中村蒼、戸田恵子、久間田琳加、白石隼也が「ながたんと青と-いちかの料理帖-」に出演2023/01/30
中村蒼、戸田恵子、久間田琳加、白石隼也、飯田基祐、床嶋佳子、板尾創路が、WOWOWで3月24日に放送・配信がスタートする、連続ドラマW-30「ながたんと青と-いちかの料理帖-」(金曜午後11:00)に出演することが分かった。
「ながたんと青と-いちかの料理帖-」の原作は、数々の大ヒット恋愛ドラマの原作を世に送り出してきた月刊漫画雑誌「Kiss」に連載中の磯谷友紀氏の同名人気作だ。全話の監督を、映画「サマーフィルムにのって」(2021年)で長編映画デビューした新鋭・松本壮史氏が担当し、脚本を川﨑いづみ氏、弓削勇氏が手掛ける。戦後間もない京都を舞台に、政略結婚した年の差夫婦が料亭再建を通して育む絆と、「きょうの料理」(NHK)などで知られる料理研究家・大原千鶴氏が監修する華やかな料理も見どころのグルメラブストーリーだ。
戦争で亡くなった夫から「ながたん(包丁)」を託された桑乃木いち日(門脇麦)は、ホテルの料理人として生きていくことを決めていたが、ひょんなことから経営不振の実家の料亭「桑乃木」を建て直すため、15歳年下の御曹司・山口周(作間)と政略結婚する。しかし、周は初対面のいち日に対しても遠慮せず、青と(トウガラシ)のように辛辣(しんらつ)な言葉を放つ若者だった――。女性料理人が珍しかった時代、「女が料亭の厨房に立つなんてもってのほか」と料理長就任に消極的だったいち日と、いち日の料理の腕をいち早く認め、後押しする周。そんな年の差夫婦が、共に未来を切り開いていく姿を描く。
中村が演じるのは、いち日が働くホテルのレストランのヘッドシェフ・田嶋明丞。女性料理人がまだ珍しかった時代に、いち日の料理の腕を評価し雇った田嶋は、いち日にとっては恩人のような存在。やがて料亭「桑乃木」を再建するために奮闘するいち日のことも応援し、よき相談相手として支えていく。いち日にひかれていく周にとっては、恋のライバルにも似た気になる存在になる。
中村は「今作は戦後から少したった京都が舞台で、まだなにかと息苦しく思い通りに生きられない時代ですが、そんな世の中でもひたむきに生きるいち日と周を応援したくなる作品だなと思いました。この時代だからこそのすれ違いやもどかしさを感じながら楽しんでもらえたらうれしいです」とアピール。
戸田が扮(ふん)するのは、いち日の叔母・丸川町子。傾きかけた実家の「桑乃木」を心配するがゆえに、事あるごとに経営に口を出し、事態をかき回す台風のような人物だ。山口家からの援助を目的に周との政略結婚を推し進めた、張本人でもある。当時の常識から外れた周の経営改革に、文句を言いながらも丸め込まれていく。
「かなんかなん! かなんわぁ! まずハンカチの用意必須です。いち日と周、この2人のもどかしさ、息苦しくなるほどの切なさにホロッとします」と見どころを伝える戸田は、「かと言って決して暗いわけではない。楽しく美しく、何よりおいしい物語です。そうです! なのでおなかをすかせて見てはいけないのです。時代のレトロなファッションもすてきです。私が演じた町子はおてんばなおばちゃん。その町子の衣装もとてもすてきで、すべて写真に収めたほどです。よき時代だなぁと思います。戦後、みんなが一生懸命で工夫を凝らしキラキラしてた時代です。そして物語は毎回エンドロールまできっちりご覧ください。最後の最後まで丁寧で温もりにあふれた映像です。京言葉に苦労しながらもキャスト全員が生き生きとしております。ご期待ください!」と力を込める。
