十三代目市川團十郎白猿、八代目市川新之助の “ ダブル襲名の舞台裏に完全密着!2023/01/01
日本テレビ系では1月3日に「成田屋に、ござりまする。」(午後3:00)を放送する。
2014年より9年続いたドキュメンタリー「市川海老蔵に、ござりまする」が新シリーズに突入。10年目を迎え、タイトルも市川團十郎本人の提案の「成田屋に、ござりまする。」にリニューアル。團十郎一家の1年に、カメラが完全密着する。
2022年は、新型コロナウイルスの影響により2年半延期となっていた、十三代目市川團十郎白猿襲名、八代目市川新之助初舞台の“ダブル襲名”が遂に実現。6月の取材では、この2年半について「いい時間だった」「ある意味充電できた」と振り返り、「東京オリンピック2020」開会式という世界の大舞台に海老蔵として出演したことや、自身が背負う“團十郎”という名の「定めと役目」について語る。
また、自身の團十郎襲名もさることながら、父として、師匠として息子の新之助初舞台の責務も同時に背負うことになった團十郎。新之助の稽古にもより一層力が入るのはもちろんのこと、プロ野球の始球式など舞台以外のイベントも目白押し。普段は明るい新之助が、始球式後に悔し涙を流す場面も。父・團十郎は1人で記者会見に臨む息子の姿に「感動しちゃいましたよ。泣きそうになる」と目を潤ませる。
新之助は、成田屋として史上最年少の9歳で、歌舞伎十八番の一つ「毛抜」の主役を勤めることに。團十郎は「9歳にしてはかなりハードルが高い」と新之助の挑戦を評価。歌舞伎俳優として新之助に期待する本音を明かす。
さらに、娘のぼたんは11歳になり、弟の新之助から「お母さんみたい」と言われるほどのしっかり者に成長。母・小林麻央が亡くなったのは5歳のとき。母と同様、常に弟のことを見守るぼたんは、その成長がうれしくて仕方がない様子。しかし、ぼたん自身も舞踊家として舞台に立つ身。しかも、今回は歌舞伎座の本興行で女性が主演として出し物をするのは約60年ぶりという大舞台だけに、團十郎はぼたんにも厳しく稽古を付ける。そんなぼたんについて團十郎は、妻が生前、歌舞伎俳優の娘・姉として生まれたぼたんへの心配を口にしていたことを告白する。
番組では、一家のプライベートな時間にも密着。歌舞伎の世界を一歩離れると、キャンプ、サバイバルゲーム、沖縄旅行など、家族としての時間を大事にしている父親の姿があった。
子どもたちは父のことを「パパがまるで自分の子どものよう」(新之助)、「お父さんと遊んでるときは、全員本気で遊んでる。3きょうだいみたい」(ぼたん)と表現。実際に密着の中では、とにかく全力で子どもたちと遊ぶ團十郎の姿も盛りだくさん。そこには「家族との時間も豊かじゃないといけないし、プライベートがどれだけ尊いものか知った」という團十郎の気持ちの変化や子育てへの思いがあった。
そして、襲名披露を目前に控えた成田山新勝寺参拝時には、「令和の團十郎と呼んでください」という力強い言葉も本人から飛び出す。「小学2年生から團十郎になることを考えて生きてきた」という彼が、いよいよ十三代目市川團十郎白猿となる。ここでしか見ることができない舞台裏は必見だ。
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