずうまいね』じゃなくて『うまくなった』って。それって本当にすごいなって思う」
春斗 「あれはうれしかったなぁ。ラストは…?」
綾介 「俺、俺。ちょうだい」
春斗 「ムードメーカー的な存在ですからね。どんなに厳しい状況であっても常に綾介でいてくれるし、明るくしてくれる。いい意味でも、悪い意味でも」
綾介 「は?」
一同 「あはははっ!」
TAKA 「ガラスのハートなのは変わんないしなぁ」
9太郎 「でも、最近それを感じなくない?」
TAKA 「いや、それは9太郎が丸くなったから」
綾介 「そう、9太郎が強く言わなくなったから」
9太郎 「そういうこと?(笑)」
綾介 「何か俺の変化ないの!?」
優 「(小声で)身長が伸びたんじゃない?」
綾介 「身長!? 変わってないわ!」
TAKA 「絞り出しすぎだろ! しかも小声で言うのやめろ!(笑)」
優 「目が良くなったとか」
綾介 「ずっと1.5だよ!(笑)」
TAKA 「あ、声量! 声量が増えているかもしれない」
春斗 「あ、確かに」
9太郎 「そうだね、もともとあった声量がさらに強くなった部分はあるかも。2人で歌うところなんかでは、ほぼ綾介が聞こえてくるから安心感がありますよ」
TAKA 「でも逆に歌詞を間違えられると」
9太郎 「完全に引っ張られるっていう(笑)」
TAKA 「安心感と共に、そのリスクも上がっています」
綾介 「頑張ります(笑)」
【プロフィール】
CUBERS(きゅーばーず)
2019年5月にメジャーデビュー。「友情・努力・音楽!」をキャッチフレーズに活動する、TAKA、優、春斗、綾介、末吉9太郎の5人によるボーイズユニット。5月26日(金)にLINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)にて、「CUBERS LINE CUBE SHIBUYA LIVE 2023」を開催する。「月刊TVガイド」では9太郎がコラム「末吉9太郎の『全部推しのせい』」を連載中。
【作品情報】
2nd ALBUM「MAJOR OF CUBERS 2」
およそ2年9カ月ぶりのフルアルバム。作詞・児玉雨子、作曲・星部ショウ、編曲・大久保薫による「人生Heyday」や、シンガーソングライター・大石昌良の作詞作曲の新曲「トーキョーラビリンス」などが収録されている。
取材・文/松木智恵 撮影/蓮尾美智子
この記事をシェアする