堀江翔太「謙虚と感謝を忘れず、天狗にならない」――「ジャパンラグビーリーグワン2022-23」2022/11/30

　2シーズン目を迎える日本ラグビーの最高峰「ジャパンラグビーリーグワン」が開幕する。昨季は埼玉ワイルドナイツが初代王者に輝き、途中出場で流れを変えるインパクトプレーヤーとして存在感を示した堀江翔太選手がMVPを受賞した。

　「“まさか自分が？”という感じでした。この年齢（36歳）ですからね（笑）。昨季は、リザーブでの出場が多かったのですが、非常にやりやすさを感じました。前半の自分のチームの状態を見て、相手チームをベンチで分析したうえで試合に入れるので、自分のやるべきことを表現しやすかったですね」

　今季は連覇が懸かるシーズンになるが、堀江選手におごりはない。

　「一戦一戦、目の前の試合に勝って、勝利を積み重ねていきたいです。その先に連覇が見えてくると思うので。チームに対しては、謙虚と感謝を忘れずにラグビーをすること、天狗にならないことを態度で示したい」

　2023年のラグビーW杯に向けても大事なシーズンとなる今季。堀江選手はさらなる進化を目指して、新しい試みにトライした。

　「自分の体をもっと知るために、24時間歩くというトレーニングを佐藤義人トレーナーと一緒にやりました。悪い歩き方をして痛みが出ると、そこは何年後かにけがをしたりする場所なので、そういうところが分かったり、自分なりに整理できました。W杯は37歳の年になりますが、前回のW杯よりも成長した姿を見せたいと思っています」