「それって!?実際どうなの課」祝・放送200回! “課長”生瀬勝久らレギュラー陣にインタビュー2023/02/16
毎週水曜に日本テレビ系で放送されているバラエティー「それって!?実際どうなの課」が、来週2月22日で放送200回を迎える。
2019年4月に番組がスタートして以来、“課長”生瀬勝久を筆頭に、博多華丸・大吉、森三中・大島美幸、森川葵のレギュラーメンバーや、チャンカワイ、アキラ100%、狩野英孝、緑川静香らが、よく言われるけどやっている人を聞いたことがない、気になるうわさや疑問を体当たりで検証してきた。記念すべき200回は、これまでさまざまな食材で「太るのか? 太らないのか?」を検証してきたチャンカワイの企画に、大吉が登場。ダイエット食として有名な春雨をおなかいっぱい食べると痩せるのか?を実験する。
そんな記念すべき回の収録が行われているスタジオに潜入! レギュラーメンバーに200回を迎える感想や記憶に残っている企画などを聞いた。
生瀬「真摯に、過剰な演出をしないことが誇り」
――放送200回おめでとうございます! 200回を迎えた感想をお願いいたします。
大島 「200回というと、3年、4年ですか。素晴らしいことですよね。葵ちゃんもそうですけど、アキラさんやタッチ、チャンさんなど、本当にいろんな方が体を張って200回を迎えられたなと思っています。私も頑張んなきゃなとは思うんですけど…。とにかく皆さんの頑張りがすごいと思います」
森川 「私はレギュラーが初めてで、こうして皆さんと一緒に200回という記念すべき回を一緒に迎えられたのがすごくうれしいですね。200回にくるまでに本当にいろんな芸人さんが出て、本当にたくさんのすごく楽しいコーナーを見てきたので、これからも200回と言わず、300回、1000回を目指して、みんなで楽しく一緒に番組を作っていけたらなと思います」
大吉 「僕らは番組がレギュラーになる前のパイロット版(18年)から実は参加させていただいていて。正直言うと、ありがちな企画なので『1、2年かな』と思っていたんですけど、ふたを開けてみたら、とにかく面白い企画ばかりでした。今までにありそうでなかった、最近では珍しいちゃんと時間かけてロケをやっているバラエティー番組だと思うので、それをスタジオで見せていただけているのはありがたいですし、200回記念で僕はロケも行かせてもらえたので、すごくうれしかったです。感慨深いものがありました。これからも1回でも長く続けばいいなと思っています」
華丸 「大島さんが言っていましたが、本当にロケに行ってくださっている人の頑張りによって、200回を迎えられたと思います。僕は特にただただ見ているだけなので(笑)。華丸・大吉が一番ロケ数は少なかったんですが、課長(生瀬)もいろいろと釣りのロケとか行っていて、しかも200回記念で大吉さんがロケに行くという。僕が一番ロケに行ってないんですよ…。本当に『元気が出るテレビ』の松方弘樹さんみたいな(笑)、いや本当にこういう状況ですよね」
大吉 「森川ちゃんはキン消し(キン肉マン消しゴム)も分からないんだから、分かるわけないでしょ!」
森川 「全然ピンときてないです(笑)」
華丸 「ご覧の皆さんより先行して見させていただいているのが本当に申し訳ないですけど、毎回毎回、本当に楽しませていただいています。かと言って、なんかロケ行きますか?って言われるのが怖いんですけど、申し訳ないなっていう自覚はあるぞ!っていうことで…」
生瀬 「パイロット版で初めてやらせていただいた時に、私みたいなものがMCでいいのかと思うところもありました。それからレギュラーになったと聞いて、『え! 本当にそのパイロット版でMCをしていてよかったな』と思いつつやらせていただいています。始まって200回…200回続けたいという僕の個人的な思いは特にないんですけど、結局これまで続いてきたというのは、本当に見ている方の反響が良くて続けさせていただいているということですよね。華丸さんも『ロケが少ない』とおっしゃっていましたけど、僕もロケに行く回数は少ないですし、大島さんも謙虚なことをおっしゃっていましたけど、『下世話だね』と言いながら、本当にたくさんロケに出ていただいています。それぞれの持ち場というか、役割分担のバランスがうまく取れているので、そういう部分を評価していただいているんだなと本当に思います。僕がMCと言っても、僕が中心の番組でもなんでもないんです。でも日常の中で、業界の方から『あれ面白いですね』って声をかけていただいたり、あとは実際の生活の中で『実際どうなのか』っていう言葉をニュースから聞いたりすると、うちの番組かな?って、うちが作った言葉なんじゃないかなっていう気持ちになったりして。やっぱり3年、4年やってきて、本当に真摯(しんし)に過剰な演出をしていないというところはうちの自負というか、本当に誇りです。盛ったりしていないということも、皆さんには伝わっているんじゃないかな。うまくいくことがテレビじゃない、うまくいくことが人生じゃないということを全面に出しながら、これからも続けていきたいなと思います」
――これまでで印象的な回やロケはありますか?
