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BLドラマ「飴色パラドックス」、山中柔太朗が木村慧人のアドリブにキュン!?2022/12/14

　FANTASTICS from EXILE TRIBE・木村慧人さんとM!LKの山中柔太朗さんがダブル主演を務めるBLドラマレーベル・トゥンクの企画第5弾「飴色パラドックス」（MBSほか）が12月15日よりスタートします。本作は、累計130万部を突破した夏目イサクさんによる人気BL漫画を実写ドラマ化したもので、週刊「DASH!」編集部の張り込み班の記者・尾上聡とカメラ担当・蕪木元治の2人が、事件を追うごとに衝突しながらもひかれ合う、正反対の“ケンカップル”が織り成す胸キュンラブストーリーです。

　物語の主人公・尾上聡を演じるのは、FANTASTICS from EXILE TRIBEのダンサーで、映画「HiGH＆LOW THE WORST X」（2022年）、ドラマ「もしも、イケメンだけの高校があったら」（テレビ朝日系）、テレビ朝日系バラエティー「あざとくて何が悪いの？」あざと連ドラ第6弾、「恋と弾丸」（MBSほか）など、近年多くの作品に出演し注目を浴び、俳優としての幅を広げている木村慧人さん。

　そして、蕪木元治を演じるのはドラマ「高嶺の花」（日本テレビ系）で突然現れた美少年として注目され、以降も舞台「暁のヨナ～烽火の祈り編～」（19年）、ドラマ「FAKE MOTION-卓球の王将-」（日本テレビほか）、「恋と弾丸」（MBSほか）などに出演し俳優としての魅力を輝かせ、アーティストとしても活躍するM!LKの山中柔太朗さんです。

　尾上と蕪木コンビに関わるキャストとして、樫尾篤紀さんをはじめ、宮澤佐江さん、猪塚健太さん、吉田凜音さん、市川知宏さん、小柳友さん、大浦龍宇一さんら実力派が物語を彩ります。

　TVガイドwebでは、正義感が強く真っすぐに仕事と向き合う素直な尾上を演じる木村さんと、スクープのためなら手段を選ばない人たらしで、クールに見えがちだが相手を思いやる優しい一面もある蕪木に扮（ふん）する山中さんにインタビュー。ドラマの見どころはもちろん、撮影中の印象的なエピソードやお互いの演技、そして出演することに対しての、それぞれのメンバーからの反応などについてお伺いしました。

――まずは、本作に出演することが決まった時の心境と、お互い相手を知った時の気持ちを教えてください。

木村　「人気のある作品に僕たち2人を選んでいただき、うれしい半面、やっぱりプレッシャーはありました。原作ファンがいるからこそ、恥じないようなお芝居をしないといけないなと思いましたし、期待に添えるように頑張ろうと決意しました。柔太朗とは、最初緊張しちゃって敬語で話していたんですけど、撮影を重ねるごとに自然と敬語もなくなって、いろんなお話ができるぐらい仲が深まりました。本当に相手が柔太朗で良かったなと思います」

山中　「僕もお話をいただいた時は本当にうれしくて、驚きました。しかも、初めて主演を務めさせていただくということにも緊張しておりました。それと同時に、どうやって役に入り込んでいこうかと試行錯誤していたなと思います。相手が慧人くんだと知った時は、『恋と弾丸』で一瞬だけしかお会いしていないので、あらためてちゃんとお芝居できることがとても楽しみでした。すべての撮影が終わって振り返ると、本当に慧人くんで良かったなとすごく感じています」

――お二人はそれぞれ演じるキャラクターをどのように捉えていらっしゃいますか？　また演じる上で大切にしていたことはありますか？

木村　「尾上はいい意味で人に影響を与え、誰からも愛されるキャラクターだなと。そういう部分を意識しながら、ちゃんと蕪木にはしっかり自分の思いを伝えたり、時にはかわいらしい部分を見せていくことを大切にしていました。また、監督が普通に日常会話するような感じでお芝居をしてほしいとおっしゃっていたので、自分が本当に尾上だったらということを考えながら、リアル感を出していけるように頑張りました。僕と尾上には結構共通点があって、真面目なところとか、物事に対して一生懸命なところとか、どこか不器用なところとか。そういう意味でもとても演じやすかったなと思います」

