「fist of hope」仲村宗悟 インタビュー2023/03/01
「兄貴の影響で、僕も『ウルトラセブン』が好きです」
映画「シン・ウルトラマン」(2022年)のヒットをはじめ、時代を経ても決して色あせない国民的ヒーローのウルトラマン。円谷プロダクションが手掛けるウルトラマンシリーズ最新作となる特撮ドラマ「ウルトラマンレグロス」が、TSUBURAYA IMAGINATION で配信予定。主人公・ウルトラマンレグロスの声は、現在放送中の「ブルーロック」(テレビ朝日系)で我牙丸吟役を務めるなど、大活躍中の仲村宗悟が担当。さらに、仲村は「ウルトラマンレグロス」の主題歌「fist of hope」も担当し、同曲を収録したシングルを3月29日にリリースする。「ウルトラマンレグロス」に出演するにあたっては、先輩の声優・関智一からもエールが送られたと話す。ウルトラマンレグロスを演じるにあたっての思いや、主題歌「fist of hope」の裏側について、話を聞いた。
――「ウルトラマンレグロス」で、仲村さんはウルトラマンレグロスの声と主題歌のどちらも担当していますね。
「ウルトラマンシリーズは、老若男女問わず日本人なら誰でも知っている作品ですので、そのようなシリーズで自分をウルトラマン役に選んでいただけたことは、本当にありがたくてうれしかったです。それだけでもすごいことなのに、さらに自分が作詞・作曲を務めた楽曲を主題歌として使っていただけて、とても光栄なことだと思いました」
――子どもの頃の「ウルトラマン」に関する思い出は何かありますか?
「自分が子どもの頃は、ちょうどウルトラマンシリーズが放送されていなかった時期だったのですが、兄貴が『ウルトラセブン』(1967~68年)がすごく好きで! 兄貴の影響で、僕も『ウルトラセブン』が好きです。家の天井にもウルトラセブンの人形が逆さまになってくっ付いていて(笑)」
――どういう状況なんですか!(笑)
「きっと兄貴がいたずらでくっ付けたと思うんですけど(笑)。その話を円谷プロさんに話したら、すごく笑ってくれました」
――主題歌「fist of hope」を作るにあたって意識されたことは何ですか?
「作詞・作曲をするにあたっては、老若男女が聴けるようなメロディーと世界観を意識しました。円谷プロの皆さんに監修していただいたのですが、歌詞に大人にしか分からないような表現が出てくると、『もう少し分かりやすくお願いします』との指示を受けて、何度もやりとりしながら完成させていきました」
――曲のタイトルや歌詞には、どんな気持ちを込めましたか?
「タイトルにある“fist”は“拳”のことです。拳と言うと、相手を殴るという暴力的なイメージがありますが、ウルトラマンレグロスはコスモ幻獣拳という拳法の使い手なので、決して怒りや自分のためだけにはその拳を振るったりしません。“拳は誰かを守る希望になる”ということが歌詞のテーマになっています。これは『ウルトラマンレグロス』の内容とも関係してくるところなので、それがストーリーとどうつながっているのか、『ウルトラマンレグロス』の配信を楽しみにしていてほしいです。また、サビの歌で曲が始まるところなど、聴きやすく歌いやすい音作りやメロディーも意識しました」
――ウルトラマンレグロスは、スペシウム光線やアイスラッガーなどの飛び道具ではなく、拳法で戦うんですよね。
「はい。拳法を使うのがレグロスの戦闘スタイルで、そこが従来のウルトラマンたちとは異なるところです。ただ、過去にはカンフーや空手をアクションに取り入れたウルトラマンもいて、ウルトラマンレオがそういう戦闘スタイルだったと聞きました」
――楽曲の話に戻りますが、「fist of hope」を聴いた時、サウンドからも軽快さと力強さを感じました。サウンド面で意識されたことは何ですか?