大島 「自分の企画で言いますと、私は『バカヤロー飯」っていう、変わった人がやっているお店に行くという企画をやっていたんですけど…」
生瀬 「あった! 面白かった!」
大島 「まぁ本当にいろんな方がいらっしゃいまして。それで、この人大丈夫かっていう人のラーメンを食べたことがありまして。その中に、バットマンの車作っちゃったっていうラーメンの店主さんがいまして、甲州街道を通るたびに、『あの車見ないな』『あったらうれしいな』『あの人元気かな』と思って、いつもあそこを通るんです」
森川 「私は思い浮かぶものでいうと、やっぱり自分のコーナーになってしまうんですけど…アーチェリーをやった時に、本当にすごく幅広い世代の方から『あのコーナーを見てすごく感動した』っていう声をいただいて。まさかそういう声をいただくとは思わずに、ただ自分の中で成功できればいいなと思いながらやっていたので、自分が真摯に向き合って、本気でどうにかこれを成功したいという気持ちで頑張ったものが、そういう形で皆さんに届いたのがすごくうれしかったです」
――森川さんの企画では、ハッシュタグがトレンド入りしたりしていますよね。ファンの声も多く届いているかと思いますが、そのあたりはいかがですか?
森川 「放送の時間帯は、自分も自分のハッシュタグをつけてつぶやいたりしているんですが、twitter上でそのハッシュタグを見てみると、応援してくださる方たちのコメントがすごくダイレクトに自分の元へ届いてくるんです。それを見て『また頑張らなきゃな』と思ったりしますし、でも『無理しすぎないようにね』っていうコメントもあるので、そういうところまでみんな考えて見てくれているんだなって、すごく心が温まります」
――大吉さんはいかがですか?
大吉 「森川さんって実は途中からのレギュラーで、最初はいなかったんですよね。途中から入ってこられて、ロケで河川敷きに行って、石と石を立てたんですよ。あの瞬間に『あ、この番組続くな』と思いましたね。体を張る以外の柱ができたと思って、あれはすごく覚えています。個人的にはわれわれの企画で、僕らがトレンドを追うみたいなロケに年に1回行っているんですけど、番組側がはやっているって言い張っていた、全身に色を塗っている人がいたんですけど、あのロケ以外では見たことがないです。あれは盛ってたんじゃないかなって、いまだに思っています(笑)」
華丸 「僕はエモい写真を撮るっていって、原宿のバルコニーで読モの方とシャボン玉を…」
大吉 「いかにロケ行ってないかが分かるね。年に1回しか行ってないから…」
華丸 「いや、本当に申し訳ないです! でも、本当に各芸人さん、リポーターの方の名場面はそれぞれありますから。タレントさんじゃないですけど、(雑誌『Domani』元副編集長の)下河辺(さやこ)さんみたいに番組が生んだキャラクターというか、そういう方が出てくるところも好きです。下河辺さんが出てきたらすごく期待しちゃうし。チャンくんの企画でいうと、料理コーディネーターの松山(綾子)さんだったり、1人のタレントに対してまた別のキャラクターの方が出てくるというのも、この番組の名場面の一つではありますよね」
――では、300回の時にぜひロケに!
