染谷将太が「風間公親-教場0-」で闇を抱えた新人刑事役。木村拓哉との初共演に「緊張と楽しみが入り交じっています」2023/02/28
染谷将太が、フジテレビ系で4月にスタートする連続ドラマ「風間公親-教場0-」(月曜午後9:00、開始日未定)に出演。刑事指導官・風間公親(木村拓哉)とバディを組む新人刑事・中込兼児を演じ、木村と初共演を果たす。
木村主演で2020年と21年に新春スペシャルドラマとしてオンエアされた「教場」。原作は、13年にミステリー界の話題を総ざらいした長岡弘樹氏の「教場」シリーズだ。警察小説の新境地として、シリーズ累計110万部突破のベストセラーとなっている。「風間公親-教場0-」は、主演・木村、脚本・君塚良一氏、演出・中江功氏のタッグで連ドラ化。警察学校の“教場”ではなく、キャリアの浅い若手刑事が突然、風間とバディを組まされ、実際の殺人事件の捜査を通して刑事としてのスキルを学ばせる育成システム“風間道場”という新たな舞台での、風間の姿を映し出す。風間が教官として警察学校に赴任する以前、新人刑事の教育に“刑事指導官”として当たっていた時代を描く。
染谷が演じる中込は、“風間道場”にやって来る前は、所轄署の強行犯係で刑事をしていたが、被疑者に対して平手打ちをするなどの暴力や素行の悪さが原因となり、県警捜査一課の“風間道場”への異動を命じられる。常にイライラしており、捜査現場でたばこを吸うなど態度が悪い中込は、周りの警官に対しても威圧的な態度を取る。その態度は風間に対しても変わらず、風間からの質問に対して生意気な返事をしたり、さらには舌打ちまでする始末。しかし、ほかの刑事が中込を注意するも、風間は「かまわん、礼儀は問わない」と中込に対して、あくまで刑事としての能力を問う。
そんな刑事としての熱意や野心が感じられない中込だが、自宅では妻と母との3人暮らし。母は若年性認知症になっており、妻と2人で介護していた。ご飯を食べたことも忘れ、息子のことも忘れている認知症の母の介護に疲弊しきっており、そのストレスのせいか、仕事中も常にいらだっているのだった。やがて風間に家庭で抱えている問題、所轄署時代に行ってきた問題行動について調べ上げられるが、中込の抱えていた闇はそれだけではなく、心の奥深くに追いやっていた過去のトラウマを、風間に見抜かれてしまう。
「ポスター撮影をしている時にも“ドッキリの看板を持った人が現れるんじゃないか?”と思うくらい驚いているとともに、『教場』は見ていた作品で、好きな作品だったので、そこに参加できて本当にうれしいです」と喜ぶ染谷。「月9」枠には初出演となり、「子どもの頃からずっと知っている枠なので、自分が出させていただけるというのはすごくうれしいです。子役をやっていた時も出たことがなかったので、大人になって、しかもこんなにすてきな座組で、すてきな役で参加できるのは本当にうれしいです。初『月9』が木村さんとの初共演というのはすごく光栄です」と感激している。
その木村との初共演については、「あの木村さんのたたずまいに自分はどう立ち向かって行こうかというのを、今すごく考えていますし、緊張と楽しみが入り交じっています。木村さんであり風間さんを前にして、自分から何が出てきて、どうなっていくのかというのは、ものすごくドキドキしています。思いっきり飛び込んで行きたいと思います」と意気込む。
そして、「すごく魅力的な役だなと思っています。自分が持っているトラウマから来る弱さ、その負の感情から攻撃性が高い人間になっているのですが、そんな人間がどう成長して、殻を破っていくのか。そういった人間だからこそ、風間さんと出会って、人間性をあぶり出された時に大きく変わることができるのだと思っています。闇が深い人間でもあり、自滅的でもある、すごく繊細な人物だなと思っているので、丁寧に演じたいと思っています」と語り、「ミステリーとしてものすごく面白いです、そして見ている皆さんの心のひだに、ものすごい熱量で触れてくる“感情”が描かれていると思っています。登場する刑事側、被害者側、加害者側の交錯する感情のどれかが必ず視聴者の皆さんの感情を揺さぶるはずです。表面的に感動するとかそういうことではなく、皆さんが心の奥深くで思っていたことや眠っていた感情に触れてくる、そんな作品になっていると思っていますので、楽しんで見ていただけたらうれしいです」と見どころを伝えている。
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