また、久間田は、周の兄・縁の妻・山口鈴音役を務める。天真らんまんな鈴音は、周にとっては幼なじみであり、心許せる特別な相手。政略結婚した縁との間に1児を設けているが、夫婦関係に悩んでいる節も。そんな鈴音が、次第にひかれ合ういち日と周夫婦の間に、波乱を巻き起こす。
「現場では、いち日さんや周くんの優しくて暖かい空気が漫画そのもので、初日から作品に参加させていただける喜びを感じました」と充実した撮影を報告する久間田は、加えて「この作品では初めての経験ばかりで、昭和の物語、大阪弁や、娘の小夜子が産まれていて結婚をしていることなど、試行錯誤をしながらですが、楽しみながら撮影できたと思います。美しい京都の街並みの中で撮影できたことも、とてもうれしかったです! 原作を読んでいる時から、いち日さんが作るお料理が本当においしそうで…撮影現場で漫画から飛び出してきたようなお料理を見た時は感動してしまいました。ドラマはぜひ、おなかをすかせて見ていただけたらと思います」とアピール。
白石は、鈴音の夫で、周の兄・山口縁役。大阪で有名ホテルを経営する山口家の跡取りとして、周を「桑乃木」に送り込んだ張本人でもあり、自信家で自己中心的な性格の持ち主だ。経営不振の「桑乃木」を表向きは支援するが、実は裏であることをもくろんでいる。
「原作と脚本を拝読し、なんてすてきな世界だと思い、現場で初めてお会いした門脇さんと作間くんのうそのないたたずまいを見て、これはすてきな作品になるだろうと思い、松本壮史監督の繊細かつ丁寧な演出を受け、これは間違いなくすてきな作品になるだろうと確信しました」と話す白石は、「縁は、うそのないお二人の前に立ちはだかる、うそくさい男です。人を見透かしたような顔をするなと怒られてきた人生でしたが、そんな自分を引っ張り出して演じさせていただきました。楽しんでいただければ光栄です」とメッセージを寄せている。
飯田が演じるのは、周と縁の父である山口茂。人当たりがいいように見えるが、実は息子の縁以上に山口家の利権のために動く戦略家。物語後半、いち日と周が打ち出す経営改革に、障壁として立ちふさがる。
床嶋は、いち日の母・桑乃木愛子役。かつて料理長を務めた夫を亡くして以来、「桑乃木」の女将(おかみ)を務めながら、ほがらかに娘たちを見守る。なかなか進展しないいち日と周の恋をさりげなく後押しするなど、2人のよき理解者として登場する。
板尾は、「桑乃木」の現料理長・戸川幸宏役。桑乃木を料理長として支えてきたが、戦争の影響で客足が伸びなくなってから、いち日はその経営不振の一因が戸川の料理にあるのではないかと思っている。昔かたぎの戸川は、周が打ち出す料亭再建のアイデアに反発し、次第に対立の色を深めていく。
この記事をシェアする
ドラマガイド(最新シーズン)Drama Guide Season
【2025年冬】TVドラマガイド
2025年の冬(1月・2月・3月)にスタートする連続ドラマを曜日別で特集!
大河ドラマ「べらぼう」、奈緒×松田龍平W主演「東京サラダボウル」、黒木華や佐藤大樹らが出演する「風のふく島」、山田杏奈主演「リラの花咲くけものみち」のほか、深夜ドラマやBS放送の新着ドラマを含め、出演者、主題歌、あらすじ、記者会見リポート情報などを順次公開!
【2024年秋】TVドラマガイド
2024年の秋(10月・11月・12月)にスタートする連続ドラマを曜日別の一覧で大特集!
朝ドラ「おむすび」、月9「嘘解きレトリック」、柳楽優弥×坂東龍汰「ライオンの隠れ家」、松本若菜×田中圭×深澤辰哉「わたしの宝物」、菊池風磨主演「私たちが恋する理由」、現代版「若草物語」や「ザ・トラベルナース」など注目作のほか、深夜ドラマやBS放送の新ドラマを含め、出演者、主題歌、あらすじ、記者会見リポートなど、最新情報を随時更新☆