南沙良、演じる照井雪乃は「すごく自信のある女の子。堂々と歩けるのが楽しい!」――「女神の教室~リーガル青春白書~」インタビュー2023/02/13
北川景子さんが主演を務め、法科大学院、通称・ロースクールを舞台に、教員と法曹三者を目指す学生たちのリアルな日常と成長を描くリーガル青春群像劇「女神(テミス)の教室~リーガル青春白書~」(フジテレビ系)。
本作で、他人にも自分にも厳しい性格のしっかり者・照井雪乃を熱演しているのが南沙良さん。真中信太郎(高橋文哉)、桐矢純平(前田旺志郎)、水沢拓磨(前田拳太郎)、天野向日葵(河村花)らと少し距離のある雪乃が、これからどんな距離感で彼らと接するのか…見逃せない展開が続いていく。
――“月9”枠初出演ということですが、月9ドラマに対してどんなイメージがありましたか。
「小さい頃から気づいたら見ていたものというか、流れていたものでした。『昨日の月9見た?』って、学校で友達とお話したりしていました。たくさんの方が見ているという印象があります。北川さんも山田裕貴さんも、私が小さい頃からテレビで拝見している方という印象だったので、お会いした時はもちろん緊張しましたし、自分からコミュニケーション取れるかなという不安もありました。でも、2人ともすごく優しい方で、私が1人でいるところに話しかけてくださって、リラックスした雰囲気を作ってくださいます。お芝居の面でも引っ張ってくださるというか…私のリアクションが出やすいようにお芝居してくださるので、とてもありがたいなと思っています」
――すてきな撮影現場なんですね。
「雰囲気はすごく穏やかというか、温かい雰囲気の中でお芝居ができているなという印象があります。北川さんがとても柔らかい空気を作ってくださいますし、学生役だと前田旺志郎さんたちが積極的に話しかけてくださって、場を盛り上げてくださることが多いです。現場では、河村さんと『どこか行きたいね』『温泉漬かりたいね』というプライベートの話をよくしています。お芝居の話は…あまりしていないです(笑)」
――演じる雪乃とご自身の共通点はありますか。
「(雪乃は)自分にも他人にもすごく厳しい女の子です。検察官になるという目標があるんですけど、それに向かって突き進んでいて、自分の意思をしっかり持っている女の子だなっていう印象です。共通点はないかもしれないです。でも私自身、強い女性というか、心(しん)がしっかりとある女性に憧れているので、そういう部分を楽しんでお芝居できたらいいなと思っています。今までやってきた役柄は暗い役というか、陰の役が多かったんですけど、今回はすごく自信のある女の子なので、堂々と歩けるのが楽しいです!(笑)」
――出演が決まった際、「法律事に接することがあまりないから、このドラマを通して勉強できたら」とお話されていました。実際に触れてみていかがですか。
「難しい言葉がたくさん並んでいるなという印象なんですけど、法律って意外と身近にあるものなんだなと思いました。毎回、実務演習用に事案が用意されているんですけど、被害者側だったり、加害者側、検察査側…と、いろんな立場に立って考えながらお芝居できるなっていう印象です。それでもやっぱり台本に出てくるセリフはすごく難しくて…。専門用語をちゃんと調べて完璧に理解してから撮影に挑もうとするんですけど、分からないものが多いんです(笑)。でも、時間をかけてちゃんと理解してから撮影に挑んでいます」
――北川さん演じる柊木雫が“人を知るための授業”を展開しますが、南さんが「この人のここをもっと知りたいな」と思うキャストの方はいらっしゃいますか。
「知りたいというか…、河村さんが絵を描くのがお好きだと言っていたんです。私も絵を描くことがすごく好きで、2人で何か描けたらいいねって話をしているので、実現できたらいいなと思っています! 自分を知ってもらうためにアピールするとしたら…私は人見知りで。いっぱいはしゃべれないかもしれないけど、みんなと話したいなっていう気持ちはあるんです! ちょっとしたきっかけがあればいいなと思っています(笑)」
――先ほども前田旺志郎さんたちが話しかけてくれるという話が出ていましたね。
「自分から行けよっていう話なんですけど、人見知りしちゃうんです…。私自身、暗く見られがちなので、意外とそんなことないよ!ってお伝えしたいです。残りの撮影期間でどうにか挽回したいです(笑)」
――最後にドラマを楽しみにしている視聴者の方へメッセージをお願いします!
「やらなきゃいけないことや、これから勇気を出してやりたいことがある皆さんのことを後押しできる作品になっているんじゃないかなと思っています。受験シーズンの放送ですが、たくさんの方に見てもらって楽しんでもらえたらうれしいです」
【プロフィール】
南沙良(みなみ さら)
2002年6月11日生まれ。東京都出身。17年、映画「幼な子われらに生まれ」で女優デビュー。その後、ドラマ「ココア」(フジテレビ系)、「ドラゴン桜」(TBS系)、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」、映画「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」「女子高生に殺されたい」「居眠り磐音」「もみの家」「この子は邪悪」など、数々の作品に出演。3月よりNetflixシリーズ「君に届け」が配信予定。
【番組情報】
「女神(テミス)の教室~リーガル青春白書~」
フジテレビ系
月曜 午後9:00~9:54
取材・文/フジテレビ担当 Y・O 撮影/尾崎篤志
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