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市川右團次、古川琴音、中村勘九郎が「どうする家康」に出演決定2022/12/01

市川右團次、古川琴音、中村勘九郎が「どうする家康」に出演決定

 市川右團次、古川琴音、中村勘九郎が、NHK総合ほかで2023年1月8日にスタートする大河ドラマ「どうする家康」(日曜午後8:00、初回は15分拡大)に出演することが分かった。

市川右團次、古川琴音、中村勘九郎が「どうする家康」に出演決定

 松本潤が主演を務める「どうする家康」。脚本は、映画「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズ、「相棒」シリーズ(テレビ朝日系)、「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズ(ともにフジテレビ系)などで知られる古沢良太氏が担当する。誰もが知る歴史上の有名人である徳川家康の生涯を、新たな視点で描いた波瀾(はらん)万丈のエンターテインメント時代劇だ。

 右團次が演じるのは、民衆の心をつかむ一向宗徒のカリスマ・空誓上人。家康が三河統一に苦心する中、人々の心をわしづかみにする本證寺の住職だ。民が苦しむのは武士のせいだと説き、寺の中に巨大な町をつくり、商人を呼び寄せ、集まる民衆たちを救済する。対立を深めた家康は本證寺に攻め込み、一向一揆の引き金を引いてしまう。

 「まずは今回が初めての大河ドラマへの出演、お話をいただき大変うれしく光栄でした」と大河ドラマ初出演の喜びを伝える右團次は、「私が務めさせていただきます空誓のお役は、僧侶でありながらも、まず1人の人間として常に民衆と共に生きている人物であると理解し、そこに魅力を感じました。事前に資料をいただけたことや、丁寧なリハーサル、監督との細かいディスカッションを設けていただけたことにも感謝いたしております。おかげで心地よく務めることができました。実際にどのような映像になっているか、今からとても楽しみです」とオンエアを心待ちにする。

 加えて、「私が演じていたシーンである1563年頃から、その40年後の1603年に江戸幕府が開府され歌舞伎の歴史が始まったと言われております。歌舞伎は元来民衆の中から沸々と湧いてきている文化なので、寺内町で民衆と踊るシーンを演じて、まるで歌舞伎の発祥期にいるような不思議な体験ができたのも忘れられません」と振り返っている。

 また、古川は、乱世を見つめたミステリアスな歩き巫女・千代役を務める。本證寺の境内で神秘的に舞う巫女として振る舞い、家康と空誓が出会うきっかけをつくる。全国津々浦々を歩いてめぐり、各地の情報を握り、重要人物と通じているが、素性も狙いも、敵か味方かも分からない。家康とは不思議な縁で、長く関係を結ぶキャラクターだ。

 古川は演じる巫女について「役柄説明の通り、多くの謎に包まれたミステリアスな女性です。演じてみると、常に俯瞰(ふかん)して状況を判断し、自分の振る舞い方を変えたりと、したたかで賢い女性だと思い、それに徹している分、千代本人の意思はベールにおおわれていて、どこかつかみどころのない、人間離れした印象があります。手応えを感じる余裕はないですが(笑)、魅力な人物を演じさせていただいているので、今はとにかく頑張りながら楽しんでいます」と役柄を分析しながら、撮影に励んでいる。

 大河ドラマには初出演で「おそれ多くて、大河に出れるなんて夢のまた夢だと思っていました」と謙遜するが、「何百年もの間、繰り返し語り継がれる偉人たちには、名前だけでも相当な念がこもっているように思います。実際に本を読んでみても、やっぱり人としてのスケールが桁違いで圧倒されました。その中でも、私が演じる千代は、伝承のみの実在不明の人物で、ほとんどオリジナルキャラクターですので、自由に、そして力強く演じようと思います」と意欲を燃やす。

 なお、古沢作品の中では「鈴木先生」(テレビ東京系)が一番好きだそうで、「中学生の時にリアルタイムで見ていたのですが、先生と生徒たちがそれまでの学園ものにはない、複雑なキャラクターだったのが強烈な印象として残っています」と語り、「兄が、戦国時代を舞台にしたゲームをよくしていたので、戦国時代の武将には勝手な愛着があるのですが、古沢さんによってその武将たちがどのようなキャラクターになっているのか楽しみです。それから、松本潤さんとの共演も楽しみです。まだ現段階の撮影では、家康を探っているところなので、今後家康との間にどんな『不思議な縁』があるんだろうとワクワクしています」と声を弾ませる。

 そして勘九郎は、困った時に現れる京の豪商・茶屋清延/四郎次郎役を担う。ちっぽけな三河の田舎大名・徳川家康に財を預け、出世を見込んで大博打を打った商魂たくましい陽気な男だ。数々のピンチを救い、家康のサクセストーリーとともに国づくりを支え、日本一への豪商へとのし上がる。

 勘九郎は「徳川家康の御用商人として取り立てられた茶屋四郎次郎、家康の数々のピンチを救った男ですが、公私ともに仲がいい“松本”家康殿のため、身を粉にしてお仕えしたいと思います。『茶屋四郎次郎にお任せあれ!!』」と気合十分。

 「新選組!」(04年)の藤堂平助役、「いだてん〜東京オリムピック噺(ばなし)〜」(19年)の主人公・金栗四三役に続く3度目の大河ドラマへの出演となるが、「1年をかけて1人の人物を演じるということはなかなかないので、思い入れも強くなってきますし、勘九郎なのか、その人物なのか分からなくなったり、錯覚してくる時もしばしばあります。そういう経験ができるというのは、大河ドラマでしかないので貴重な現場です」とその魅力を述べている。

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