久保史緒里、當真あみ、北香那、松井玲奈、飯田基祐が「どうする家康」に出演決定2022/12/20
久保史緒里、當真あみ、北香那、松井玲奈、飯田基祐が、NHK総合ほかで2023年1月8日にスタートする大河ドラマ「どうする家康」(日曜午後8:00、初回は15分拡大)に出演することが分かった。
松本潤が主演を務める「どうする家康」。脚本は、映画「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズ、「相棒」シリーズ(テレビ朝日系)、「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズ(ともにフジテレビ系)などで知られる古沢良太氏が担当する。誰もが知る歴史上の有名人である徳川家康の生涯を、新たな視点で描いた波瀾(はらん)万丈のエンターテインメント時代劇だ。
久保が演じるのは、幼くして徳川家康(松本潤)の嫡男・信康(細田佳央太)のもとに嫁いだ織田信長(岡田准一)の娘・五徳。信長やその妹・市(北川景子)に似て気品にあふれ、気が強いが、心根は優しい。徳川家になじみ、幸せに暮らしていたが、信長からある密命を受けたことで、数奇な運命に巻き込まれる人物だ。
久保は「初めての大河への出演が決まり、既に緊張しているのも事実ですが、非常にうれしいです。信長の娘でありながら、徳川家に嫁いだ五徳の心の動きや揺らぎは、誰も知り得ない非常に興味深い部分でした。父親の存在の大きさは計り知れないなと、彼女を見ていると思います。台本では、彼女の気の強さがうかがえる場面もありますが、その中にかならず存在する優しさを逃さずに伝えられるよう、精いっぱい努めさせていただきます」と意気込み十分。
初出演となる大河ドラマの撮影については、「何もかもが初めてなので、すべてが新鮮に楽しみです。特に、大河ならではの緊張感を存分に浴びたいと思っています。何よりも、家族ができることがうれしいです。戦国時代、団らんとした時間は決して長いわけではありませんが、だからこそ、家族と過ごす時間の温かみがより熱を帯びている気がします。そんな貴重な温かい時間を大切に、楽しみたいです」と話している。
そして、當真は、家康と瀬名(有村架純)の間に生まれた、徳川家の長女・亀姫、北は、侍女として松平家に入った、今川家臣・鵜殿家の血筋の娘・お葉役を務める。亀姫は、母に似て愛らしく天真らんまんで、家康からの溺愛はもちろんのこと、周囲から愛されて育つ。山深く奥三河にある長篠城城主・奥平信昌との政略結婚を持ちかけられる。家康初めての側室・お葉は、気立てがよく、家康のそば仕えをする女性を探していた瀬名と於大(松嶋菜々子)に見初められる。西郡の局として知られている。
當真は「こんなにも早く大河ドラマに出演することができて、とてもうれしいです。天真らんまんという言葉の通り、明るく無邪気な亀姫を目指して頑張ります」と抱負を述べ、「古沢さんの作品への出演は初めてです。古沢さんの作品だと、『コンフィデンスマンJP』シリーズをよく見ていました。出演者の方々の息のぴったり合った掛け合いや、自分も気付かないうちにすっかりだまされていたりするところが面白くて好きです。豪華なキャストの皆さんとの掛け合いに自分も参加できることが、今から楽しみでワクワクしています」と心を躍らせ、「亀姫はよく母と共に行動しているため、有村架純さんとのシーンが一番多いので、すごく楽しみです。着物での所作も含め、お芝居も近くで見せていただき、しっかり勉強していきたいです」と意欲を燃やしている。
北は「脚本を読んだ当初、お葉はクールで真面目な女の子というイメージが強くありました。ですが、監督とお話するにつれて、ありがたいことに私の中で大幅にお葉のイメージが拡大され、ただ真面目でクールなだけでなく、一つ一つの動作がロボットのように特徴的で、つかみづらいけれど、実はいろいろなことを考えながら生きている深みのある役だと今は感じています。初めて演じるタイプの役柄で、やりがいのある役をいただけてとてもうれしいです」と役柄への解釈を明かす。
そして、「『どうする家康』はお話が面白いのはもちろんですが、現代的に分かりやすい表現が使われていることもあり、どの年代の層にも内容が入ってきやすいのではないかなと思います。それぞれのキャラクターが印象的なので、各キャラクターにファンが付きそうだなぁなんて思いながら、楽しく読ませていただきました。出演できることをとてもありがたく、うれしく思います」と作品の魅力を語っている。
また、松井は、武田信玄との激戦で疲れた家康の心の隙間に入り込む神秘的な女性・お万役、飯田は、家康の父で、岡崎城主・松平広忠役を担う。お万は、池鯉鮒神社神主の娘で、戦災を逃れ、瀬名仕えの侍女となり、やがて浜松城で暮らす家康のそばに仕えることになる役どころ。広忠は、勇猛果敢な武将だが、三河へ侵攻する織田氏からの攻勢に苦しむ。信長に嫡男・竹千代(後の家康)を人質として奪われ、降伏して三河を明け渡すか、わが子を見殺しにするか、苦渋の決断を迫られていく。
松井は「お万は、戦いで疲れた家康を癒やす、柔らかい役だと感じていますが、奥には強い信念を持ち、前を向き踏み出そうとする女性に感じました。彼女の語る展望は、今の世の中にも通じるものであり、私は深く共感しました。臆することなく、言葉一つ一つに思いを込めて演じたいと思います」と役柄を分析し、撮影に臨む。
さらに、「脚本がテンポよく、コミカルで、読んでいて思わず笑ってしまう場面がたくさんありました。実際にお芝居をした時、これがもっと膨らんでどんな場面になっていくのか、今から楽しみです」と期待している。
飯田は「若干10歳で当主となった広忠は、大叔父に岡崎城を奪われ三河から追放されましたが、領民と今川家の協力を得て、なんとか当主に返り咲きました。そんな過去もあってか、正義感が強く、恩義に報いるため、人質に取られた息子の竹千代の命を諦めて、織田と戦う道を選ぶ。…と、言ってしまえば簡単ですが、裏切りが横行するこの戦国時代において、最も信頼できる存在であり、心のよりどころであった息子・竹千代の命を犠牲にする決断を下すのは、相当な苦しみだったのではないでしょうか。領民を守るため、当主としての責任を果たすため、かなり孤独だったと思います。竹千代が誕生し、家臣たちに披露する場面は、みんな、本当に幸せそうで、もし今が戦国時代でなかったら、隣国が織田でなかったら、と想像してしまいました。愛する家族、家臣や領民たちと共に、のどかな環境の中、幸せに暮らせたのに…」と、つらい選択をするしかなかった広忠の心中を思いやる。
加えて、「戦国時代というと、血気盛んで死をも恐れない猛者が描かれることが多い中、心優しく、全く時代にそぐわない家康が描かれているのが面白い! 死ぬのが怖くて必死にもがいている姿を見ていると、妙に親近感が湧き、応援したくなります」と脚本を読んだ感想を明かしている。
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