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金子大地、山本千尋が「鎌倉殿の13人」最終回イベントに登場!「プレッシャーがすごかった」「あんな終わり方を用意してもらえるとは」2022/12/20

金子大地&山本千尋/大河ドラマ「鎌倉殿の13人」グランドフィナーレイベント

 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(NHK総合ほか)の最終回が放送された12月18日、グランドフィナーレイベントがNHK札幌放送局で行われ、2代目鎌倉殿・源頼家役の金子大地、暗殺者・トウ役の山本千尋が出席した。2人は約12倍の倍率で抽選から選ばれた112人と共に、パブリック・ビューイングで最終回を鑑賞。主人公・北条義時を演じた小栗旬らキャスト7人が集まる神奈川・鎌倉会場と、中継でアフタートークを繰り広げた。

 最終回の内容を知らない金子は、放映前に「皆さんと同じ気持ちで楽しみにしています」とコメント。一方、完成映像をすでに見ていた山本は「映画を1本見た後、エンドロールで浸るような感覚に…これ以上は言わないでおきます」と、言葉少なげに語った。

 そして、最終回が放映され、スクリーンに「完」の文字が表示されると、静まり返った場内にはすすり泣きの声が漏れ、徐々に拍手が高まる中、2人が再び登壇。司会のNHKキャスター・堀若菜から感想を求められた金子は「すごい終わり方でしたね…」と言葉にならない様子。そして、「撮影を終え、感情移入していたものが抜けたのですが、(自身が演じた)『頼家』の名前が出るたび、撮影時の気持ちがグワッと出てきて、母上(小池栄子演じる北条政子)とも最悪な終わり方をしたので…いろいろと考えさせられました」と率直な思いを口にした。

 一方、「頼家」の名前が出てくることを知っていたという山本は、「(頼家を演じた金子は)影の主人公といえ、グランドフィナーレにふさわしいと思います。(脚本を担当した)三谷幸喜さんもお子様がいらっしゃいますが、義時には泰時が、政子には頼家がいる。わが子が一番かわいいという思いも感じました」と、ラストシーンの印象をかみ締めた。

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」グランドフィナーレイベント

 その後、小栗はじめ、政子役の小池、北条泰時役・坂口健太郎、実衣役・宮澤エマ、のえ役・菊地凛子、三浦義村役・山本耕史、りく役・宮沢りえが集まる鎌倉会場と中継がつながると、山本は「金子くんのサポートをどうしようかと思っています」と話して一同を驚かせ、「頼家様は終わり方を全く知らなかったので、今ズシンときているところです」と説明。北海道出身の金子は「せっかく地元に帰ってきたのに、全然しゃべれません」と苦笑いしつつ、「このドラマはもちろん義時の物語ですが、その本人が死ぬと同時に終わる、というエンディングはなかなかない。格好よかったです」とメッセージを送ると、両会場で拍手が起きた。

 ここで山本は、三谷から当初「トウは死にます(生き残りません)」と告げられていたことを明かし、「こんなハッピーエンドを用意していただけるとは思っていませんでした。(小池が脚本をラブレターと話したことに続き)私も本当に“ラブレター”だと思っています」と笑顔を見せた。さらに、最後の出演シーンにいた子どもたちが13人だったことも述べ、「“トウちゃんの13人”になっているんです」という言葉に会場がざわつくと、「すみません、勝手に言いました」と笑いを誘った。

山本千尋/大河ドラマ「鎌倉殿の13人」グランドフィナーレイベント

 鎌倉会場のキャストが退場し、中継を終えた後も、札幌会場では2人のトークが続行。主人公・義時の最期を「格好いい」と表したことについて問われた金子は、「あの時代に生き、決断をしなければならなかった人物の生きざまを感じました。どんどんダークになる姿も含めて、やはり格好いい終わり方だったと思います」と真剣な表情を見せた。

 また、「(大泉洋演じる父)頼朝の後に登場するプレッシャーがすごくて、実は上座に座るのが毎回嫌でした」と、撮影前の胸中を告白。「心臓はバクバクしてるけど、意地でも絶対父を超えてやるという心境は、この役者たちに負けないぞという俳優としての気合でもあったと思います」と振り返り、「これだけ反響をいただいたのは初めて。大切な作品になりました」と作品への思いを語った。

金子大地/大河ドラマ「鎌倉殿の13人」グランドフィナーレイベント

 一方、山本は「オリジナルキャラクターだったので変更も多かった」と自身のトウ役について話し、「実は『承久の乱』で殺される設定でしたが、(梶原善が演じた)善児に復讐(ふくしゅう)したシーンの後、三谷さんから『終わり方を変えたい。違った意味での希望にしたい』と言われました」と裏話を披露。さらに、三谷の“暗殺者リスト”に当初は、頼家も、(山谷花純演じた比企能員の娘)せつも入っていなかったそうで、「だから私も殺すつもりはなかった。すべて三谷さんです」と話すと、金子も「どこかでリストに入ったんでしょうね」と返答。加えて、山本は「頼家とせつを討つシーンは一番つらかった。善児はまだ感情があったのですが…」と、撮影時の心境を回想した。

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」グランドフィナーレイベント

 また、トウという役名の由来について、山本が「料理に少し足すとアクセントになり、忘れられない味になる。そういう役者に成長してほしくて、“トウバンジャンから取りました”と三谷さんに言われて感動したのですが、テレビでは少し違う言い方をされていましたね。どちらが本当なのでしょう」と、照れ笑いを浮かべる一幕もあった。

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」グランドフィナーレイベント

 最後に、金子は「地元で最終回を見ることができ、余韻を共有できてよかったです。何とも言えない気持ちにさせられる作品はなかなか出合えないので、無理に言葉にしなくてもいいと思います。とにかく今日、皆さんと最後を見届けられてうれしかった。本当にありがとうございました!」と満面の笑みに。山本も「この作品に携わらせていただいて心から感謝しています。金子さん、大泉洋さんの出身地・北海道に初めて来ることができて幸せでした」と続けると、大きな拍手が沸いた。


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