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見れば“幸せになるお金の使いかた”が学べる!? 「いろんな世代の方が共感できると思うので、男女問わず見てほしい」――「三千円の使いかた」葵わかなインタビュー2023/01/04

見れば“幸せになるお金の使いかた”が学べる!? 「いろんな世代の方が共感できると思うので、男女問わず見てほしい」――「三千円の使いかた」葵わかなインタビュー

 葵わかなさんが初の土ドラ主演を務める、御厨家三世代、4人の女性がお金と人生の悩みに向き合い、たくましく乗り越えていくホーム“マネー”ドラマ「三千円の使いかた」(フジテレビ系)が1月7日からスタート。

 視聴者の皆さんもきっと興味があるだろう“節約”と“貯蓄”をテーマに描かれる本作では、頑張ればできそう!、これなら今からできるぞ!という貯金方法などが登場。さらに、その悩みが分かる…と共感できる(!?)“あるある”な悩みも描かれる。ドラマを見て純粋に楽しむもよし、楽しみながら“お金の使いかた”を学ぶもよし! 土曜の夜、ゆっくりしながら本作を楽しんではいかがだろうか。

見れば“幸せになるお金の使いかた”が学べる!? 「いろんな世代の方が共感できると思うので、男女問わず見てほしい」――「三千円の使いかた」葵わかなインタビュー

 今回、葵さんが演じるのは、就職を機に実家を出て憧れのおしゃれエリアで1人暮らしをする24歳の御厨美帆。そこそこいい給料をもらっているものの、節約等には無頓着で貯金はほとんどなし。今を存分に謳歌(おうか)していたが、ある出来事をきっかけに人生と向き合うようになる。

見れば“幸せになるお金の使いかた”が学べる!? 「いろんな世代の方が共感できると思うので、男女問わず見てほしい」――「三千円の使いかた」葵わかなインタビュー

――まず、今作のオファーが来た時の率直なお気持ちをお聞かせください。

「最初はすごくうれしいなと思いました。“土ドラ”という枠は面白い作品やちょっと変わった題材の作品が多い印象で、今回も『どんなドラマなんだろう』と思わせるタイトルだったので楽しみでした。原作も読ませていただいたんですけど、お話自体もすごく面白くて。ぜひやらせていただきたいと思いました」

――原作も読まれたということですが、台本を読んだ時の感想もぜひお聞かせください。

「原作もそうなんですけど、脚本もすごくリアルだなと感じました。実際、私と、私が演じる美帆は同い年なんです。最初のころの美帆って、将来のこととかに対してまだ何も考えていないキャラクターで。でも、そこから美帆が成長していく階段の踏み方がすごくリアルだなと思いました。自分が同じ年だということもあると思うんですけど、美帆が人生のこと、将来のことを考え出すきっかけが24歳にあるっていうのも納得できるというか。23歳とは違って、でも25歳だとちょっと遅くて…24歳ぐらいで、なんとなくぼんやり考え始めるみたいなところもすごく共感できて、続きが気になる脚本でした」

見れば“幸せになるお金の使いかた”が学べる!? 「いろんな世代の方が共感できると思うので、男女問わず見てほしい」――「三千円の使いかた」葵わかなインタビュー

――ストーリーを重ねるごとに自分の人生と向き合っていく美帆ですが、あらためてどんなキャラクターだと感じていますか。

「24歳の美帆は会社に勤めていて、1人暮らしをしています。自分自身が一番大切な時期というか、ようやく大学も卒業して、ちょっと収入ももらうことができて。今、一番充実していて事足りているという感じが、すごく分かるというか。自分の周りの同世代の子と話してても、みんな同じようなことを言っているなという感じがして。本当に共感できるところがたくさんある、等身大の24歳の女の子です。すごく明るくて足りない部分もあるけど、あることをきっかけに、将来のことを見つめ直し、自分自身って今後どうなっていくんだろうって思い直していきます。節約だったり、貯金だったり、お金を通して、自分の将来設計をしていくみたいなキャラクターです」