華丸 「そうですね。300回の時にはいよいよロケに繰り出そうかなと!(スタッフの『アキラさんと行きますか?』に)あっ…何かは1回聞かせてもらえるんですか? いやいや、やっぱり大吉さんが行ったもん。やっぱり僕もロケしなきゃいけないなと思いますよね」
――華丸さんには次回に期待しつつ、今回は大吉さんがチャンさんの企画に登場します。VTR中ではお二人の体に異変が起きるという場面もありましたが…。
大吉 「僕はまだギリで大丈夫でした(笑)。チャンくんの前では弱音は吐けなかったですね。本当は結構キテましたけど、チャンくんが食べる姿を見ちゃったらね。でも、本当に『実際どうなのか』というこの言葉に、出演者もスタッフさんもすごく真摯に真面目に取り組んでいらっしゃるんだなと、あらためて感じさせてもらったロケでした」
――では最後に、生瀬さんの印象に残っている回をお伺いできますか?
生瀬 「僕はやっぱり自分のことになるんですけども、『生瀬の野望』という企画の第1弾で、自分が子どもの時から集めていた切手を売りに行ったんです。本気で50年前から集めていて、家にあるものを全部実家から送ってもらって持って行ったんですよ。少なくとも20万近くになると思っていたんです…それが5000円! 今でも本当にまだ信じられないですね。いや、番組なら普通、査定で終わるんですけど、本当に売っちゃって手元にないんですよ! 僕が50年前から集めてきた100円札も20枚ぐらいあったんですよ。今だから言うけど、返して!」
大吉 「すいません、もう間に合わないですね」
生瀬 「昭和の方なら分かると思うんですけど、当時は切手価格表みたいなのがあって、実際、1円の切手が今は2000円の価値がありますっていう本があったんですよ。それで俺は子どもながらに、『俺のは50万円だ!』とかって言っていたのにね。だから、僕は今、靴を集めている人で、家には何千足ぐらい靴があるっていう人のを実際に出しましょう。一文の値打ちもないっていうのを分からせたい」
大吉 「ちゃんと価値あると思いますけどね」
生瀬 「俺はだって、昔は何百万の価値だったの、切手は。それが5000円ですよ。しかも、今手元にないんだから!」
大吉 「論点がずれてきましたけども」
生瀬 「世の中はそんなに甘くないってことです」
――それだけガチにやられているっていうことですもんね。
生瀬 「そうです、なんか集めているものあります?」
――私も切手はすごい好きで、よく買ったりしていますね。
生瀬 「切手は一文にもならないですね(笑)」
――すぐに使おうと思います(笑)。ありがとうございます!
第200回(2月22日放送)
ダイエット食としても親しまれている「春雨」。春雨は、糖質の吸収が緩やかで、血糖値の上昇を抑える効果があると言われている。そのため、米やパスタなどと置き換えて食べる人も多いが、春雨はでんぷんからできていてほぼ炭水化物のため、食べすぎれば太る可能性も。ネットなどでも「逆に太るのでは?」という声を聞くが、春雨は太るのか? 太らないのか? チャンカワイが3日間、春雨を食べ続けて、体重の増減を徹底検証する。
さらに今回は、放送200回を記念してスペシャルゲストが登場! “主任”大吉が1日参戦する。「おなかいっぱい食べても太らないか」を検証するため、チャンは一般的な量の4倍に当たる1食800g、普段からあまり食事を取らない生活をしているという大吉は500gを食べることに。当番組の料理企画で調理を担当している“松山さん”手作りの逸品に、大吉は「うまい」と大満足! あまりのおいしさに春雨を100g追加してモリモリ食べるが、完食後の2人を“悪夢”が襲い…!?
【番組情報】
「それって!?実際どうなの課」
日本テレビ系
水曜 午後11:59〜深夜0:54
文・取材/K・T(日本テレビ担当)
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