山中　「蕪木は基本、世の中に対して冷めている人なので、そういう部分を踏まえて、人の心を動かす力を持つ尾上の動きやしぐさを見た蕪木の感情が、どう動くのかということを大切にしていましたし、そういうのを楽しんでいた自分もいました。なので、僕側から意識して何かをするというよりかは、尾上の動きをしっかり見てお芝居をしていました」

――木村さんは週刊誌の記者役、山中さんはカメラマン役を演じてみていかがでしたか？

木村　「僕は週刊誌の記者なので、カメレオンみたいにいろんな場に溶け込んで、相手の素を引き出せるような話し方や動きを意識して演じるのが大変でした。例えば、脱税絡みの事件で潜入捜査をする時に税金関連のことを詳しくないといけなかったり、芸能の熱愛報道の時にターゲットの話を聞いて感情移入したりといろんな人になりきる中で、尾上との演じ分けみたいなのは難しかったです」

山中　「僕は普段あまりカメラを触ることがないんですけど、すごく楽しかったです。撮影の合間にスタッフさんや慧人くんを撮ったりして、いつかSNSとかで上げられたらなと思っています（笑）」

――お互いの演技はいかがでしたか？

山中　「本当にハマり役だなと思いました。慧人くんも言っていましたが、結構尾上っぽいところもあるなと。仕事に対して真っすぐなところとか、正義感が強いところ。時にちょっと天然なところも…（笑）。そういう部分が似ているなと思いますし、何より慧人くんはかわいい（笑）。格好いい部分もあり、かわいい部分もある慧人くんにピッタリな役だと僕は完全に思っています」

木村　「うれしい！　柔太朗も本当にハマり役でしたね。僕は相手が柔太朗と決まった時から、もうハマっているなと思っていました（笑）」

山中　「うれしい！　けど、その時から!?（笑）」

木村　「（笑）」

――現場の雰囲気もお伺いできればと思います。撮影での印象的なエピソードがあれば教えてください。

山中　「あるシーンで、慧人くんがアドリブを入れ込んできた時にすごくキュンとしたことですね。最初の撮影に比べて、ほぼ相談をしなくても撮影ができるぐらいになった時、長回しで1シーンを撮っている最中に、セリフではなくしぐさのアドリブを慧人くんが入れてきたんです。その時は、普通に素でびっくりしてキュンとしちゃいましたね（笑）。そのシーンはぜひ見てほしいところです！　そういったところも含めて楽しい撮影でした」

木村　「そのアドリブは思わず出てしまったというのもありますが、このシーンの前にこれをやったらどうかなとか、これをやったらいい方向に進みそうだなとかいろいろと考えてはいたので、お芝居の中で湧き出てきた感情と共に動いたのかなと。台本通りに見えてしまうかもしれないですけれど、2人のリアルな反応が出ていると思います」

山中　「カメラマンさんも『感動した』って言ってくださっていたので、そのシーンが流れていたらいいなと（笑）」

木村　「流してほしいね（笑）。所々にキュンキュンするシーンが多いので、見ていて飽きない作品になっていると思います」

山中　「あと、慧人くんとは年齢が近いってこともあって、『こうしてみない？』『こうしたらどうかな？』とか言いながらいろいろと相談して進めることができましたし、スタッフさんも含めてたくさん話し合ったキスシーンは、気持ちの作り方やいろんな角度からの撮影など、スムーズに進められたのはよかったなと。そこは結構、僕らの強みでした」

木村　「それは間違いないね！　やっぱり思ったことをその場でちゃんと言い合える2人だったからこそ、すてきなシーンをたくさん撮ることができたのかなと。僕は尾上がヨーグルトを食べていて、結構口の周りについてしまった時に、蕪木がそれを取ってくれるというシーンがあるんですけど、それは注目ポイントかなと。これは僕自身もキュンとしましたし、見てくださる方もキュンとするんじゃないかなと。なんなら、モニター越しで見ている監督もキュンってなっていたと思います」