――美帆を演じる上で大切にしていることがあれば教えてください。

「結構(自分自身が)しっかりして見られることが多いので、(美帆は)しっかりして見えないようにしています。演じる上では、逆に気合を入れすぎず、ナチュラルにというか。家族のお話ですし、本当にリアルだなと思う部分が多いので、あんまり作り込みすぎずにそのままでいたいなと。(将来に対してまだ何も考えていないキャラクターだから)言葉にも責任がない方がいいなとも思っているので、能天気な、言葉もちょっとふわふわしている感じというか…そういうところを目指しながらやっています」

――確かに、ドラマの冒頭はふわふわした美帆が描かれていましたが、家族とのシーンになると少し違う美帆の姿が出てくる印象です。

「家のシーンはテンションを上げすぎないというか。結局、家族に一番冷たい子だなと思うんです。(家族との距離が)近いからこそ『あー、分かった分かった』みたいな感じになっちゃう雰囲気が、すごくリアルだなと。自分が実家で過ごしていた時、どういう態度を親に取っていたかを思い出しながらやっています。あんまり機嫌を取ったりはわざわざしない…はいはい、みたいな感じの空気感が出せたら、一番家族っぽいのかなと。親の気持ち、特に母親の気持ちを考えていない子どもみたいな。それが後々、台本の中で家族関係が変わっていく時に鍵になってくるかなと思っています。美帆は何も考えていないけど、すれているわけじゃない。本当に純粋に何も考えていないっていうキャラクター。うがった見方をしたりとか、頑張ることが恥ずかしいと思っているタイプではなくて、どっちかというと、お花畑が咲いているようなキャラクターだと思うので、出会う人によって変わっていくんですよね。もし出会う人が変わっていたら、美帆自身ももっと違う人物になっていたんじゃないかなと思ったので、素直にというか、考え込みすぎずにやっている感じです」

見れば“幸せになるお金の使いかた”が学べる!? 「いろんな世代の方が共感できると思うので、男女問わず見てほしい」――「三千円の使いかた」葵わかなインタビュー

――御厨家のお話も出てきましたが、撮影で楽しみなことがあれば教えてください。

「家族のシーンが本当に楽しいんです。まだそんなに多くは撮っていないので私の印象ですけど、それぞれの皆さんが演じられるキャラクターと(ご本人のキャラクターが)遠くないのかなというふうに感じていて。お芝居している時も合間に話している時も空気感がそこまで変わらないので、それがすごくやりやすいというか。御厨家の皆さんがいらっしゃる時は、家族としてそこにいるみたいな気持ちになれてうれしいし、すごく好きな空間です。仕事のシーンだったり、1人のシーンだったりを撮っていると、『家族のシーン、次いつあるんだったっけな』と思い出したくなるような、そういうすてきな家族になれているなと思っています。今は初回放送に向けてひたすら走っている感じではあるんですけど、物語自体があったかい話なので、ほっこり、朗らかに撮影できています!」

見れば“幸せになるお金の使いかた”が学べる!? 「いろんな世代の方が共感できると思うので、男女問わず見てほしい」――「三千円の使いかた」葵わかなインタビュー

――本作ではさまざまな節約方法が出てくると思いますが、参考になると思った節約術はありましたか。

「まず固定費を削るというのは、現実的にいい案だなと思いました。美帆も『固定費って削れないから固定費なんでしょ』みたいなことを言うんですけど、やりくりが上手なお姉ちゃんから節約術を教わっていくんですよね。難しく考えすぎず、飛び込んでみることも大切なんだなと思いました。1日100円貯金はやってる方も多そうですよね」

見れば“幸せになるお金の使いかた”が学べる!? 「いろんな世代の方が共感できると思うので、男女問わず見てほしい」――「三千円の使いかた」葵わかなインタビュー

 葵さんが演じる美帆は中学生の時に祖母・琴子(中尾ミエ)から「人は三千円の使いかたで人生が決まるよ」と言われたものの、言葉の意味が理解できないまま社会人に。でも、あることをきっかけにその言葉の意味を理解して向き合っていく。そんな美帆の出来事にかけて、葵さんが過去に言われたことで、大人になった今ようやく理解できるようになったアドバイスなどについて聞いた。

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