「編曲は、いつも自分の曲の編曲をしてくださっている、村山☆潤さんにお願いをしました。その時に、『ウルトラマンらしいカッコ良さや分かりやすさを入れてほしい』とお願いして、それでホーンがカッコ良く鳴り響くサウンドになりました。そういうカッコ良さや分かりやすさという部分は歌う時にも意識したことで、歌が前にスコーンと出るように歌っています。ライブでは、それこそ『拳掲げて』という歌詞の通り、みんなで拳を掲げて一緒に歌いたいです」
――「ウルトラマンレグロス」には、マスターアルーデ役の大塚明夫さん、インストラクターフォロス役の津田健次郎さん、トゥバーン役の森川智之さん、ファルード役の前野智昭さんらも出演されています。また、仲村さんが初めてウルトランレグロスを演じられた「ウルトラギャラクシーファイト 運命の衝突」(22年)にも、大勢の先輩声優の方々が出演されていました。先輩から何かアドバイスをもらう機会はありましたか?
「僕のアフレコは全て1人だったので、皆さんとお会いする機会がなくて、今の情勢を考えると仕方のないことですけど残念でした。ただ、公私ともに仲良くさせていただいているウルトラマンA役の関智一さんから、動画サイトにPVがアップされた時に『PVを見たよ。声が合っていて、すごく良かったよ』と言っていただけて、すごくうれしかったです。関さんは、ウルトラマンレグロス役に自分が決まった時も連絡をくださって、『誰が声優を務めるのか気になっていたんだけど、村ちゃん(仲村)で良かったよ』と言って、とても喜んでくれました」
――関さんは特撮好きで有名ですから、番組の配信が始まったら見て感想を伝えてくれそうですね。
「はい。言われる前に、自分から感想を聞きにいきますけどね(笑)」
――関さんは、仲村さんにとってどんな存在なのですか?
「僕の中で関さんの存在は、かなり大きいです。近くで見ているだけでとても勉強になります。ウルトラマンシリーズに携わることができたので、これを機会に特撮のこともウルトラマンのことも、いっぱい教えてもらいたいなと思っています」
――では最後に、「ウルトラマンレグロス」の配信を楽しみにしている皆さんに向けて、メッセージをお願いします。
「『ウルトラマンレグロス』をたくさんの方に見ていただけると思うと、すごくワクワクします。子どもから大人まで、幅広く愛されるウルトラマンになれるよう頑張ります。また、今回のシングル『fist of hope』のカップリングには、『ウルトラマンレグロス』のエンディングテーマとして、デビューシングル『Here comes The SUN』(19年)のカップリング曲を新たにアレンジした、『Rain forecast(REGULOS ver.)』を収録しています。こちらもぜひ、聴いてください!」
【プロフィール】
仲村宗悟(なかむら しゅうご)
1988年7月28日、沖縄県生まれ。B型。アニメ「氷属性男子とクールな同僚女子」(TOKYO MXほか)、「ブルーロック」(テレビ朝日系)、「永久少年 Eternal Boys」(フジテレビほか)に出演中。4月6日スタートの「Opus.COLORs」(TOKYO MXほか)にも出演予定。
【作品情報】
7thシングル「fist of hope」
3月29日(水)発売
【初回限定盤(CD+BD)】¥2,530 ※写真 【通常盤(CD)】¥1,430
Lantis
表題曲は、「拳掲げて」という熱いサビのフレーズから始まる、特撮ドラマ「ウルトラマンレグロス」主題歌。バンドとホーンのサウンドが融合したファンク調のロックナンバーで、間奏のキメやギターソロなど、歌だけでなくオケもカッコいい。
【プレゼント】
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応募はコチラ→https://www.tvguide.or.jp/tvguide_enquete
(応募期間:3月1日正午~3月8日午前11:59)
ハガキでの応募方法は「TVガイド」3月10日号(P98)をご覧ください。
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⑤週刊TVガイド関西版2023年3月10日号 / 仲村宗悟 特典生写真E
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取材・文/榑林史明 撮影/Marco Perboni ヘアメイク/加藤ゆい(fringe) スタイリング/奥村渉
衣装協力/WIZZARD/TEENY RANCH、GalaabenD/3RD[i]VISIONPR、WERKSTATT:MÜNCHEN/FASCINATE
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