――お二人は本作でドラマ初主演ということですが、座長として心掛けていたことはありますか？

山中　「僕以外の方は本当に演技経験が豊富な方ばかりだったので、すごく刺激になりましたし、座長なのに引っ張られている感じがありました。なので、そこに負けないように雰囲気作りをしたり、いろんな方とコミュニケーションを取るようにしたり、慧人くんと2人だけの世界にならないようには意識してやっていました」

木村　「そうですね。僕ら演者だけでなく、スタッフさんともちゃんとコミュニケーションを取るように意識をしていました。僕は人見知りなので最初は緊張していましたが、徐々にスタッフさんともお話しをしていく中で、キャスト一人一人が輝くことができるのはスタッフさんのおかげでもあるんだなとあらためて感じました。なので、スタッフさんへの感謝を忘れず、明るい現場作りをするように心掛けましたし、すごく勉強になりました。そういう意味でも、柔太朗が居てくれて本当に心強かったです」

山中　「お互い初主演ということで、新鮮な気持ちで撮影に臨んだからこそ、ある意味、良かったかもしれないね」

木村　「確かに～」

――主演が決まって、木村さんはFANTASTICS from EXILE TRIBEのメンバーから、山中さんはM!LKのメンバーから何か声をかけてもらったなどありますか？

木村　「メンバーからは撮影前に、『頑張って！』とかはありました！　撮影をちょうどツアーのリハーサルと並行してやっていたので、撮影後にリハーサルに行くと、みんなに励ましてもらったりしてうれしかったです。『美しい彼』（同局）に出演していた八木（勇征）さんからは、『セリフ大変だと思うけど、頑張ってね』みたいなことは言っていただきました」

山中　「僕は特にメンバーにドラマのことを詳しく言っていたわけではないんですけど、撮影で夜のミーティングとかYouTube撮影に行けない日とかもあって、メンバーは『頑張って！』と応援してくださいました。あと、佐野（勇斗）さんに台本の覚えるタイミングとかをいろいろ聞いたりしました」

――とてもすてきなメンバーですね！　初めてのことが多い現場だったと思いますが、撮影を経て新たに発見したことや成長できたことがあれば教えてください。

木村　「お芝居の面で学ぶことがたくさんありましたし、よりスタッフさんへの感謝の気持ちを持つことができるようになりました。また、いろんなことを考えながらお芝居ができるようになったのは良かったなと思います」

山中　「今回、僕は撮影と並行して、ツアーをするというのが初めてだったんですけど、忙しいことがこんなにありがたいことなんだとあらためて思って、すごく僕にとっていい経験でした」

――貴重なお話をありがとうございました！　最後にドラマの見どころも含めて、初回を楽しみにしている方へメッセージをお願いします。

木村　「本作は明るく分かりやすい内容で、初めてBL作品を見る方もスッと入り込めるような物語になっていますし、さまざまな事件に立ち向かっていく別軸で僕らの恋愛があったり、人間関係だったりといろんなストーリーがあって楽しんでいただけるんじゃないかなと思います。この作品の世界観にぜひ引き込まれていただけたらうれしいです」

山中　「“ケンカップル”って新しいネーミングだと思うんですけど、本当に尾上と蕪木はずっとけんかをしていて、蕪木が言いたいこともすごく分かるし、尾上の気持ちもすごく分かるような感情移入しやすい作品になっていると思います。また、記者の張り込みの裏側ってこんな感じなんだって知ることができて、本当にハラハラドキドキの展開もありますので、ぜひ楽しんでいただきたいです。僕もOAがとても楽しみです！」

――ありがとうございました！

　最後に、木村さんと山中さんにお互いを撮り合いっこしていただいたお写真をご紹介。終始、楽しそうなお二人でした！

取材・文／村谷美和（TBS・MBS担当）　撮影／蓮尾美智子
【木村】ヘア＆メーク／中山伸二／CONTINUE　スタイリスト／中瀬拓外
【山中】ヘア＆メーク／中島愛貴　スタイリスト／カワセ136

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