警視庁アウトサイダー2023/02/24

記者会見情報

テレビ朝日系の連続ドラマ「警視庁アウトサイダー」の試写会＆囲み取材が開催され、主演の西島秀俊と共演の濱田岳、上白石萌歌が登壇した。自身の役どころについて、西島は「元マル暴の刑事という設定で、外見はワイルドですが、性根は優しく温かい刑事として演じていきたい」とコメント。濱田は「僕自身のキャリアの中でもやったことのない、ある意味チャレンジングな役です」、上白石は「普段は言いたいことをズバズバ言えないタイプなので、この役を演じていると気持ちがいいです」と、それぞれの役柄を紹介。西島は「あらゆる世代の人たちが一緒に見られるドラマを作りたいと思い、現場で日々頑張っています。このドラマを見て笑ったり、事件に関わる人たちの心に少し思いを寄せて感動したりしていただけたら、こんな幸せなことはありません！」と力強く宣言し、会見を締めくくった。

キャラクターがどんどん膨らんで、思ってもみなかったような役に（西島秀俊／架川英児）

僕が演じる架川は、元マル暴の刑事で、外見はワイルドですが、性根は優しく温かい刑事として演じていきたいです。脚本の髙橋泉さんがかなり面白いキャラクターに描いてくださった上に、木村ひさし監督がどんどん役を膨らませてくださるので、思ってもみなかったような役になりました。予告はハードに撮っていたので、本編をご覧になった方が「全然違うじゃないか！」と思われるんじゃないか…と、ちょっと心配です（笑）。初共演の上白石さんはとても真っすぐに演じ、役に真摯に向かわれる方というイメージでした。今回はコメディエンヌというか、面白いシーンが多い役なので、どう来るんだろうと思っていたら、本当に剛速球が飛んでくるので、珍しく（濱田）岳くんも笑っています。見どころとしては、まず謎解きが面白いです。二転三転して予測のつかない展開をしますし、その奥に必ず人間模様があるので、楽しみながら最後にジーンとするお話になっています。あらゆる世代の人が一緒に見られるドラマを作りたいと思い、日々頑張っています。このドラマを見て笑ったり、事件に関わる人たちの心に少し思いを寄せて感動していただけたら、こんな幸せなことはありません！

ふざけたいところをグッとこらえています（濱田岳／蓮見光輔）

僕が演じる光輔はクールでエース、そして秘密を抱えている…と、語れば語るほど難役なのですが、一生懸命頑張っていきたいです。そして、僕自身のキャリアの中でもやったことのない、ある意味チャレンジングな役です。彼は自身の秘密や任務遂行のために、そして何より早く事件解決に進んでいきたいのに、西島さん、上白石さんのお二人がふざけるものですから、光輔的にも役柄にチャレンジ中の僕にとっても、正直やりづらいなと思っています（笑）。僕だってそういうノリが好きなので、本当は参加したいんですよ！　一緒に笑ったりふざけたりしたいのですが、キャラクターを守るためにグッとこらえるのが大変です。この作品は、ティザー、本編の順に見ていただくと、まず「そういうアウトサイダーか！」と感じると思います。その後、話が進むにつれてキャラクターたちの表情の豊かさに「あ、そっちのアウトサイダーね」となり、第1話を見終わると「ほぅ…そういうアウトサイダーか！」と変化していく、まさに“アウトサイダーのフルコース”のような作品です。第2話以降もどんどん話が進んでいきますので、いろんなアウトサイダーを楽しんでいただけたらと思います。

2人がどっしりと構えてくださるので、安心してボケられます（上白石萌歌／水木直央）

初めての刑事役です。直央は最初はやる気がないのですが、お二人の背中を見ながらどんどんやる気を出して、自分の正義を貫いていく役です。あと、私、普段は言いたいことをズバズバ言えないタイプなので、この役を演じていると気持ちがいいです。また、“元演劇部”ということをすごく誇りに思っている設定なので、いろいろなところで演じたり、急に芝居がかったりすることも多く、そういうところも含めて楽しんでお芝居しています。こんなにもギャグが多い役は初めてですが、どんな時もお二人がどっしりと構えてくださるので、安心してボケられるというか、何をやっても優しく受けてくださるので、すごく楽しくお芝居をさせていただいています。以前、西島さんが「現場での楽しさが視聴者の皆さんにも伝わるから、楽しくやっていこうね」とおっしゃっていて、本当にその通りだなと思っています。日々現場で生まれる笑いから、グッとくる瞬間、そして緊張感までがダイレクトに伝わる作品になっていると思います。皆さんも一緒にいろいろな気持ちを味わっていただきたいなと思います。